◆サッカー北中米W杯▽1次リーグF組第3戦 日本1―1スウェーデン(25日、ダラス競技場)

 【ダラス(米テキサス州)25日=ペン・岩原正幸、金川誉、後藤亮太、岡島智哉、カメラ・今成良輔、山崎賢人】FIFAランク18位の日本は同38位のスウェーデンに1―1で引き分け、F組2位で決勝トーナメント(T)進出を決めた。決勝T1回戦ではC組1位のブラジルと29日深夜(日本時間30日午前2時)に対戦する。

スウェーデンも勝ち点4のF組3位で決勝T進出が決まった。森保一監督は次戦に向け「ブラジルは世界のトップトップで我々もリスペクトしている。ただ勝負は(終了の)笛が鳴るまで何がが起こるか分からない。我々の勝つチャンスあると思っているので、しっかり準備したい」と意気込んだ。

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 1次リーグでは、3試合ともに森保監督の采配が光った。第1戦オランダ戦(2―2)では前田大然の左シャドー(1トップ後方)での起用や、終盤の4バックへの変更で2度追いつき、勝ち点1を手にした。第2戦チュニジア戦でも1年ぶりに左シャドーに先発起用した鎌田大地が先制点を奪う活躍を見せれば、先発に抜てきした伊東純也にもW杯初得点が生まれるなど、W杯で日本史上最多の4得点で大勝した。

 この日のスウェーデン戦では、3バックの右で瀬古を起用するなど3試合ともに異なる組み合わせを採用。「組み合わせはその試合のベストで決めている」と説明した。また、ボール奪取能力に優れているボランチの佐野海舟を休ませ、決勝T1回戦のブラジル戦に万全の状態でぶつけられることになったことも大きい。

 後半30分には39歳のベテランで精神的支柱の長友佑都を起用し、これで第2戦で体調不良のためベンチ外だった追加招集の町野を除き、フィールドプレーヤーでは23人中22人を起用。不動のGK鈴木彩艶を加え、今大会で早くも23人がピッチに立った。

 また、後半11分の前田の先制点で、今大会チーム7得点目。18年ロシア大会の6得点を超え、1大会で最多の得点数を更新した。得点後に攻撃を担当する名波浩コーチと抱き合った場面も象徴的だった。

 森保監督は「私の2期目で名波コーチが攻撃を選手に落とし込んでくれている。そういった意味では今日の得点も、今回の北中米大会でロシア大会の得点を超えたというのも、選手の頑張りはもちろんだが、コーチ陣が戦術を落とし込んでレベルアップした結果の数字だと思う」とたたえた。

 現に“ポケット”と言われる、ペナルティーエリア脇の領域へ後方から選手が飛び出す攻撃パターンが増えたことも顕著だ。日頃の活動を通じ、綿密な戦術練習が行われていることが、W杯本大会での結果につながっている。(岩原 正幸)

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