◆第43回ブリーダーズCクラシック・G1(現地時間10月31日、米国キーンランド競馬場・ダート2000メートル)

 木村和士騎手=カナダ拠点=騎乗で、日本から参戦したテーオーパスワード(牡5歳、栗東・高柳大輔厩舎、父コパノリッキー)が4着に入った。道中はインの3番手を追走。

直線でもしぶとく伸びた。敗れはしたが、昨年Vのフォーエバーヤング(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)には先着するなど、重賞未勝利ながら力のあるところを見せた。勝ったのはソヴリンティ(牡4歳、米国・Wモット厩舎、父イントゥミスチーフ)で勝ち時計は2分0秒36。

 レース後、木村和士騎手は「すごく馬が頑張ってくれた。調教から調子がよかったし、ポテンシャルが高い馬なので、それを大舞台で出してくれた」と振り返った。

 同馬は24年に新馬、伏竜Sと連勝した後、ケンタッキーダービーに挑戦。人気薄ながら5着(勝ったのはミスティックダン、フォーエバーヤングが3着)と健闘した。その後、骨折などで本来の走りができなかったが、2走前のアハルテケSで4馬身差の圧勝。前走のエルムSは3着だったが、僚馬のテーオーエルビス(牡4歳、栗東・高柳大輔厩舎、父ヴォラタイル)とともに、米国遠征を決めた。

 今回はマイルよりも2000メートルの方がもまれづらいと踏んだ高柳大調教師が、強敵相手とはいえクラシックへの挑戦を選択。鞍上にも5着だったケンタッキーダービー以来となる木村騎手を選び、レースに臨んでいた。

 高柳大輔調教師(テーオーパスワード=4着)「本当にテーオーパスワードは力を出し切ってくれたと思っています。

(先行したのは)1枠に入った時点で木村 和士 騎手と相談して、砂を被りたくないという話と、過去の動画を見ていたらあの位置しかないだろうということで、プランどおりでした。距離の不安もありましたが、やっぱりアメリカの馬場が合うのか、しっかり走ってくれたと思います」

 木村和士騎手(テーオーパスワード=4着)「結果的に4着という形ですごく馬は頑張ってくれたなと思いますし、もう少し展開的に忙しいレースになるかなと思ったのですが、意外とすんなりと逃げ馬の後ろ(のポジション)を取れたので、位置的には落ち着いていました。調教の時からすごく調子が良いことと、乗り味の良い馬だということは2年前からわかっていたので、ポテンシャルの高い分、こういう大きい舞台でも結果を出してくれると思いました。(高柳 大輔)先生と話した感じだと砂を被るのはあまり良くないのかなと思っていました。内を突けるなら真後ろにピッタリつけて、砂の影響をあまり受けないところにいたいなと思っていたので、結果的にはプランどおりとなりました。逃げ馬の後ろにいて、4角から回ってきたときもすごく手応えが良かったので、前が開いた瞬間は一瞬あるのかなと思いました。日本でも重賞を勝てる能力はあると思うので、今後も頑張ってもらいたいです」

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