観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】...の画像はこちら >>

道東観光の代名詞、JR北海道「くしろ湿原ノロッコ号」がいよいよ2026年4月25日(土)からラストイヤーの運行を開始します。1998年の登場以来、27年間にわたり愛されてきた現行の「2代目車両」は、老朽化のため2026年をもって引退することが決定しました。


本記事では、2026年4月~10月の全運行スケジュールに加え、人気の「夕陽ノロッコ号」や、引退記念の復刻デザイン入場券・新作グッズ情報を網羅。2027年から始まる「赤い星・青い星」への世代交代を前に、この夏、絶対に逃せない「最後のノロッコ旅」の楽しみ方をガイドします。

2代目「くしろ湿原ノロッコ号」は4/25~10/4運行

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
運転日(イメージ)

ひがし北海道を代表する観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」を、2026年4月25日(土)~10月4日(日)までの計141日間にわたり運行します。基本の運行区間は釧路駅~塘路駅間で、大きな窓から雄大な釧路湿原の景色をゆったりと楽しむことができます。

現行の「2代目くしろ湿原ノロッコ号車両」は1998年のデビュー以来、多くの乗客に愛されてきましたが、車両の老朽化により2026年限りでの運転終了が決定しました。ラストイヤーとなる今年も全車指定席での運行となるため、事前の予約が必須です。

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
「くしろ湿原ノロッコ号」運転時刻

バリエーション豊かな特別運行も健在

今年も季節ごとの魅力を味わえる特別運行が予定されています。

・ノロッコ川湯温泉号(釧路駅~川湯温泉駅)

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
「ノロッコ川湯温泉号」イメージ

エゾイソツツジが見頃を迎える6月(6日・27日)と、秋の気配が近づく9月(19日)の計3日間は、運行区間を川湯温泉駅まで延長します。

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ノロッコ川湯温泉号運転時刻

・よくばりノロッコ号(釧路駅~塘路駅)

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
「よくばりノロッコ号」イメージ

8月10日(月)~8月14日(金)の5日間は、下り列車が釧路湿原駅で約1時間停車します。細岡展望台からの眺望も存分に堪能できる文字通り“よくばり”な列車です。

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よくばりノロッコ号運転時刻

・夕陽ノロッコ号(釧路駅~塘路駅)

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
「夕陽ノロッコ号」イメージ

9月20日(日)~9月30日(水)の11日間には、世界三大夕日とも称される美しい夕日を車窓から鑑賞できる時間帯に運行します。

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
夕陽ノロッコ号運転時刻

ラストイヤーを彩る記念企画とオリジナルグッズ

現行車両の引退に向け、37年間の感謝を込めた企画も目白押しです。

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
乗車証明書(イメージ)

運行初日の4月25日(土)には、釧路駅3番ホームで出発式(10:35~11:06予定)を開催します。乗客には「上り」「下り」で異なるデザインの乗車証明書を配布。裏面のQRコードを読み込むとオリジナル「デジタルフォトフレーム」が手に入る仕掛けも魅力です。

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
「感謝を込めて くしろ湿原ノロッコ号記念入場券」左:おもて、右:うら(イメージ)

また、釧路駅のみどりの窓口では4月25日(土)~10月10日(土)まで、「感謝を込めて くしろ湿原ノロッコ号記念入場券」(210円)を発売します。初代車両当時の乗車証明書を復刻したノスタルジックなデザインは、ファン必携のアイテムです。

観光列車 2代目 “くしろ湿原ノロッコ号”【2026年引退】ラストイヤー4/25運行開始、ダイヤから特別運行情報・予約方法まで解説(北海道)
新商品(一部)イメージ

車内販売カウンター(2号車)では、おなじみのノロッコ号プリンのほか、「メモリアルクリアファイル」(400円)や「ラバーキーホルダー」(900円)などの新オリジナルグッズも登場します。

世代交代の足音と、これからの北海道観光列車

「くしろ湿原ノロッコ号」の2代目車両引退のニュースは、長年北海道の鉄道旅を楽しんできたファンにとって一つの区切りとなります。ディーゼル機関車が客車を引いてのんびり走るノスタルジックな体験は、現代のスピード重視の旅とは一線を画す価値がありました。現行車両の引退は寂しいですが、釧路湿原の雄大な自然と車窓の美しさは決して色褪せません。

また、JR北海道は2027年に新たな観光列車「赤い星」「青い星」のデビューを控えており、道東エリアでの運行計画も発表されています。歴史ある2代目車両での最後の旅を多くの方に見届けていただくとともに、これからの北海道観光列車の新たな展開にも期待が高まります。

【参考】JR北海道の新観光列車「赤い星」「青い星」運行ルートや豪華な内装・個室・ラウンジのデザインを公開!2027年デビュー (スタートレイン計画)(※2025年8月掲載) https://tetsudo-ch.com/13007917.html

日本最大級の湿原を、風を感じながら走り抜ける。当たり前だったその光景が2026年、伝説へと変わります。2代目車両の力強いエンジン音と車窓に広がる緑のコントラスト、ゆっくりと流れる北海道の時間を味わう最後のチャンスです。定期列車運行終了後にはラストランの実施も計画されているとのこと。

乗車の際は、事前の指定席予約をお忘れなく!

(画像:JR北海道、TOP画像:JR北海道のHPより)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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