「浪速のロッキー」として活躍した元プロボクサーで俳優の赤井英和(67)の長男・赤井英五郎(帝拳)が、32歳の誕生日を迎えた22日、自身のインスタグラムを更新し、「このたび、プロボクサーを引退することを決意しました」と現役引退を表明した。

 赤井は帝拳ジムの本田明彦会長、トレーナー陣、家族、友人、スポンサーら応援してくれた人たちへ「期待に応えたい気持ちがあったから、ここまで続けられました。

本当にありがとうございます」と感謝の言葉をつづった。

 東京・世田谷区出身の赤井は、小・中学ではラグビー、ハワイの高校時代はアメリカンフットボールに熱中。米ウィティア大に通っていた20歳の時にボクシングを始めた。18年全日本社会人選手権ミドル級で優勝するなどアマで8勝(4KO・RSC)6敗の戦績を残したが、故障にも泣き東京五輪出場の夢が絶たれ、プロ転向を決断。21年9月のプロデビュー戦では1回TKO負けを喫したが、23年11月には東日本ミドル級新人王を獲得した。今年7月、A級(8回戦)昇格初戦で韓国ミドル級3位ヤン・セユル(韓国)に2回TKO負けした一戦が、現役最後の試合となった。プロ戦績は6勝(5KO)5敗。

 引退を決断した心境も記した。「今でも『まだまだ強くなれる』という気持ちはあります。だから、体力や年齢が理由でも、負けたからでも、燃え尽きたからでもありません」。ただ、エリート選手がそろう名門ジムでの環境に、いつしか「なりたい姿を追うことより、『この環境で頑張ること』自体が目的になっていた気がしました」とし、「20歳の時と同じように、もう一度勇気を出して決断する時が来た。そう感じました」とつづった。

 映画監督としての顔も持つ赤井は「ボクシングは僕にたくさんのことを教え、間違いなく僕を強くしてくれました。『強くなりたい』という気持ちは変わりません。夢を持って挑戦することも、やめません。今まで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました! またどこかでお会いしましょう」と新たなステージでの活躍を誓った。

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