◆ファーム・リーグ 楽天3―5オイシックス(12日・森林どり泉)

 楽天の青野拓海内野手が約5か月ぶりに実戦復帰した。ファーム・リーグのオイシックス戦の7回2死で代打で登場。

追い込まれてから冷静に見極めて四球で出塁した。「楽しいですね。久しぶりでもっと前のめりになっちゃうかなと思ったけど、冷静に打席に入れた」と、笑った。

 富山・氷見高から23年ドラフト8位で入団した右の大砲候補。3年目の今季は開幕から好調で、3月はファーム・リーグで12試合に出場して打率3割1分8厘、5打点の成績を残していた。3月28日のヤクルト戦で左肩を負傷。手術を受けた。手応えを感じ始めていた中での無念の離脱。「今年は自分の中でバッティングもいろいろ変えていて、それで結果も出てたんですけど…」。もどかしさも募った。

 長期のリハビリ。「また一から頑張るしかない、とずっと思ってやっていた」。

強い覚悟で臨んだが、心が折れかけたこともあった。「何回か病みそうになった」。先が見えにくい日々で、大きかったのは同じく故障班にいた先輩たちの存在。「宗山さんの取り組む姿勢から学んだり、林さんも口がうまいので、(気分を)乗せてくれたり、ダメな時はちゃんとダメと言ってくれた。先輩たちと切磋琢磨しながらやれた。支えてくれました」。宗山や林らと過ごした時間が、前に進むための糧になった。

 実戦から離れる中で、患部周辺の機能を回復させながら、肉体も徹底強化。「打球速度は変わってきているところもあったり、メカニック的にも良くなっている部分もある」。体は一回り分厚くなった。

 シーズンは残りわずか。「アピールするところはアピールしていきながら、自然と評価されていくようなくらいの気持ちでもやっていきたい」。

期待の21歳が再出発した。

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