≪福生マッチョハンマー男≫面会の母親が証言「謝罪の言葉はナシ」知らない人からの“差し入れ”に「励みになるよ」と語る…事情聴取、移送拒否の理由判明も「警察にちゃんと話して」
≪福生マッチョハンマー男≫面会の母親が証言「謝罪の言葉はナシ」知らない人からの“差し入れ”に「励みになるよ」と語る…事情聴取、移送拒否の理由判明も「警察にちゃんと話して」

東京都福生市の路上で29日朝、男子高校生らがハンマーで襲撃され、警察官が液体を噴射された事件。殺人未遂容疑で公開指名手配されていた高林輝行容疑者(44)は5月1日、千葉県内のアパートの一室で身柄を確保された。

逮捕後、母親は何度も面会を重ねている。GW前に世間を騒がせた事件を起こした元手配犯は、留置所でどのような生活を送っているのか。

事情聴取や、違う留置場への移送を断った理由

「無事に会えました。よっぽど落ち込んでぐったりしているかなと思ったら全然そうじゃなくて。半袖を着ていて、ニコニコ顔で筋肉ムキムキ。おかげさまで元気そうでした」

JR福生駅から北西約1キロ先にある福生警察署。殺人未遂の疑いで逮捕された高林容疑者の母親が、面会を終え「集英社オンライン」の取材に応じた。

留置所内の高林容疑者は手配書に掲載された“凶悪犯”の雰囲気はなく、「明るい感じだった」と母親は話す。

高林容疑者は5月2日以降、取り調べに応じておらず、送検や他の署への移送を拒否している。

だが、高林容疑者がそれらを拒否しているのは、本人だけの意思ではないという。

「事情聴取を断るとか、ここから違う留置場への移送を断るというのは、詳しくはお話できませんが、他に面会している“あるかた”のご意見なんだそうです。

『そんなことをして警察の心証が悪くならないですか』とびっくりして聞いたんですが、『裁判とは関係ないですから』と言われました。私はてっきり本人が言い出したことだと思っておりましたが……。

いまはどうやらそのかたのアドバイスに従っているようです」

母親は容疑者に、①アメリカのドラマ映画の原作で不当な偏見と戦う弁護士を描いた『アラバマ物語』、②百田尚樹の『影法師』の2冊を差し入れた。

SNSでは現在も高林容疑者に対して、「バイクの騒音少年らから町を守った」などと擁護の声が広がっている。また、「高林輝行容疑者の情状酌量と、暴走族による騒音行為の厳罰化を求めます」と訴えるオンライン上の署名運動には1万6000筆以上の賛同が集まったほか、書留で現金を郵送するなどの動きもある。母親はそんな“差し入れ”についても語った。

「見ず知らずの何人からも、差し入れの現金書留が届いているらしくて、『ちょっと励みになるよ』とも言っていました。あと、ここの食事は、前に町田署に勾留された時より良いと。前は朝ごはんにパン2つしかなくて腹ペコになったけど、ここはわりとちゃんとした弁当が出ると話していました」

被害者への謝罪の言葉はナシ、感謝した相手とは…

その一方で、被害者への謝罪や、逃走に使った車についての具体的な話は一切なかったという。むしろ謝意を述べたのは別の人に対してだった。

「『迷惑かけてごめん』みたいな言葉はありませんでした。ただ、約3年前に逮捕された時にお世話になった弁護士さんに『自分はもっと丁寧にお礼を言わなきゃいけなかった。今になって申し訳ないと思っている』という話は出ました」

移送や送致を拒否し、勾留先で「筋肉ムキムキでニコニコしていた」という高林容疑者。事件にはまだ複数の“謎”が残っている。

社会部記者が解説する。

「逮捕当時、抵抗はなく凶器の所持もなかった。ただ、潜伏先のアパートの一室には1人ほかにいたとされている。その人物は誰なのか。また、なぜ千葉へ向かったのか。潜伏先で見つかった車は誰のものなのか、調べに協力的でないため捜査は難航している」

母親に“謎”について疑問をぶつけると、こう話した。

「交友関係というのは、私は全くと言っていいぐらい知らないんです。ほとんど知りません。大昔、彼が子供の頃に一人か二人くらい、今でも名前を覚えている人がいる程度で。その後のことは本人は一切口にいたしませんので。

友人と遊びに行くとかで、ここ数年外に出たりしていたのかもしれませんけど、いちいち私には言いませんから。車は持っていなかったと思います。

もしかしたら柄の悪い人と知り合いだったのかもしれませんが、私自身は息子と生活時間帯も違いますので、本当にわからない。

(黙秘を続けていることについて)私としては、できれば警察に事情をしゃべった方がいいと思うんですけどね。ただ、そういうことは弁護士さんと相談してやっているので…」

事件の全容解明には、まだまだ時間がかかりそうだ。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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