バレーボール▽男子アジア選手権最終日 決勝 日本3―0イラン(13日、北九州市立総合体育館)

 日本がイランを3-0(25-21、26ー24、25-23)のストレートで下して優勝し、2028年ロサンゼルス五輪出場権を獲得した。3大会連続決勝での顔合わせとなったイランをホームで退け、2大会連続で最多11度目となるアジア王者に輝いた。

勝利が決まると、石川祐希、高橋藍ら日本代表メンバーが満員の観客とともに歓喜に沸いた。最後は主将・石川祐希の渾身の左からのスパイクがブロックアウトとなり勝利した。

 ロス五輪切符の獲得成功が決まると、絶叫と抱擁をコート上で約50秒、咲き乱れた。藍、小野寺柄は、5つの輪の“五輪サングラス”で歓喜の輪の中で酔いしれた。勝利者インタビューのトップバッターとなった藍は右拳を振り回しながら「さいっこ~で~~~~す!」と3秒、叫んだ。

 平均身長で約8センチ差の高さとパワーで上回るイランに、今大会チームランク1位のサーブで崩し、つないで得点を重ねた。ストレート勝ちでも各セットで大苦戦を強いられた。第1セットでいきなりレフトの石川がブロックで得点を阻まれると、セッターの深津を右の西田へトスのコースを変えて反撃。左からも、右からも得点ができなくなると、高橋藍のバックアタックでじりじりとイランを突き放した。186センチの西田が1枚ブロックで200センチ超のアタックを止め、石川もここぞの場面となった第2セットの25-24でサービスエースをさく裂。高橋藍が試合前から掲げていたチームの総合力「1点を取りきる力」で、ひろって、つないで打ち、今大会の失セットは1次リーグ初戦、オマーン戦のわずか1。3大会連続11度目の五輪切符を自力でつかんだ。

 五輪2年前に自力で出場権を獲得したのは最短だ。1972年ミュンヘン五輪金メダルの権利で確保していた76年モントリオール、開催国枠で出場した21年東京の2大会を除き、過去最短の自力出場だった24年パリ五輪の開幕8か月前を超えた。

 日本勢のロス五輪切符獲得としては、8月の新体操女子の団体総合に続き、日本勢の男子として、また団体球技としては一番乗りとなった。

◆日本男子の五輪全成績◆

1964年 東京大会 銅メダル ※五輪競技初採用

1968年 メキシコ市大会 銀メダル

1972年 ミュンヘン大会 金メダル

1976年 モントリオール大会  4位

1980年 モスクワ大会 最終予選敗退※日本はボイコット

1984年 ロサンゼルス大会 7位

1988年 ソウル大会 10位

1992年 バルセロナ大会 6位

1996年 アトランタ大会 最終予選敗退

2000年 シドニー大会 最終予選敗退

2004年 アテネ大会 最終予選敗退

2008年 北京大会 11位

2012年 ロンドン大会 最終予選敗退

2016年 リオデジャネイロ大会 最終予選敗退

2021年 東京大会 7位

2024年 パリ大会 7位

2028年 ロサンゼルス大会 ?

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