【ダラス(米テキサス州)21日=ペン・岩原正幸、カメラ・山崎賢人】FIFAランク1位のアルゼンチンは22日、ダラス競技場でJ組第2戦、同24位のオーストリアと対戦する。この日は会場で前日会見が行われ、リオネル・スカロニ監督(48)、MFエンソ・フェルナンデス(25)=チェルシー=が出席し、試合への抱負を語った。

 初戦のアルジェリア戦(16日)はメッシのハットトリックの活躍で3―0で快勝した前回覇者のアルゼンチン。対するオーストリアは初戦(16日)、ヨルダンを3―1で下し、W杯で36年ぶりの白星を挙げた。

 連覇を狙うスカロニ監督は「このチームは良いことも悪いことも乗り越えてきた。次の試合に向けても準備できている。オーストリアはハイプレッシングが持ち味の素晴らしいチームだ。難しくタフなゲームになるだろう。W杯に簡単なゲームはない」と引き締まった表情で語った。

 会見ではハイドレーション(給水)ブレイクに対する見解を求められ「これまで同様に普通に戦うだけだが、22~23分までの戦いを分析して(場合によっては)変えて、改良することができる」と前向きに捉えた。また、「ハイインテンシティー(強度が高い)のW杯」と評されていることについては「多くの特徴を持ったチームがいるので、分析するのは時期尚早だ」とした。

 2大会連続のW杯で今やチームをけん引する存在に成長したE・フェルナンデスは「オーストリアは中盤でアグレッシブな戦いを挑んでくるが、試合を支配したい。初戦、アルジェリアにいい試合ができた。次はもっと素晴らしいゲームになると思うよ」と見据えた。

初戦でハットトリックを記録したエースのメッシについては「最後のW杯かもしれないので、アルゼンチンの人にとってはとても感傷的だ。素晴らしい人間であり、偉大な選手。僕は全てを彼から学んだ」と語った。

 4年前は初戦でサウジアラビアに敗戦を喫したが、優勝を果たした。「カタールではタフなスタートだったが、残りの試合は素晴らしかった」と振り返り、自身の22年との成長、違いについて「チェルシーでも、代表でもたくさんのことを学んだ。プレーも変わった。当時はまだ幼かった」と分析した。

 今大会のベストチームがスペインではないかという見方に関し、エンソは「スペインは強い国のひとつだが、強いチームかどうかはピッチ上で示すもの」ときっぱり。W杯の頂点に向け、「カタール大会よりも参加チームが増え、とても競争的になっている」と気を引き締めた。

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