ACミランのラファエル・レオン photo/Getty Images
互いの利害が一致
ACミランのラファエル・レオンは、バイエルン・ミュンヘンをはじめとした複数のビッグクラブが獲得を狙っている今夏の移籍市場での注目銘柄だ。
左ウィングの新戦力を探しているバルセロナにとっても、レオンは魅力的な存在だ。
こうした中、スペイン紙『Mundo Deportivo』は、ミランがバルセロナに対してレオンとロナルド・アラウホの交換トレードを持ち掛けることを計画していると報じている。マッシミリアーノ・アッレグリ氏が新監督に就任したミランでは守備陣の補強が優先課題となっていて、アラウホが補強のターゲットとして浮上しているようだ。
アラウホは今年1月にバルセロナとの契約を2031年6月末まで延長した。その際、1億ユーロ(約167億円)以上のオファーがあれば契約を解除できるとの条項が盛り込まれたとされ、これは通常であればミランにとって手が出せる金額ではないが、レオンとのトレードであれば莫大な獲得資金を賄う必要はなくなる。
また、この提案は、新戦力の獲得をめざしているとは言え依然として財政事情が厳しいバルセロナにとってもメリットがある。チームでも屈指の高給取りであるアラウホが移籍することで人件費を削減できるからだ。
ディアス獲得をめぐるリヴァプールとの交渉が不調に終わった場合、バルセロナがこのミランからの提案に乗る可能性は十分にありそうだ。