各国で開催予定のモーターショーは延期が決まっている
テレビのニュース番組では、連日新型コロナウイルスに関する報道で大半の時間が割かれている。事態が深刻なだけに当たり前といえば当たり前の話。
新型コロナウイルスはいまや全世界に蔓延しており、日本国内についての報道のほかに、世界の状況などについての報道にも、多くの時間が費やされている。
まずはニューヨーク市内、マンハッタン島にある“ジャビッツセンター”。毎年春に開催されるニューヨーク国際オートショーの会場となっている。
以前は地下鉄最寄り駅もなく、マンハッタン島にありながら、やや不便な場所であったが、いまでは地下鉄が延伸され最寄り駅ができ、周辺の再開発も活発化している。いまは、2000人収容可能な臨時病院となっている。なお、ニューヨークショーは開催延期となっており、8月下旬に開催予定となっている。
ビッグサイトなどの施設活用をシミュレーションしている
続いては、同じくアメリカ・ミシガン州デトロイト市内ダウンタウンにあるTCFセンター(旧コボセンター)。ここはいままでは毎年1月に北米国際オートショー(通称デトロイトショー)が開催されている場所で、いまは感染患者収容施設となっている。
デトロイトショーは本来なら今年から6月開催とし、単なるトレードショーの枠を飛び越え、TFCセンターだけでなくデトロイトのダウンタウン地区全体で展開する、いわばお祭り色の強いショーに生まれ変わる予定であったが、今年の開催は中止となり、公式ウェブサイトでは2021年の開催スケジュールが掲載されている。
最後は中国北京市郊外にある、中国国際エキシビジョンセンター(新館)。
日本では、東京モーターショーの会場となる東京ビッグサイトはいまのところコロナウイルス関連のための施設利用はされていないので、そのあたりを事情通に聞くと「まず日本はアメリカほど感染状況がまだ深刻化していないといえるでしょう。中国はたまたま空港に近いというのもあって使われているものと考えられます。ただ、日本でも今後の感染拡大状況次第に備えて、ビッグサイトなどのコンベンション施設の活用をシミュレーションしているという話もチラホラ聞こえてきます」とのこと。
この事情通は「日本と違い、諸外国では今回の問題を“戦争”という感覚で捉えて対処しています。日本において平常時ならさまざまなイベントが開催されているコンベンションセンターが、“野戦病院”さながらの施設として使われるとなると、異論を唱える声は大きく、メディアもそれを大きく扱うことでしょう。そのあたりの、下手をすれば切迫感がないと見られてしまう日本人の感覚は、世界から見れば、かなり特殊に見えるでしょうね」と語ってくれた。
とにかく、新型コロナウイルスが一刻も早く世界的に収束に向かい、再び華やかなオートショーが再び開催されることを願うばかりである。

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