◆JERAセ・リーグ 阪神2―1広島(18日・甲子園

 守護神が板についてきた。1点リードの9回、阪神・工藤の登場に、甲子園の熱気はさらに上がった。

一発出れば逆転の2死一塁、4番・坂倉を初球の160キロ直球で二ゴロに打ち取った。渾身(こんしん)の一球で勝利に導き「よかったです」と淡々と振り返った。

 泥くさく、はい上がって手にした称号だ。四国IL・徳島から24年育成ドラフト1位で入団。昨年3月に支配下登録されるも、1軍定着とはならず。2年目の今季は、最速163キロの直球と多彩な変化球で49試合に登板して3勝11ホールド、そして節目の10セーブ目をマークした。球団の育成出身選手で初の2ケタセーブにも「まだ10セーブ。これからも積み重ねていけるように頑張ります」と満足しなかった。

 チームは9月初の連勝で、優勝マジックを1つ減らして12とした。2位・巨人が勝利したため、ゲーム差は1のまま。新守護神の評価を問われた藤川監督は「考えずに、ただプレーするだけ。『JUST PLAY』だとね」と表現。

成長を続ける若虎が、球団史上初のセ・リーグ連覇への重要なピースとなる。(藤田 芽生)

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