
ウェットフードは一般的に水分を7~8割程度含んでいて、不足しがちな水分を食事と一緒に摂取することができます。
そのため、猫ほど多くはありませんが尿路トラブルなどのケアにも効果的です。
また、ドライフードに比べて嗜好性が高い傾向があり、極度の偏食や好き嫌いの多い子にもおすすめです。
ただ、ドライフードに比べて一般食や副食の種類も多く、主食に適さないものもあります。
そこでこのページではウェットフードを選ぶポイントや、おすすめ商品などをまとめました。
ウェットフードを探している方はぜひ最後までお付き合いください。
目次
ウェットドッグフードを選ぶ上で重要な3つのポイントを解説!
さっそくウェットフードを選ぶポイントを3つご紹介します。それぞれについてなぜ大切なポイントとなるのかを詳しくご紹介します。
安心な原材料を使ったものを選ぶ
ウェットフードはドライフードに比べると割高になるものが多いので、コスパで選ぶ人もいるでしょう。
ですが、ドライフードと同じで価格を抑えた商品というものは、その分安い原材料を使わなければいけません。当然、原材料の質も下がります。
例えば「中国産の原材料」や「遺伝子組み換え食品」「肉骨粉(肉粉、臓器粉、骨粉、骨炭、血粉、乾燥血漿、その他の血液製品、加水分解たん白質、蹄粉、角粉、皮粉、魚粉、羽毛粉、獣脂かす、第2リン酸カルシウム、ゼラチン・コラーゲン) 」などが使われているかもしれません。
こういった原材料に抵抗がある人は、メーカーのHPを確認したり、直接メーカーに問い合わせてみると、大抵回答してくれるので聞いてみると良いでしょう。
最近は「ヒューマングレード」や「人間食べられる原材料」を使ったドッグフードも増えているので、ウェットフードを選ぶポイントにすると良いでしょう。
使い勝手のよいものを選ぶ
一言にウェットフードと言っても、メーカーによって缶詰・トレイ・パウチなど容器や容量も異なります。
ウェットフードは水分量が多いので、開封後は1~2日以内に食べきらなければいけません。
そのため、愛犬の大きさや給餌量をもとに容量を選んだり、ブッチのように開封後は小分けにして冷凍保存できるものを選ぶと良いでしょう。
トレイやパウチならゴミ出しも楽ですが、缶詰だと分別が手間になったりすることもあります。
このように、ドライフードなら容量だけを気にしていれば良かったんですが、ウェットフードの場合は商品によって使い勝手が異なるので、使い勝手も選ぶポイントになります。
不要な添加物が少ないものを選ぶ
ウェットフードは開封後の賞味期限を短く設定しているので、保存料や酸化防止剤などの添加物は使われない傾向があります。
ですが、食いつきを良くするために増粘多糖類が使われていたり、色味を整えるために発色剤や着色料を使っているものもあります。
嗜好性については偏食や好き嫌いに悩む方にとってはプラスとなりますが、発色剤や着色料は栄養補給という点で特にメリットはありません。
そのため、原材料をよく確認し不要な添加物ができるだけ入っていないものを選ぶと良いでしょう。
【犬用総合栄養食】ウェットドッグフードおすすめランキングTOP10!

価格 | 【通常】4,455円 【定期】3,000円 |
内容量 | 800g×3本 |
主原材料 | ビーフ(ブラック・レーベル) |
無添加表示の種類 | 着色料、発色剤、保湿剤、乳化剤、増粘安定剤、pH調整剤、保存料、酸化防止剤 |
100gあたりの価格(税込み) | 161円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】6,100円 【定期】4,880円 |
内容量 | 100g×8袋 |
主原材料 | 鶏肉(チキンレシピ) |
無添加表示の種類 | 着色料、発色剤、保湿剤、乳化剤、増粘安定剤、pH調整剤、保存料、酸化防止剤 |
100gあたりの価格 (税込み) | 610円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】7,491円 【定期】5,990円 |
内容量 | 1.2kg(12袋) |
主原材料 | 味によりチキン・ポーク・フィッシュ・ジビエ |
無添加表示の種類 | 人工甘味料、香料、保存料、着色料 |
100gあたりの価格 (税込み) | 499円~ |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】5,170円 【定期】4,653円 |
内容量 | 1.5kg(10袋) |
主原材料 | 鶏肉 |
無添加表示の種類 | 香料、保存料、着色料・酸化防止剤 |
100gあたりの価格 (税込み) | 310円〜 |
評価 | ![]() |

