◆第22回全日本女子硬式野球選手権大会第4日 ▽準決勝 巨人女子チーム4―3サンブレイズ(13日、松山・坊っちゃんスタジアム)

 女子野球日本一を決める大会の準決勝が行われ、巨人女子チーム(東京)と阪神タイガースWomen(兵庫)が14日の決勝に進出した。巨人は初優勝を、阪神は3年ぶり2度目の頂点を狙う。

 阪神の試合に先立って行われた、巨人とサンブレイズ(広島)の一戦。巨人は初回、東ここあの先制適時二塁打を手始めに4点。先発の日本代表・小野寺佳奈は6回までに3安打無失点に抑える好投をみせて、最終7回を迎えた。

 しかしマウンドに上がった柏崎咲和が1死満塁から押し出しを許して降板、続く日高結衣は内野陣の失策に見舞われるなど2失点。かろうじて1点差で試合を終えると、ほっとした表情で2年ぶりの決勝進出を喜び合った。

 「見ての通り、最終的には苦しい展開。その中でも全員野球でカバーして勝てたのは良かった。4点差あるから緩みがあったのかもしれない」と気を引き締めた主将の中江映利加。昨年の準決勝では接戦をものにできず、サヨナラで敗退した。「最後まで野球は何があるか分からないので、いかに自分たちのやってきたことを最後まで出し続けられるか。集中力を持ち、誰かがカバーして、明日は勝ちたい」と語る。自身は阪神でプレーしていた23年に優勝を経験。

「女子野球の最高峰なので、これで日本一取れるのは一番うれしいこと。巨人に来て2年目で主将もやらせてもらっている。このメンバーで優勝できたら何もいうことない」と思い描く。

 先発の小野寺もエイジェック時代の22年に優勝を経験。「あのときは年下で先輩に優勝させてもらった感じ。ここでは引っ張っていかないといけない」と意気込む。リーグ戦終盤では不振が続いたが、大会に入って安定してきている。「緊張しましたが楽しかったです。明日はエースがいるので、今日力を出し切ろうと思った。初回に4点入れてくれたので楽になれました」と振り返った。隠善智也監督は、「追加点が遠かったですが、結果的に4点が良かった。小野寺も良い状態で内容もよかった。

日高も仲間の失策がありましたが、メンタルの強さが出てよく抑えた」と評価。この時点で相手は決まっていなかったが、「ここまで来たら相手はどこであれ、チャレンジャーとして思いきりぶつかっていきたい」と語った。

 巨人と阪神は今季、夏に行われたGT交流戦(甲子園と東京D)で対戦し1勝1敗。決勝は14日9時から坊っちゃんスタジアムで行われる。

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