◆米大リーグ ドジャース―カージナルス(2日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのD・ロバーツ監督(54)が2日(日本時間3日)、本拠地・カージナルス戦の試合前取材で大谷翔平投手(32)の今季中の投手復帰を断念する可能性について言及した。「選択肢としてはあるよ。

まだそこまで(の段階に)来てはいないけど、確かに選択肢の一つではある」と明かした。

 続けて「(二刀流の)彼が1イニングでも、2イニングでも投げてくれることはチームにとってプラスになる。だから1イニングしか投げられないなら価値がないとか、2イニングなら価値があるということではない。問題はそれによって彼の健康に影響が出るかどうかだ。ここでやめるという明確な期限は本当にない。それが今の私たちの状況だね」とし、二刀流にこだわりのある大谷がその選択肢を受け入れると思うかと聞かれると「彼自身の条件で、彼自身のタイミングでということなら、もちろん受け入れると思う。彼は確か金曜日(現地28日)以降、キャッチボールも遠投もしていないと思う。今はそういう状況だよ」と語った。

 7月3日(同4日)の本拠地・パドレス戦を最後にマウンドから遠ざかり、打者専念となっている大谷。球宴出場も辞退し、オールスターブレイク中には左膝に「潤滑剤」を入れる注射治療を実施するなど回復に努めてきたが、今も全快には至っていない。一度は8月30日(同31日)の敵地・タイガース戦で投手復帰する予定だったが、前日29日に左膝や右上腕二頭筋などの状態が思わしくないことから登板回避が決まった。

 その後も打者として出場を続けているが、9月1日(同2日)の本拠地・カージナルス戦では走塁中に急ブレーキをかけた時に膝を気にするなど苦しい表情を浮かべたことがあった。

指揮官は「彼が三塁を回って止まった時に痛そうにしていたという話をする人がいるのは知っている。でも、私が本人やトレーニングスタッフから聞いている限りでは、彼はフィジカル的には問題ないと感じている」と説明。「彼は今、投げていない。それは腕と膝の問題ということになる。そして、彼を外野のコーナー(左翼、右翼)でプレーさせることも今のところ選択肢にはない」と話した。

 今週中にも投手復帰に向けて話し合いの場を設けるとしていたロバーツ監督。「正直に言うと、私としては彼がブルペンで投げるのを見るまでは、そこから先について話すことはできないと思っている。まず彼がブルペンで投げる必要がある。それから次の段階を見ていく」と断言した。打者としても欠かせない戦力だが、この日まで今季ワーストタイの11試合連続ノーアーチと不振に陥っている大谷。指揮官は「彼が(投手として)投げることにどれだけ価値があるかは分かっている。でも、もし体がまだ万全じゃないのなら、それが打撃にも影響している可能性はあると思う。

これは私の推測だけどね。でも、それは彼自身が決めることだよ。彼が投げられると感じるのであれば、そのまま進めていくことになる」とした。

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