◆プロボクシング ▽129ポンド(約58・5キロ)契約10回戦 〇堤麗斗(2回TKO)レイムンド・ロハス・ガルシア●(10月31日=日本時間11月1日、サウジアラビア・リヤド)

 WBA世界フェザー級10位の堤麗斗(24)=志成=が31日(日本時間11月1日)、サウジアラビア・リヤドでレイムンド・ロハス・ガルシア(29)=メキシコ=に2回TKO勝ちし、5連続KO勝利でデビュー以来無傷の6勝(5KO)とした。ロハスの戦績は16勝(11KO)3敗となった。

 サウスポーの堤は2回、強烈な左ストレートで最初のダウンを奪った。さらにワンツーからの右フックで2度目のダウン。何とか立ち上がってきたロハスをロープに詰めて連打を浴びせたところで、レフェリーが割って入り試合を止めた。堤は左手を高く掲げ、観客にアピールした。

 リング上の勝利者インタビューでは「チャンスの場面で力み過ぎて、大振りになってしまった。勝てたことは良かったが、次に生かしたい。チャンスの場面でどうなってしまったか、動画を見返して反省したいと思います」と快勝にも浮かれることはなかった。

 米リング誌は公式Xで、「麗斗のパワーは本物だ」と勝利を伝えた。

 アマチュアで世界ユース選手権を制するなど9冠を獲得した堤は、プロ転向前からサウジアラビア政府直轄プロジェクト「リヤド・シーズン」の責任者を務める同国総合娯楽庁トゥルキ・アラルシク長官に注目され、米リング誌とブランドアンバサダー契約を締結。昨年5月のプロデビュー戦から3戦連続で米国のリングに上がり、その後は3戦連続でサウジの興行に参戦。ここまですべて、海外の大興行でキャリアを重ねている。

 今回の興行は「メキシコvs世界」と銘打たれ、メキシコ人選手とメキシコ以外の選手によるトリプル世界戦が行われた。

 サウジアラビアではイエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃が続いている。興行が開催される首都リヤドの空港でも、死傷者が出た。外務省は22日、リヤドの危険情報をレベル3(渡航中止勧告)に引き上げた。中東でのスポーツ大会が相次いで延期・中止となる中で、「メキシコvs世界」の大型興行は予定通り開催された。堤は23日に成田空港を出発し、リヤドから車で約5時間のアル・カーシム・リージョナル空港からリヤド入りしていた。

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