【ボートレース福岡(サマータイム)GⅢ企業杯】木場悠介「今節が勝負」A2復帰へ得意の福岡で貯金をもくろむ

A2復帰への勝負駆け真っただ中の木場悠介


 一日で見事に巻き返した。木場悠介(32)=長崎・119期・B1=は初戦の3Rでは不利枠を克服できずに6着大敗を喫したが、後半7Rは4コースから全速ツケマイを決めて快勝。
「また6着も覚悟したけど、思い切って攻めたのが良かった」と代名詞の全速戦を繰り出して窮地を乗り切った。

 現在勝率(5月~)5.55で当地入りしており、残り1カ月半を切った級別の勝負駆けも大詰めを迎えている。だからこそ初日の1着は今後に勇気を与えた。「6、6着なら勝率を大きく下げるけど、6、1着なら勝率を下げなくて済む。次につながる1着でした」

 機力は決して悪くない。「伸び寄りでバランスも取れて全体的にまずまず。ペラは(前操者の)森永淳さんの伸び型の形がベースだけど、自分の形に近いので調整はしやすい」。木場が好む伸び型の調整は、まくりが利く当地には持ってこい。勝負駆けを行う上で十分のパワーが備わっている。

 当地は調整が合うこともあって成績も良好。だからこそ、今節に懸ける思いは強い。「得意な福岡でいっぱい貯金を作っておきたい。
しかも、次の住之江は大の苦手なんで。今節が勝負です」。長崎支部期待の若手ももう32歳。次のステップに進むためにも、何としてもA級の称号を取り戻しに行く。(森 大輔)

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