マキタスポーツプチ鹿島、サンキュータツオが語り合う番組「東京ポッド許可局」。テーマは「名もなき料理論」。

マキタ:気がつくと名前のない料理を作ってるなと思うことがあるんです。二拠点生活をしていますと、私は東京の家では「台所の神様」になっているんです。仕事部屋にいるとき以外は、ほぼ台所にいるんです。
タツオ:邪魔ですね。娘さんからすると邪魔です。
鹿島:三拠点生活だ(笑)
マキタ:俺がその三拠点目で活躍をしているので慄いてます。

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タツオ:「パパどかないかな~」って思ってるんじゃない?
マキタ:どいたところで、彼女たちはとくに働きを見せないので。私がそこにいることで晩酌をして、お酒のあてなんかをぱっと作って。
鹿島:司令塔になってるんだ?
マキタ:そこで料理を作って、リビングにいる娘たちに供給して、食べ終わったものをこっちに持ってきてもらって、私はそこで洗い物をして、なんなら動画を見ながら。好きなボクシングの動画とかあるんですよ。そういうものを見たりしながらお酒を飲んで、「あそこの換気扇汚れてるな」と思って、ちょっと換気扇を取り外したりして。
タツオ:娘さんの成長の機会を奪ってる気がするな。


鹿島:台所にいるね。
マキタ:俺はそういう行動様式になっていて。
タツオ:台所に椅子欲しくない?
マキタ:持って行ってる。
タツオ:本当に三拠点目だ(笑)。

マキタスポーツ"最近、気がつくと名前のない料理を作ってる"

マキタ:そういう生活になっているので、冷蔵庫の中に何があって、どういうストック状態になっていて、何を買い足せばいいのかとか、1日に1回、2回、あるいは3回ほど、常に考えてるんですよ。
タツオ:マスターですね。昔、「マキタnoばぁ~」っていうライブをやってましたね。
マキタ:そんな話はいいんですよ(笑)。で、そうなると、あれとあれを組み合わせて何か料理を作って、傷みが早いものは前倒しで作って、たとえば新玉ねぎを切っといたら、何か使わなくちゃいけないじゃないですか。だから、新玉ねぎとあれを組み合わせて何か作ろうと思って出来上がった料理には名前がないんです。
タツオ:なるほど。
マキタ:生活に準じてこしらえたもの、「今日は腕によりをかけてビーフストロガノフを作ろう!」とかで買い出ししていくんじゃないんです。


鹿島:目先のやりくりね。仰木監督みたいな感じだ。

マキタスポーツ"最近、気がつくと名前のない料理を作ってる"

マキタ:そうかもしれない、台所の仰木監督だ(笑)。で、そのときに思ったの。お袋ってよく名前のない料理を作ってたなと。それも食の面での生活のリズムを作っていたわけじゃないですか。そのときには、そういう考え方で結果的に食卓には名前のない料理があり、俺らは食べさせてもらっていたと思うの。
鹿島:それを覚えてたりするよね。
マキタ:あるいは、俺は今そういう生活パターンっていう話をしたけど、一人暮らし生活が長くあったわけじゃない。そのなかで、自分が台所の神様にならざるを得ず、外でお金を使うよりも自炊をしなくちゃいけなかったという背景もあったと思うんです。そのなかで作ってきた名前のない料理ってありませんか?

TBSラジオ『東京ポッド許可局』より抜粋)

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