ゲストは、瞬間接着剤「アロンアルフア」を展開する、東亞合成株式会社アロンアルフア事業部コンシューマー部の田中莉那(たなか りな)さん。1963年の誕生以来、日本の「もったいない」文化を支えてきたロングセラー商品の裏側に迫ります。

壊れたものの修理だけでなく「推し活」でのグッズ制作など、若い世代の間でも活用の幅が広がっていアロンアルフア。光で固まる新製品や、使いやすさを追求した容器の進化など、時代に合わせて変わり続けるブランドの挑戦についてお話をうかがいました。

一家に一本! 万能なアロンアルフア

西田 じつは、アロンアルフアと同い年なんです。だから、子供の頃から一家に一本は必ずありました。アロンアルフアのイメージが強いですが、どのような会社なんでしょうか。

田中 実は、接着剤の売り上げは全体の8%強なんです。主には、化学品の原料や自動車、電子材料など、さまざまな分野で使われる製品を手掛けています。

西田 体操選手が吊り輪にアロンアルフアをつけるCMが有名で、一気にその名前が広がりましたよね。世界的にも売られているのですか?

田中 はい。東南アジアでも展開しています。

昭和の「もったいない」から、令和の「推し活」へ。アロンアルフ...の画像はこちら >>

「もったいない」の文化を、60年支えてきた

西田 アロンアルフアは、日本の社会や家庭にどんな変化をもたらしたのでしょう。

田中 日本には「もったいない」という言葉がありますよね。壊れたものを直して、繰り返し使う。そうした文化を支える存在として、役立ってきました。

昭和の「もったいない」から、令和の「推し活」へ。アロンアルフアでモノをつなぐ

西田 家庭ではどんな用途で使われることが多いんでしょう。

田中 修理・補修目的が約6割です。靴のかかとや、外れてしまったアクセサリー、子どものおもちゃなど、日常のさまざまな場面で使われています。有名な博物館の展示物修理に使われたという話も聞いたことがあります。

西田 最近では、「推し活」をテーマにしたアニメCMをYouTubeで配信していましたね。アロンアルフアと推し活はどう結びついているのでしょうか?

田中 アクリルスタンドの補強や、コスプレ衣装の細かなパーツの固定など、カスタマイズ用途での使い方が広がっているんです。

昭和の「もったいない」から、令和の「推し活」へ。アロンアルフアでモノをつなぐ
「アロンアルファ公式サイト」より引用

推し活にも、UVライトにも。進化し続けるラインナップ

西田 「アロンアルフア タフパワー」という製品もありますね。

田中 はい。水と熱に強いアロンアルフアなんです!

西田 容器も進化しているのでしょうか?

田中 使いやすい形に改良を重ねています。タフパワーは、ラバー素材で押しやすく、キャップもワンタッチで開けやすくなっているんです。昔のように針で開ける必要もなくなり、密閉性も良くなりました。

西田 気になっていたのが、「アロンアルフア光」という新製品です。UVライト付きで、光を10秒ほど当てるだけで固まるんですよね。白っぽくならず、透明に仕上がると聞いています。評判はどうでしょう?

田中 とても好評です!

昭和の「もったいない」から、令和の「推し活」へ。アロンアルフアでモノをつなぐ

西田 最後に、今後の展望を教えてください。

田中 若い世代にも広く知っていただくため、アニメを活用した取り組みやSNSキャンペーンを展開しています。フォローとリポストのキャンペーンで、オリジナルのアニメグッズもプレゼントしているんです。

西田 すでに高い認知度がありますが、今後は若い世代にも、推し活などのモノづくりを通じて貢献していきたいということですね。

昭和の「もったいない」から、令和の「推し活」へ。アロンアルフアでモノをつなぐ

(TBSラジオ『見事なお仕事』より抜粋)

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