春のやわらかな日差しが水面に反射し、季節の移ろいを感じさせる4月3日。狙いはハマグリ、向かったのは愛知県西尾市の衣崎海岸だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
大潮の日を狙った
この日は大潮で、干潮は12時25分。現地入りは11時過ぎで、すでに広い干潟が露出している状態だった。南東側へ入り、沖から岸に向かって探る展開を選択。海草の群生帯を避け、砂紋がはっきり出ているエリアに狙いを定める。
多くの人が入った後だけに、表層をなぞるのではなく、あえて深い層へと意識を向ける。水中に腕を差し込み、手の感覚だけで砂をかき分けていく。
しばらくすると、指先に違和感が走る。砂とは明らかに異なる、硬く重みのある感触。
慎重に周囲を崩していくと、姿を現したのは殻長10cmのハマグリ。表面に刻まれた傷や風合いが、長い年月をこの海で過ごしてきたことを物語っている。その後も同等サイズを拾うが、いずれも単発で続かない。数を伸ばすのは難しい状況だ。
移動して安定の衣崎サイズ
潮が満ち始めたタイミングで西側へ移動。干潟の先端部は砂の層が厚く、その下に粘土層が広がる好条件の地形となっている。まずは表面を軽く探ると、小ぶりな個体がまとまって現れる。しかし本命はさらにその下。もう一段掘り下げると、砂の中から白く光る殻が浮かび上がった。
掘り出したのは殻長8cmのハマグリ。このエリアではサイズが安定しており、層ごとの特徴がはっきりと表れている。浅い層には小型、深い層には良型。衣崎ならではの分かりやすい傾向だ。
最終的には特大サイズを6枚含め、規定量まで到達。アサリは厳しい状況が続いているものの、ハマグリの資源は依然として健在であることを実感した。
表層ではなく、その一段下を探る。もうひと掘りの先にこそ、この海の答えが隠れている。
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<HAZEKING/TSURINEWSライター>
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