◆JERAセ・リーグ DeNA3―6巨人(20日・横浜)

 絶対に負けられない試合だった。DeNAに連敗して迎えた3連戦3戦目。

この日も敗れて阪神が引き分け以上だと自力優勝が消滅し、試合前の時点で4差の首位・阪神に優勝マジック「29」が点灯してしまう状況。3タテ阻止へ橋上監督代行が動いた。

 初回1死、DeNAの先発・藤浪から佐々木が四球で出塁すると、続く泉口の2球目に二盗。泉口の内野安打で1死一、三塁と好機を広げた。

 4番・ダルベックのフルカウントから一塁走者の泉口がスタート。ダルベックは変化球に空振り三振となったが、捕手・松尾の二塁送球の間に三塁走者の佐々木が生還した。オールセーフで重盗成功となり先制。機動力で欲しかった1点をもぎ取ると、続く大城も適時二塁打を放ち、良い流れで2点先制した。

 佐々木の記録は本盗。そのまま追いつかれることなく逃げ切り、これが決勝点となった。巨人の本盗は24年9月26日のDeNA戦(横浜)で同じく一、三塁からの三塁走者・岡本和真以来2年ぶり。さらに、本盗が決勝点は22年4月22日の中日戦(バンテリンD)の丸佳浩以来、球団4年ぶりとなった。

 前日19日に完封負けした打線は、打つだけでなく効果的に足も絡めて計6得点。その中で初回の3盗塁はチームに勢いを与えた。3連戦3連敗と1勝2敗では大きな違い。逆転Vを目指す巨人が踏ん張った。(片岡 優帆)

編集部おすすめ