◆JERAセ・リーグ 広島―DeNA(20日・マツダスタジアム)

 DeNA・勝又温史外野手(25)が3回に先制打を放ち、“代役4番”としての役割を果たした。

 この日は宮崎敏郎内野手(37)が「4番・三塁」で2試合ぶりに先発出場していたが、初回2死二塁の第1打席で初球をスイングした際に自打球が左すね付近を直撃。

トレーナーらに肩を担がれた状態でベンチ裏に下がったが、復帰することはできなかった。この場面で代打に送られたのが勝又。急きょの出場となったが、2球目(カウント上は3球目)のスライダーに食らいつき、左腕・森のグラブをはじく内野安打。先取点にはつながらなかったが、緊急事態に動じない強さを見せた。

 0―0の3回2死二、三塁で迎えた第2打席では1ボールからの2球目、再びスライダーを捉え、しぶとく二塁の右を抜ける2点タイムリー。出場2試合連続のマルチ安打となる一打で4連敗中のチームに先制点をもたらした。

 今季は試合前の時点で26試合に出場し、打率3割6分7厘、12打点と好調だ。日大鶴ケ丘(東京)から18年ドラフト4位で投手として入団も、21年オフに育成契約を結び直して野手に転向した苦労人。23年に“支配下復帰”を果たし、25年にようやくプロ初ヒットを放った。高校通算30本塁打を誇り、当時から注目されていた打撃センスが研ぎ澄まされてきた。

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