◆米大リーグ レッズ―ドジャース(15日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ドジャース・山本由伸投手(28)が15日(日本時間16日)、敵地・レッズ戦で先発し、7回91球を投げて、1安打無失点、7奪三振の好投を見せて、14勝目をつかんだ。ドジャースは地区優勝へのマジックを「2」とした。

最短であす16日(同17日)に5年連続となる地区優勝が決まる。

 山本は「しっかり集中して投げました」とうなずき、ポストシーズンへも「調子はすごくよく来られていますし、コンディション的にも問題があるところはどこもないので、とにかく変わらず1日を大切にしっかり練習して最高の状態で10月に入っていきたいです」と気を引き締め直した。

 今季は本拠地で6勝5敗、防御率3・13ながら、敵地では8勝3敗、防御率1・77。敵地で無双状態なことについては「特にないですけど…、なんででしょう、わからないですけど、秘けつはないです、たまたまです」と笑い飛ばした。

 山本は初回、まさかの先頭から2者連続四球。最初の9球でストライクはわずか1球と制球に苦しんだが、すぐに立て直して3番からは一飛、右飛、三ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。2回にはバッテリーを組むフェドゥシアの適時打で1点を先取。2回は危なげなく3者凡退で抑えた。

 3回表にはT・ヘルナンデスの2戦連発15号2ランでリードを3点に広げたドジャース。3回裏は3球で2アウトを奪った山本だったが、2死から9日(同10日)の対戦で本塁打を浴びたデラクルスに左翼線へ二塁打を浴びて、この試合初安打を許した。それでも続くスチュワートから空振り三振を奪って得点は与えなかった。

 するとギアを上げた山本は、4回から7回まで4イニング連続の3者凡退。

13者連続アウトという圧巻投球で球数が「91」となり、7回で降板。降板後にはロバーツ監督が歩み寄り、強く抱きしめた。今季の投球回は「179」となり、昨季の「173回3分の2」を上回って自己最多となった。最速は98・0マイル(約157・7キロ)で、防御率は2・51となった。

 前日14日(同15日)にドジャースはレッズに勝って14年連続となるポストシーズン進出が決定。試合後にはシャンパンファイトは行われず、グラスに注いだシャンパンで乾杯して静かに喜びを分かち合って、ロバーツ監督も「俺達にはあしたも勝たなければいけない試合がある。あした(15日=日本時間16日)は山本が投げるから勝たなければいけない」とナインに呼びかけて気を引き締めていた。山本は指揮官の期待に応えた快投でチームを勝利に導いた。

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