富士総合火力演習に向けた訓練を実施

 2026年5月31日、陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地(静岡県御殿場市)の公式Xにおいて、遠隔操作式銃塔(RWS:リモート・ウェポン・システム)付きの装輪装甲車AMVの写真が公開され、大きな話題となっています。

陸自初のRWS付きだと!? 「配備始まったばかりの最新装甲車...の画像はこちら >>

 装輪装甲車AMVは、2022年に導入が決定されたばかりの陸上自衛隊最新の装輪式(タイヤ駆動)装甲車両です。

フィンランドのパトリア社が開発した車両ですが、輸入するだけでなく日本製鋼所でのライセンス生産も行われています。昨年(2025年)から部隊配備が本格化し、各地の駐屯地記念行事などにも姿を見せていましたが、これまでは射手が車外に身を乗り出して直接操作する12.7mm機関銃搭載型しか披露されていませんでした。

 しかし、このたび公開された画像の車体には、車内から遠隔操作するタイプのRWSが搭載されています。採用されたのは、ノルウェーのコングスベルク社製「プロテクターRS4」です。主として12.7mm口径機関銃を搭載するこのRWSは、可視光および赤外線カメラ、さらにレーザー測距器を備えており、射手は安全な装甲車内からモニターの映像越しに精密な射撃を行うことが可能です。

 なお、「プロテクターRS4」は対ドローン射撃などの拡張性にも対応していますが、公開された写真の車体には対空レーダーなどの装備が見られないことから、現時点では対地射撃に用途が限られると思われます。

 世界各国の軍隊で広く普及しているRWSですが、自衛隊の装甲車両で本格的に部隊運用されるのは今回が初の事例となります。RS4を搭載した最新のAMVは、6月7日に実施される富士総合火力演習への参加が見込まれており、今後は各地の駐屯地記念行事などでも、その先進的な姿が披露されることになりそうです。

【これが遠隔操作式銃塔】AMVによる射撃訓練を公開

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