◆サッカー北中米W杯▽1次リーグF組第3戦 日本1―1スウェーデン(25日、ダラス競技場)

 FIFAランク18位の日本は同38位のスウェーデンに1―1で引き分け、F組2位で決勝トーナメント(T)進出。決勝T1回戦(日本時間30日)は、優勝候補のブラジルに挑む。

試合後取材に応じたDF長友佑都は“王国”撃破に向け「冷静さ」「賢さ」「ずる賢さ」と金星への3箇条を説いた。

 この日、日本史上初の5大会連続出場を果たした39歳。誰よりもW杯を知る長友が、3大会連続で進む決勝Tに向け引き締め直した。ブラジルには昨年10月、親善試合で3―2の逆転勝利を収めているが「正直(当時と)全然違います」と警戒。中3日で迎える大一番へ「まずは徹底的な分析。1人1人の特徴を全員がしっかりと把握することが大事。チームの団結力ではブラジルを絶対に上回っている。あとは決勝Tになると、勢いだけじゃダメ」とした。

 振り返ったのは2018年ロシア大会、決勝T1回戦のベルギー戦。日本は2点を先攻したが、後半に相手の高さとフィジカルを生かしたプレーに押し切られ、3連続失点で逆転負けを喫し、“ロストフの悲劇”として知られる。「2―0で勝ってて、(試合を)クローズできる状況もあったにもかかわらず勢いだけでいって、結局裏返されて」と長友。敗戦後、ベルギーは状況に応じた戦略を緻密に立て、冷静に遂行していたことを知ったと明かし「冷静さ、賢さ、ずる賢さ。

戦略も含めて。これがないと、実際にベルギーにはロシアの時に上回られたので。ちゃんと戦略を持って、冷静に戦うべき。そこは後輩たちに伝えたい」と、使命感を語った。

 誰よりも熱っぽく、ピッチ内外でチームに勢いをもたらす長友だが次なるステージに進み、経験者として振る舞う。「ブラジルに勝つための戦略を、きちんと立てる。そこは僕自身の経験を含めて、みんなに伝えたい」。落ち着いた口調だが「僕らも8年間、つないできている。それを見せられるチャンスが、ここに来ているので。見ていてください。楽しい、素晴らしい試合を見せます」と腕をまくった。

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