≪崖っぷちの蓮舫≫立憲東京都連会長選で武蔵野市議に大苦戦! 「負けたら政治生命は終わり」劣勢になった“納得の理由”と戦いのゆくえ
≪崖っぷちの蓮舫≫立憲東京都連会長選で武蔵野市議に大苦戦! 「負けたら政治生命は終わり」劣勢になった“納得の理由”と戦いのゆくえ

立憲民主党東京都連で5月15日に投開票が行なわれる、初めての会長選。全国的な知名度を誇る蓮舫氏が立候補しているが、武蔵野市議を相手にまさかの苦戦を強いられている。

主に「蓮舫氏に近い都議らVSこれまでの立憲都連体制に不満を持つ市町村区議ら」という構図だが、蓮舫氏が負けるという見方がある。激しい票の奪い合いの行方は……。

都議ら約20人が支援の蓮舫氏」VS「市町村区議ら約60人が支援の武蔵野市議」

今回の都連会長選は、立憲が2017年に設立されてから会長を務めてきた長妻昭氏が、中道改革連合に合流するため離党したことに伴うものだ。

立候補に必要な推薦人は10人以上で、蓮舫氏には都議をはじめとする20人弱が、武蔵野市議の川名雄児氏には約60人の市町村区議らが推薦人として名前を連ねたという。

蓮舫氏周辺は「蓮舫さんは都連内での激しい対立を避けるため、多くの推薦人を見せつけるようなことはせず、立候補に必要な10人が集まればよいと考えていた」と余裕を見せるが、蓮舫氏の推薦人が川名氏の3分の1弱にとどまっていること、国会議員に対する自治体議員の不満がたまっていることから、蓮舫氏が負けるとの観測が日に日に強まっているという。

その危機感は蓮舫氏の周辺にも強く、「自治体議員に負けたら、蓮舫さんの政治生命も終わりだ。引退したほうがいい」「自治体議員を中心に約200人しか投票者がいないなか、川名さんの推薦人は約60人にものぼる。蓮舫さんは勝ち目がない」と、諦めにも似た声も漏れる。

不満集める、「これまでのワンマン体制一派」の蓮舫氏

圧倒的な知名度を誇る蓮舫氏が、なぜ苦戦しているのか。

その背景には、東京都連で絶大な権力を持つ人物と蓮舫氏が一体とみられていることが大きいようだ。

「自治体議員の中には、都連幹事長を務めていた手塚仁雄前衆院議員への不満が溜まっていた。手塚氏は自身の当選のために共産と蜜月関係を築き、その共産との共闘のため、立憲候補者を衆院選直前に選挙区から降ろすなど、とにかくワンマンぶりがすごかった。

蓮舫氏は手塚氏と昵懇の仲。手塚氏の影がちらつく蓮舫氏を都連会長にしたくない、という自治体議員も多い」(立憲関係者)

都内の立憲区議も「手塚氏は自分の言うことを聞きそうな若手女性候補を積極的に擁立し、選挙の際には蓮舫氏とセットで演説させていた。

女性候補の擁立はもちろん大事だが、市町村議会で地道に経験を積んだベテランより、手塚氏や蓮舫氏と近い若手女性ばかりが国政選挙や都議選で擁立されることに、市町村区議からは『やりすぎだ』と不満がたまっていた」と明かす。

「自治体議員置き去り」の中道結成への不満も

このように、もともとの都連執行部への不満がうずまいていたところ、自治体議員の堪忍袋の緒が切れる出来事となったのが、永田町のトップダウンで決められた中道結成をめぐる動きだ。

特に、立憲都連の各総支部に中道の候補者が「顧問」として就任する制度が設けられたことには、自治体議員から「政党が異なる人が顧問になるのは、組織として明らかにおかしい」と強い反発の声が上がった。

「自治体議員をないがしろにする文化が染み付いている。中道に移ったはずの国会議員や落選者たちが、立憲都連の運営に口を出し続ける姿勢には、強い拒否感がある」(立憲都連の自治体議員)

川名氏は、こうした中道結成をめぐる不満の受け皿にもなっているようだ。

蓮舫氏陣営の関係者は「公明と連携した国会議員に反発する人や、中道との連携や今後の合流に反対する人も川名氏の推薦人になっている」と警戒する。

会長選後の分裂も? 混沌とする立憲都連

これまでの都連体制を引き継ぐとみられている蓮舫氏と、都連執行部や国会議員への不満の受け皿となっている川名氏の争い。どのような結果になっても、しこりは残りそうだ。

蓮舫氏陣営からは「川名さんの推薦人は、党員集めの目標も達成しなかったり、党勢拡大を目指した新人候補擁立を妨害したりする議員も多い。都連会長になったとしても、周りがそんな状況では都連が崩壊するのでは」と、川名氏陣営への激しい批判が飛ぶ。

いっぽう、蓮舫氏の推薦人になるよう誘われたものの、名を連ねなかった自治体議員は、「都連事務局幹部から『蓮舫さんの推薦人になってほしい』と頼まれた。本来、事務局は会長選挙において中立であるべきなのに、特定の候補者に肩入れするような組織運営がまかり通っているのは異常だ。こういった私物化に、現場の議員の不満は限界に達している」と憤る。

仮に蓮舫氏が都連会長になったとしても新執行部への反発は収まりそうにない。

選挙戦略や組織運営をめぐって、長年の不満が積もり積もった立憲東京都連。15日、自治体議員を中心とした投票で蓮舫氏に突き付けられる結果はいかに……。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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