価格 | 1,155円(税込み) |
内容量 | 390g |
主原材料 | 鶏肉 |
無添加表示の種類 | 人工保存料、抗生物質、成長ホルモン、ピロリン酸ナトリウム、カラギーナン |
100gあたりの価格 (税込み) | 296円〜 |
評価 | ![]() |

価格 | 561円(税込み) |
内容量 | 170g |
主原材料 | ラム肉 |
無添加表示の種類 | 増粘剤・安定剤 |
100gあたりの価格(税込み) | 330円〜 |
評価 | ![]() |

価格 | 【通常】3,784円 【定期】3,405円 |
内容量 | 400g(3缶) |
主原材料 | 骨抜きチキン生肉 |
無添加表示の種類 | 香料、着色料 |
100gあたりの価格(税込み) | 283円〜 |
評価 | ![]() |

価格 | 107円(税込み) ※2022/09 マツモトキヨシ オンラインストア参照 |
内容量 | 70g |
主原材料 | 鶏肉 |
無添加表示の種類 | 着色料・調味料・発色剤 |
100gあたりの価格 (税込み) | 150円〜 |
評価 | ![]() |

価格 | 85円(税込み) ※2022/09 サンドラッグe-shop参照 |
内容量 | 70g |
主原材料 | 鶏肉 |
無添加表示の種類 | 表記なし |
100gあたりの価格 (税込み) | 121円〜 |
評価 | ![]() |
ヒルズ サイエンス・ダイエット アダルトライト 1~6歳 肥満傾向の成犬用缶詰

