
犬のアレルギーには主に「アトピー性皮膚炎」「食物アレルギー」「ノミアレルギー」などが挙げられます。
アトピー性皮膚炎はダニや花粉などが原因となり、慢性的な痒みを起こします。
食物アレルギーはフードに含まれるたんぱく質(アレルゲン)が原因で慢性的に下痢・軟便、お腹がゴロゴロ鳴る、おならが増える、痒がるといった症状が出ます。
体質的なものとは言え、愛犬が苦しんでいるのは見るのも辛いですよね。
このページでは愛犬の食物アレルギーに悩んでいる方のために、アレルギー対策におすすめのドッグフード10選と選ぶ際のポイントについてまとめました。
目次
アレルギー対策のドッグフードを選ぶ上で重要な3つのポイント!
ドッグフードを切り替えると症状が軽くなったり悪化する場合、食事性アレルギーの可能性が高いです。
食事性アレルギーの対策にドッグフードを選ぶには上記で挙げた3つがポイントになります。
上記のポイントと食物アレルギーがどのように関係しているのか詳しくご紹介していきます。
単一たんぱく源で原材料がシンプルなものを選ぶ
食物アレルギーの一番の原因はドッグフードに含まれるたんぱく質です。
主に動物性タンパク質(チキン・ラム・魚など)や穀物(小麦・とうもろこし・大豆など)などが挙げられますが、何が原因(アレルゲン)になるかはその子によって異なります。
そのため、動物性タンパク質は1種類で、穀物を使わないグレインフリーなど原材料がシンプルなフードを選ぶのがポイントです。
上記のようなフードに切り替えた後に反応を見ることで、「改善しなければ切替後のフードにもアレルゲンが含まれている」「改善したら切替前のフードにアレルゲンが含まれていた」といったことを予想しやすくなるためです。
動物性タンパク質を選ぶ際は、今まで食べたことのないものを選ぶのがおすすめです。
お腹に配慮した成分を配合したフードを選ぶ
2つ目にお腹に配慮した成分を配合したフードを選ぶと良いでしょう。お腹の中で十分に消化されないのも食物アレルギーの原因です。
そのため、お腹を健やかに保つという意味でプロバイオティクス(乳酸菌などの腸内細菌)やプレバイオティクス(腸内細菌のエサになる物質)を配合したフードを選ぶと良いでしょう。
これらの成分が入っているからといって、アレルゲンを含んだフードを食べられるようになるわけではありませんが、選ぶ際のポイントの一つとして気にしてあげると良いでしょう。
不要な添加物が入っていないフードを選ぶ
ドッグフードに使われている着色料や香料などの添加物も食物アレルギーの原因になると言われています。
酸化したフードは体に悪いので酸化防止剤は避けられません。添加物が気になる方はミックストコフェロール(ビタミンE)や緑茶エキスなどを使ったフードを選ぶと良いでしょう。
ここで言う不要な添加物とは、栄養補給という意味では不要な着色料や香料、甘味料などのことを言います。
香料や甘味料は嗜好性が上がるので、極度の偏食や好き嫌いで困っている人にとってはプラスに働く場合もあります。ですが、着色料は色味を整えるのが目的なので、不要な添加物と言えます。
【安心&安全】アレルギー対策にドッグフードおすすめTOP10!

