冬季五輪スピードスケート女子で通算10個のメダルを手にし、昨季限りで現役を引退した高木美帆さんが25日、長野・エムウエーブで行われた全日本距離別選手権後に行われたファン交流会に2月のミラノ・コルティナ五輪団体追い抜きの銅メダルメンバーで同じく今春に引退した佐藤綾乃さんとともに参加した。

 冒頭で長く苦楽をともにしてきたヨハン・デビットコーチが登場し、花束を手渡された。

さらに、コーチの他、堀川桃香(富士急)、野明花菜(立教大)も姿を見せメッセージを送られると、「もうスケーターとしてレースにでることはないんですが、氷の上で感謝を伝えられるとは思っていなかったので、感無量というか引退した実感が沸きました。メッセージをいただいて感じるのは、いいスケート人生だったなと思います」と感慨深げに話した。

 その後、トークショーが行われた。引退し、私服でリンクを訪れたが「思ったより喪失感や寂しい気持ちはなくて、選手の滑りをみて今きついんだろうなとか、そういうことを普通に考えていた」と冷静に引退後の自分を受け止める。トークショーでは、五輪メダルも持参し、会場からの質問にも応えた。

 さらに、司会を務めた姉の菜那さんから都内で仕事があると美帆さんが家に泊まると話し、「家賃払ってくれないんですよ。どう思います」と会場のファンに相談。すると、妹の美帆は「これは帰ってお仕置きですね」とプチ「姉妹ゲンカ」も!? 会場からは爆笑が起こるなど、大いに盛り上がった。

 トークショー後は、2人がリンクに入り、2周回ってファンに滑りながら手を振り感謝を届けた。最後に美帆さんは「私たちは昨シーズンで引退ですけど、ここからまた私たちを越えるような結果を目指して後輩たちは頑張ってくれると思う。それを陰ながら応援したいなと思いますし、次からは一ファンとして皆さんと同じ側でスピードスケートを応援したい。スピードスケートというのをたくさん応援していただけたら。

次のオリンピックや自分たちの目標に向かって頑張っている後輩たちに最大限のエールを送りたい」と最後を締めた。

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