ヒルズ サイエンス・ダイエット アダルトライト 1~6歳 肥満傾向の成犬用缶詰の特徴
おすすめのウェットドッグフードランキング10位は、ヒルズ サイエンス・ダイエット アダルトライト1~6歳 肥満傾向の成犬用缶詰です。アメリカで研究・開発された商品で、厳密な品質管理のもと生産され、保存料は使用していません。高品質なたんぱく質を使用した総合栄養食で、2019年には米国獣医師がNo.1に推奨しています。
価格 | 255円(税込み) ※2022/09 ビックカメラ.com参照 |
内容量 | 370g |
主原材料 | ポーク |
無添加表示の種類 | 保存料 |
100gあたりの価格 (税込み) | 68円〜 |
評価 | ![]() |
犬用ウェットフードに迷ったらブッチを選べば間違いなし!
- ヒューマングレイドの原材料
- こだわりの無添加・グルテンフリー
- 独自の調理方法で食いつきの良さを実現
- 生肉に近い水分含有量で消化吸収がスムーズ
- 検査基準が厳しいニュージーランド産
- 開封後も冷凍が可能で使い勝手が良い
- 缶詰と比べてゴミが少なくて便利
犬用ウェットフードに迷った時には、「ブッチ」をおすすめします。ブッチは、環境規制が世界一厳しいといわれるニュージーランド産のドッグフードです。ヒューマングレイドの原材料を使用し、無添加・グルテンフリーにこだわった安心安全の総合栄養食です。
生肉に近い水分含有量により、スムーズな栄養の消化吸収を実現しています。独自の調理方法で食いつきの良さも抜群です。
単に品質高いだけではなく開封後の冷凍保存が可能な点や、ゴミの処理が簡単な点など、ウェットフードのデメリットとなるポイントを抑えていて使い勝手も良いのが特徴です。
犬用ウェットフードのどれを選んだらいいか迷ったら、ぜひブッチを試してみてくださいね。
犬用ウェットフード10種を4つの項目で比較!
商品名 | 値段(税込み) | 原材料の品質 | 使い勝手 | 不使用添加物 |
---|---|---|---|---|
ブッチ(ブラック・レーベル) | 4,455円/800g×3 | ◎ | 800g入り・フィルムタイプ・特製フレッシュキャップあり | 人工調味料・香料・着色料・エトキシキン・プロピレン・グリコール |
ペトコト | 6,100円/100g×8 | ◎ | 100g入り・真空パック | 着色料、発色剤、保湿剤、乳化剤、増粘安定剤、pH調整剤、保存料、酸化防止剤 |
ココグルメ | 7,491円/100g×12 | ◎ | 100gの小袋入り・冷凍真空パック | 人工甘味料、香料、保存料、着色料 |
ウェルフー | 5,170円/150g×10袋 | ◎ | 150g入り・常温保存可能なレトルト加工 | 香料、保存料、着色料・酸化防止剤 |
ジウィピーク ドッグ缶 ニュージーランド・フリーレンジチキン | 1,155円/390g | ◯ | 390g入り・缶詰常温保存 | 人工保存料・抗生物質・成長ホルモン・ピロリン酸ナトリウム・カラギーナン |
K9ナチュラル プレミアム缶 ラム・フィースト | 561円/170g | ◯ | 170g入り・BPAフリーの缶詰 | 増粘剤・安定剤 |
カナガンドッグフード チキン ウェットタイプ | 3,784円/400g×3 | ◎ | 400g入り・缶詰 | 着色料・香料 |
グラン・デリ 無添加仕立て 国産 | 107円/70g | ◯ | 70g入り・レトルトパウチ | 着色料・調味料・発色剤不使用 |
シーザー パウチ 成犬用 蒸しささみ 野菜入り | 85円/70g | △ | 70g入り・レトルトパウチ | 表記なし |
ヒルズ サイエンス・ダイエット アダルトライト 1~6歳 肥満傾向の成犬用缶詰 | 68円/370g | △ | 370g入り・缶詰 | 保存料 |
犬用ウェットフード10種を、「値段・原材料の品質・使い勝手・不使用添加物」の4つの項目で比較しまとめました。ウェットフードを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
ウェットドッグフードとドライフードの3つの違いを比較!
ウェットフード | ドライフード | |
---|---|---|
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
ウェットフードとドライフードを比べたメリット・デメリットなどの傾向としては上記のようなものが挙げられます。
次にウェットフードとドライフードの違いについて詳しく解説していきます。
水分量の違い
一般的なウェットフードの多くは75~82%の水分を含んでいるのに対して、ドライフードの多くは10%程度のものが大半です。
水分を多く含んでいる分、食感も柔らかくてアゴの力が弱い子犬やシニア犬でも食べやすく消化にも良いのが特徴です。
ただし、お肉やお魚が歯の間に挟まりやすいのと同じで、食べかすが詰まりやすく歯周病に注意が必要な点はデメリットと言えます。
当然、1食分の重量もウェットフードの方が重いので、ドライフードなら1か月分が3kgで済むところ、ウェットフードで1ヵ月分をストックしようとすると約5kgになったりします。
そうなると買い物も大変になりますし、保管スペースも必要になってきます。
重量あたりの栄養価と値段
全体の7~8割が水分ということは、ウェットフードとドライフードを100gずつお皿に載せたとしても栄養価が異なります。
水分が少ない分、ドライフードの方が栄養が凝縮されていると言えます。
そのため小食で痩せ気味な子には少量で十分な栄養を補給できるドライフードが、反対に肥満傾向な子は満腹感を得やすいウェットフードがおすすめです。
また、ウェットフードの多くは1食分ずつに個装されているものが多く、ドライフードに比べると値段が割高になる傾向があります。
賞味期限
ウェットフードは商品や容器(缶詰やレトルトパウチなど)によって賞味期限が1~3年と異なります。そのため、買換え頻度が少なく済むという意味では缶詰タイプは非常食におすすめです。
ただし重いのでもち運びには不憫です。たまに紙のパッケージに入ったドライフードもあるのに対して、缶詰やレトルトパウチなら浸水しても食べられます。
また、開封後はだいたいのフードが当日中に食べきることを推奨しています。(小分けにして冷蔵で2~3日や、同じく小分け+冷凍で1ヵ月などもあります)
ドライフードの多くは製造から1年程度が賞味期限となり、開封後は1ヵ月程度に食べきることを推奨しています。
このように、開封・未開封時の賞味期限も異なるので、使い勝手も含めて選ぶと良いでしょう。
保存の観点からすると小食や食べムラのある子にはドライフードがおすすめです。
ウェットドッグフードを与える前に気になる3つのQ&A!
ウェットフードはいつからいつまで与えていいの?
ウェットフードとドライフードを混ぜてもいいの?
ウェットフードを開封した後はどう保存すればいい?
まとめ
- 安心な原材料を使ったものを選ぶ
- 使い勝手のよいものを選ぶ
- 不要な添加物が少ないものを選ぶ
- おすすめはブッチ
ここでは犬用のウェットフードについてまとめました。
ウェットフードの場合、ドライフードとは異なる添加物を使用している場合があるので、注意しましょう。
また、価格は原材料の質に直結しやすいので、あまり安いものを購入する場合、原材料の質についても調べてからが安心です。
ぜひ、このページで紹介した「選び方」を参考に、あなたにとってコストと安心感のバランスが取れたフードを探してみてください。