昨季限りでウエスタン・リーグのくふうハヤテを退団した奥田健誠投手(26)が30日、神奈川県内で米球界挑戦を志す選手らが集まる練習会に参加した。日米9球団に、NCAAディビジョン1の米カリフォルニア州立大サクラメント校のレジー・クリスチャンセン監督を加えた計10チームが熱視線を送る前でライブBPに登板。

今年3月にスポーツ指導を手がけるDIMENSIONINGへ入社し、現在もNPB入りを目標に現役を続けている。社員としてトレーナーを務めながら競技を続け、退団時の最速154キロから158キロまで球速を伸ばしたことも明らかにした。

 奥田は185センチの長身から投げ込む角度のある球を武器とする本格派右腕。昨季はくふうハヤテで21試合に登板し、NPB入りを目指して腕を振っていた。退団後は1度、「踏ん切りかな」と引退を考えたものの、「やっぱり投げたくなる。まだできるんじゃないかと思った」と現役続行を決断。現在は勤務前後の時間を使い、週3~4回のトレーニングを続けている。

 球速を伸ばした要因は、データを活用した練習環境だ。投球動作や体の使い方を数値で分析し、「以前はとにかく投げるだけだったが、今は自分を客観視できるようになった」と変化を実感。トライアウト選手やメジャーリーガーの指導現場で得た学びも、自身のフォーム改善に生かしてきた。現在は小中学生や社会人への指導にも携わる。「教えている中で、自分にも落とし込めることがある。

それがパフォーマンスアップにつながっている」と指導者としての経験も糧にしていると明かした。

 目標は変わらない。「1番はNPB。日本だけじゃなく、海外でもプレーできるなら挑戦したい」。さらに「160キロを投げた人に教えてもらえるのと、そうでないのでは説得力が違うと思う」と、球速160キロも見据えた。会社員と現役を両立しながら、再びプロの舞台を目指して歩み続ける。

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