プロボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(39)がファウンダーを務めるイベント「SAIKOULUSH」について、亀田氏とともにイベントを運営してきた株式会社LUSHが22日、「弊社はボクシング興行の運営主体に資さないと考え、ボクシング興行の運営事業から退くことを決定いたしました。それに伴い、亀田プロモーションとの共同プロジェクトである『SAIKOULUSH』につきましても終了させていただき、提携関係を解消する事をご報告申し上げます」との声明を発表した。

 6月6日に愛知県国際展示場で予定されているダブル世界戦興行「SAIKOULUSH 8」の開催については、「楽しみにしてくださっているファンの皆様と出場選手のために、亀田興毅氏を中心に開催に向けて尽力されております」とし、「弊社といたしましては、運営からは退くものの、本大会が実現できるよう、亀田氏の活動に対して最大限の協力を惜しまない所存です」と説明した。

 同興行のメインイベントでは、IBF世界フライ級王者・矢吹正道(33)=緑=が同級3位レネ・カリスト(31)=メキシコ=との2度目の防衛戦に臨む。またIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチでは、王者ウィリバルド・ガルシア(36)=メキシコ=が同級3位アンドリュー・モロニー(35)=オーストラリア=の挑戦を受ける。ほか、元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(31)=メキシコ=と元世界3階級制覇王者ジョンリエル・カシメロ(37)=フィリピン=との注目の“悪童”対決、「パッキャオ2世」として注目されるケネス・ラバー(24)=フィリピン=のIBF世界バンタム級挑戦者決定戦なども予定されている。

 「SAIKOULUSH」は17日に、キルギスで23、24日に開催予定だった興行の中止を発表。24日の興行では、WBA世界フェザー級5位・亀田京之介(27)=MR=とWBA世界スーパーフライ級6位・佐野遥渉(23)=LUSH=が、それぞれWBA暫定王座戦(日本未公認)に出場予定だった。主催者側は「昨今の急激な経済情勢の変化や、現地における興行・設営コストの想定以上の高騰により、当初の事業計画を維持することが極めて困難な状況となりました」と説明していた。

 また18日には、6月6日の「SAIKOULUSH 8」について「間違いなく開催しますと言い切れない現状です。残された時間の中で迅速に協議を進め、愛知大会の開催可否を含めた今後の方針につきまして、改めて皆様に発表させていただきます」と報告していた。

 株式会社LUSHの声明全文は以下の通り。

 「今後の「SAIKOULUSH」に関するご報告

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 この度のSAIKOULUSHキルギス大会の中止、ならびに6月6日に予定しております愛知大会に関する一連の発表により、ボクシングファンの皆様、スポンサーの皆様、関係者の皆様、そして人生を懸けてリングに上がる準備をしていた選手の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます。

 本件に対する責任は極めて重いと痛感しております。この状況下におきまして、弊社はボクシング興行の運営主体に資さないと考え、ボクシング興行の運営事業から退くことを決定いたしました。

 それに伴い、亀田プロモーションとの共同プロジェクトである「SAIKOULUSH」につきましても終了させていただき、提携関係を解消する事をご報告申し上げます。

【6月6日 愛知大会について】

 現在、6月6日の愛知大会につきましては、楽しみにしてくださっているファンの皆様と出場選手のために、亀田興毅氏を中心に開催に向けて尽力されております。弊社といたしましては、運営からは退くものの、本大会が実現できるよう、亀田氏の活動に対して最大限の協力を惜しまない所存です。

 エンターテインメントやグルメとボクシングの融合を目指し、新たなファン層に魅力を届けるべくスタートした挑戦でしたが、このような結果となり、応援してくださった全ての方々の期待を裏切る形となりましたこと、痛恨の極みでございます。

 これまでに頂戴いたしました皆様からの多大なるご支援に深く感謝申し上げますとともに、多大なるご迷惑をおかけしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。

株式会社LUSH 代表取締役

原田 萌子」

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