プロボクシング元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(39)が手がける興行「SAIKOULUSH 8」(6月6日、愛知県国際展示場)に出場を予定している元世界3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(37)=フィリピン=が日本時間20日までに自身のSNSで「今、あなた(興毅氏)が直面している困難な状況にかかわらず、私はあなたのファイターとして、あなたを支え続けることを知ってほしい」などと“エール”を送った。

 興毅氏がファウンダーを務める「SAIKOULUSH」は今月17日、キルギスで23、24日に開催予定だった興行の中止を発表。

さらに、6月6日の興行についても「間違いなく開催しますと言い切れない現状です。残された時間の中で迅速に協議を進め、愛知大会の開催可否を含めた今後の方針につきまして、改めて皆様に発表させていただきます」と報告していた。

 6月の興行では、メインイベントで、IBF世界フライ級王者・矢吹正道(33)=緑=が同級3位レネ・カリスト(31)=メキシコ=との2度目の防衛戦に臨むほか、カシメロはルイス・ネリ(31)=メキシコ=と契約体重124ポンド(約56・2キロ)のノンタイトル10回戦での“悪童”対決などが予定されている。

 カシメロは19日、自身のXに英文のメッセージなどを掲載。「今後の計画がどうなろうと、私はこれからもあなたのそばに寄り添い続けます。あなたのようなプロモーターに出会えたことに、心から感謝しています。周囲から否定的な声が上がることもあるかもしれませんが、私はあなたとあなたのビジョンを信じ続けています」と綴り、「常にチャンスを与えてくれて、このスポーツと選手たちのために戦い続けてくれて、ありがとうございます」と重ねて感謝のコメントを並べた。そして「この困難な時期も、どうか強くいてください。何があっても、私はあなたとチームを応援し続けます」と結んだ。

 実際にカシメロは順調に調整を続けているようで、SNSに上げた記事では契約体重まであと3・6ポンド(57・9キロ)と示す体重計が映し出されている。

 中止になった24日のキルギス興行では、WBA世界フェザー級5位・亀田京之介(27)=MR=とWBA世界スーパーフライ級6位・佐野遥渉(23)=LUSH=が、それぞれWBA暫定王座戦(日本未公認)に出場予定だった。主催者側は「昨今の急激な経済情勢の変化や、現地における興行・設営コストの想定以上の高騰により、当初の事業計画を維持することが極めて困難な状況となりました」と説明。

6月6日の興行に関しては「キルギス大会が中止となった現状を受け、今後の興行をSAIKOULUSHとして安全かつ確実に開催できる状態にあるのか、現在LUSH側と急ぎ協議を行っております。

 楽しみにしてくださっているファンの方々や日々研鑽を重ねる選手たちに対し、今この場で『間違いなく開催します』と言い切れない現状が、ファウンダーとして非常に心苦しいです。現状は決して楽観視できる状況ではございませんが、残された時間の中で迅速に協議を進め、愛知大会の開催可否を含めた今後の方針につきまして、改めて皆様に発表させていただきます」などと発表していた。

 これに対し、国内のプロボクシングを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長(65)は18日に報道陣の取材に応じ、仮に興行が中止となった場合はプロモーターである亀田氏がライセンス資格停止などの処分の対象となる見解を示している。

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