価格(税込) | 【通常】4,830円 【定期】6,960円(800g×2袋) |
内容量 | 800g |
主原材料 | 鶏肉 |
無添加表示の種類 |
保存料・着色料・酸化防止剤・香料 |
お腹に配慮した成分 | フェリカス菌・イヌリン・フラクトオリゴ糖 |
100gあたりの価格(税込み) | 434円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】5,038円 【定期】4,534円 |
内容量 | 2kg |
主原材料 | ラム |
無添加表示の種類 | 香料・着色料 |
お腹に配慮した成分 | エンドウ豆繊維・亜麻仁・ビール酵母 |
100gあたりの価格(税込み) | 226円~ |
評価 | ![]() |

価格(税込み) | 80g 450円 800g 3,600円 2.27㎏ 8,900円 5㎏ 18,500円 |
内容量 | 80g〜 |
主原材料 | イワシ、タラ |
無添加表示の種類 | 合成保存料・香料 |
お腹に配慮した成分 | イヌリン・アシドフィルスキン・ラクティス菌・カセイ菌 |
100gあたりの価格(税込み) | 370円~ |
評価 | ![]() |

価格(税込み) | 2kg 8,580円 6kg 20,900円 11.4kg 29,700円 |
内容量 | 340g〜 |
主原材料 | 牛・ラム・豚・バイソン・魚 |
無添加表示の種類 | 保存料・合成添加物 |
お腹に配慮した成分 | フェシウム菌、イヌリン |
100gあたりの価格(税込み) | 260円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 2kg 10,780円 6kg 26,180円 11.4kg 39,380円 |
内容量 | 2kg〜 |
主原材料 | ヤギ・イノシシ・鹿・魚・鴨 |
無添加表示の種類 | 薬剤・防腐剤・着色料・エトキシキン・BHA・BHT・プロピレングリコール |
お腹に配慮した成分 | エンテロコッカスフェシウム発酵生成物・チコリー根 |
100gあたりの価格(税込み) | 345円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】3,850円(税込) 【初回お試し】3,278円(税込) |
内容量 | 1kg |
主原材料 | 鶏肉 |
無添加表示の種類 | 香料・着色料・保存料・防カビ剤・増粘剤・発色剤・BHA・BHT |
お腹に配慮した成分 | 乳酸菌 |
100gあたりの価格(税込み) | 327円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】5,038円 【定期】4,534円 |
内容量 | 2kg〜 |
主原材料 | チキン |
無添加表示の種類 | 着色料・香料 |
お腹に配慮した成分 | フラクトオリゴ糖 |
100gあたりの価格(税込み) | 226円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】5,478円(税込) 【初回お試し】1,980円(税込) |
内容量 | 1.5kg |
主原材料 | 鶏肉 |
無添加表示の種類 | 合成防腐剤、合成保存料、発泡剤、BHT、BHA、防カビ剤、抗菌剤、合成香料、化学調味料 |
お腹に配慮した成分 | フラクトオリゴ糖・ビフィズス菌 |
100gあたりの価格(税込み) | 328円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】9,196円 【定期】7,816円 |
内容量 | 5kg |
主原材料 | チキン |
無添加表示の種類 | 着色料、香料 |
お腹に配慮した成分 | フラクトオリゴ糖・マンナンオリゴ糖 |
100gあたりの価格(税込み) | 156円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 単品価格:5,478円 定期コース価格:4,378円(初回送料無料) |
内容量 | 2kg〜 |
主原材料 | チキン・ターキー・サーモン |
無添加表示の種類 | 着色料・保存料 |
お腹に配慮した成分 | フラクトオリゴ糖・マンナンオリゴ糖 |
100gあたりの価格(税込み) | 219円~ |
評価 | ![]() |
アレルギー対策のドッグフードならポンポンデリを選べば安心!
- 主原材料は国産鶏肉
- 腸内環境にこだわった素材を配合
- 保存料・酸化防止剤・着色料・香料など不使用
- できるだけ国産の原材料にこだわり
- ビール酵母以外の食材はヒューマングレード
- 香料ではなくカツオ節・鶏ガラスープで風味をアップ
- グルテンフリー
ポンポンデリはヒューマングレードの原材料にこだわり、フェリカス菌・イヌリン・フラクトオリゴ糖など腸内環境に配慮した成分を配合しています。
主原材料は国産の鶏肉を使っています。卵黄粉末を使っていますが、記載順から推測するに使用量は少なめですし、卵白ではないのでたんぱく質によるアレルギーはそれほど気にしなくて良いでしょう。
保存料や酸化防止剤、着色料などの添加物も不使用なので安心して食べさせられます。ただ、酸化防止剤不使用なので800gの少量パックのみなので大型犬や多頭飼育だとコストが上がってしまうのは残念な点と言えます。
これまでラムや魚を主原料に使ったフードを食べていた子のアレルギー対策におすすめのフードです。
アレルギー対策のドッグフード15種を3つの項目で比較!
