阪神・坂本誠志郎捕手(32)が球団史上初のセ・リーグ連覇の喜びに浸った。今季は主将として、選手ミーティングを重ねて、ナインを鼓舞。

リーダーとしての考えやチームをまとめる秘けつを語った。(前編から続く)

 以下、一問一答。

 ―難しい時期、主将としてチームをまとめるためにやってきたこと

「いろんな人がいろんなことを言う。そういうのを見るなとか、気にするなと言っても気にするだろうし、少なからず打てなかったらみんな落ち込むだろうし、ミスしたらやっちゃったって思うし、だけど、返ってこないので。返ってこないことを気にするよりは、次にどうするかということでチームに貢献できるか。野球って誰かのミスを誰かがカバーすればいい。自分でもやり返せるチャンスがあるスポーツなので、そういうところをみんなでフォーカスしながらやっていけばいいと思う」

(続けて)

「みんなが向かう方向性だったりとか、能力は分かっているので、その能力、パフォーマンスが発揮できるような状況だったり、雰囲気を何か探していきながら、きっかけをつくるべきじゃないかなとか。つくれてないですけど、プレーじゃない部分でつくっていきたい。つくらなければいけないという僕の仕事も試されているんじゃないかなと思いますね」

 ―選手間のミーティングで大切にしていたこと

「何かをしなければいけないという感覚はなかったので、何か気付いた時や、もう一回、何かを確認しようという時に発信するだけで、それ以外は特に何かしないといけないという感覚はなかった。チームがちょっと違う方向を向いているとか、選手の心が揺れている、離れている時にそれをつなぎ止めるだけでいいと思っている。みんなが苦しい中で言いすぎても、分かっていると思うし。何か感じたときに何かを確認する、つなぎ止めるというぐらいの感覚しか僕にはないですね」

 ―手本やヒントにしているものは

「いろんなところにアンテナを張っているというか、いろんなことに気づいてしまう、気になってしまう。

どういうふうに伝えてあげるのが一番なのか、どういうふうに発信すると分かりやすいのか考えたりもしますし」

 ―SNSや本とか影響を受けているものは

「あまりそういうのはないかもしれないですね。でもそれがたまたま目に入ってきたら、そういうこともあるんだな、自分にない考えだなとか。自分が思っていることを言語化しているのがこれかなとか。ある程度、職業柄、出てきたりもするかもしれないけど、あまり手本とかは特に…」

 ―今の坂本選手の性格を築いた原点は

「小さい頃から父親に『人にされて嫌なことは人にするな』とずっと言われていた。人がそれをされて嫌かどうかは見ていないと分からないし。それが言葉なのか表情なのかは分からないですけど。僕がなにかしたことで、嫌って思ってるなとか、同じことしたって感じ方はその人によって違うので。その後の発する言葉で、嫌だって僕が判断するのか、表情なのか態度なのか。そういうの見ておかないといけない」

(続けて)

「そこから何かを判断する材料として必要になっていて、取り入れようとしたらそういうふうになっちゃったので。僕が試合後に喋っている時も、表情に出ちゃってる時もあると思いますけど。逆にそれで気づいてくださいって時もあるし(笑)。でも、その人が『あ、今どう思ってるかな』というのは、ある程度気にするように。

逆に気にしたくなかったり、気にしたらしんどい時は人の顔を見ないようにしています」

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