◆秋季近畿地区大会▽準々決勝 智弁学園6―2彦根総合(31日・わかさスタジアム京都)

 今春のセンバツ準V校の智弁学園(奈良2位)が準々決勝で彦根総合(滋賀1位)を下し、4強入り。来春のセンバツ出場を確実にした。

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 頼れる4番・太田蓮(2年)が一振りで試合をひっくり返した。1点を追う3回だ。添本一輝、逢坂悠誠主将(ともに2年)の連打で無死一、三塁の好機に、インコースのスライダーを振り抜くと、打球はバックスクリーンに吸い込まれた。

 値千金の逆転3ラン。太田は「1打席目は1死一、三塁で三振して悔しかった。(3回の)2打席目は絶対ランナーをかえしてやる気持ちで打ちました。風もあったと思うけれど、良く飛んでくれた」とほほえんだ。

 小坂将商監督も「チームとしては嫌な雰囲気だったんですが、太田が一変させてくれた。もともと力があるバッター。一番しっかりしてほしい人間ですから。顔つきも変わってきましたし、チームのためにやってくれていると思います」と話した。

 昨年からレギュラーを務めているが、覇気がないプレーが続き、9月に指揮官からカツを入れられた。

「チームを引っ張らなければいけない立場。責任を持ってやりなさい」という言葉に、自分を見つめ直した。

 苦しむ中、助言をくれたのが巨人にドラフト4位指名された杉本真滉(3年)だった。最速143キロで投打二刀流を目指す太田は「杉本さんは困った時に教えてくれるいい先輩です。バッティングもセンスあるので、(打撃は)自分が苦しんでいた時に、バットの出し方や下半身の使い方を教えていただきました」と杉本のアドバイスで打撃開眼につなげた。

 2年連続のセンバツ出場を確実とした。「全員で(準優勝)旗を返しにいける。(今春は)決勝で大阪桐蔭に負けているので、決勝まで行って優勝したい」と先輩超えを誓った。

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