商品名 | 主原料 | お腹に配慮した成分 | 不使用添加物 |
---|---|---|---|
ポンポンデリ![]() |
鶏肉 | フェリカス菌・イヌリン・フラクトオリゴ糖 | 保存料・着色料・酸化防止剤・香料 |
アランズナチュラル![]() |
ラム | エンドウ豆繊維 | 着色料・香料 |
ロータス(グレインフリーフィッシュレシピ)![]() |
イワシ・タラ | イヌリン・アシドフィルスキン・ラクティス菌・カセイ菌 | 化学合成した添加物は不使用 |
アカナ(ランチランド)![]() |
牛・ラム・豚・バイソン・魚 | エンテロコッカス・フェシウム菌NCIMB10415 | 化学合成した添加物は不使用 |
オリジン(ツンドラ)![]() |
ヤギ・イノシシ・鹿・魚・鴨 | 乾燥 エンテロコッカスフェ シウム発酵生成物. | 化学合成した添加物は不使用 |
UMAKA![]() |
鶏肉 | フラクトオリゴ糖・ビフィズス菌 | 合成防腐剤、合成保存料、発泡剤、BHT、BHA、防カビ剤、抗菌剤、合成香料、化学調味料 |
ブッチ(ブラック・レーベル)![]() |
ビーフ・ラム・チキン | – | 人工調味料、香料、着色料、エトキシキン・プロピレン・グリコール |
モグワン![]() |
チキン・サーモン | 乳酸菌 | 着色料・香料 |
カナガン![]() |
チキン | フラクトオリゴ糖 | 着色料・香料 |
このこのごはん![]() |
鶏肉 | 乳酸菌 | 香料・着色料・保存料・防カビ剤・増粘剤・発色剤・BHA・BHT |
ナチュロル![]() |
牛・鶏・馬・魚 | りんご繊維・オリゴ糖・乳酸菌 | 保存料・化学調味料 |
犬猫生活![]() |
鹿肉・魚・鶏レバー | 乳酸菌・フラクトオリゴ糖・ | 着色料・保存料・発泡剤・防カビ剤・抗菌剤・香料・ソルビン酸カリウム・防腐剤・没食子酸プロビル・BHT・BHA・エトキシン・ホルマリン・セルロース・化学調味料 |
ミシュワン![]() |
チキン・ターキー・サーモン | フラクトオリゴ糖・マンナンオリゴ糖 | 着色料・保存料 |
ピッコロ![]() |
チキン | フラクトオリゴ糖 | 香料 |
ネルソンズ![]() |
チキン | フラクトオリゴ糖・マンナンオリゴ糖 | 着色料、香料 |
アレルギー対策にドッグフード15種類を3つの項目で比較しまとめました。愛犬に合ったフードがどれか知るための参考にしてみてください。
アレルギー対策のドッグフードと一緒に試したいアレルギー対策は?
- 日記をつける
- 療法食を処方してもらう
アレルギー対策のドッグフードと一緒に試して欲しいのが日記です。
原材料にどんなものが使われているかの確認と、そのフードを与えてアレルギー症状に変化があったか日記をつけることでアレルゲンの推測ができます。
ただ、仮にアレルゲンの入っていないフードに切り替えが成功したとしても、すぐに症状が治まる訳ではありません。
切り替えてから3か月くらいは様子を見た方が良いので、長期戦になります。
直ぐに効果を期待できるものとしては「療法食」を検討しても良いでしょう。珍しいたんぱく源を仕様したものや、たんぱく質を加水分解することで食物アレルギーに配慮したつくりになったフードです。
ネットでも購入可能ですが、獣医の指示のもとあげるべきフードなので、かかりつけの動物病院などに相談すると良いでしょう。
アレルギー対策のドッグフードを与える前に気になる4つのQ&A!
アレルギー対策用のドッグフードで安いものはない?
国産でアレルギー対応におすすめのドッグフードはどれ?
市販されているアレルギー対応のドッグフードならどれがおすすめ?
アレルギー性皮膚炎用のドッグフードはどれがいい?
まとめ
- 単一たんぱく質でシンプルな原材料のフードを選ぶ
- お腹に配慮した成分が入ったものを選ぶ
- 不要な添加物が入っていないものを選ぶ
ここでは食物アレルギー対策におすすめのドッグフードと、選び方についてご紹介しました。
食物アレルギーの対策であれば、アレルゲンを特定しそれが入っていないフードに切り替えるのがおすすめです。
とは言え、切り替えたからといって症状が直ぐに収まる訳ではありません。
100%改善するわけではありませんが、食物アレルギーのために作られた療法食などもあります。
手探りでアレルゲンを探すより、早期改善に期待ができる可能性はあるので、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。