アメリカ空軍は2026年5月1日、大統領専用機として改修中のボーイング747-8の改修および飛行試験が完了したと発表しました。
【画像】ついに飛んだ! これが、中継ぎ用「エアフォース・ワン」です
この機体は、現在運用されている大統領専用機「VC-25A」の後継機として開発中の「VC-25B」が就役するまでの“つなぎ”となる機体で、カタールから寄贈されたものです。
VC-25Bは、老朽化したVC-25Aを置き換えるため、当初は2024年12月ごろの就役が予定されていました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大による作業遅延や、開発を担当するボーイング社の人手不足などの影響により、計画は大幅に遅延しており、現在の納入時期は2028年になる見通しです。
この遅れに不満を示したドナルド・トランプ大統領は、SNSで「中古機を調達することも可能であり、他の選択肢も検討すべきだ」と発言。その後、かつてカタール王室が使用していた高級747-8型機を視察しました。
その後、この機体はカタール政府からアメリカ国防総省へ寄贈され、暫定的な大統領専用機として運用される計画が立てられました。
アメリカ空軍は、中継ぎ機として同機を前倒しで導入するため、複数の747-8系機材を活用しています。アトラスエアーの貨物機をリース導入し、2025年10月から2026年2月までパイロットの暫定資格取得訓練に使用したほか、元ルフトハンザ機のうち1機を乗員・整備士向け訓練機、もう1機を部品取り用として活用したと発表しています。
なお、アメリカ空軍は2026年2月18日、新たな大統領専用機VC-25Bのカラーイメージを公開しています。白と明るい青を基調とした従来のデザインを廃し、濃紺・赤・金・白というアメリカ国旗の配色を基調とした塗装が採用される予定で、今回の機体にも同様のカラーリングが施される見込みです。
実は、このカラーリングは前回のトランプ政権時代に決定されたものでした。
なお、改修中のボーイング747-8は、今夏ごろにも大統領専用機として運用開始される予定です。

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