猫の鳴き声がうるさい…。猫が鳴く理由と簡単なしつけ・対策まとめ!

普段は大人しいのに、ある時突然「ニャー」と大きな声で鳴き出す愛猫に困っていませんか?

犬ほど大きな音量ではなくても、静かな部屋に響き渡る猫の鳴き声は結構うるさいものですよね。

それが毎日となると、ストレスが溜まるだけでなく、近隣住民に迷惑をかけてしまうことも…。

そこで今回は、朝方や夜中など状況別に猫の鳴き声をピタッと止める方法をまとめてみました!

猫が鳴く理由も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね♪

うるさい鳴き声からわかる猫の気持ちとは?

言葉を話せない猫にとって「鳴く」という行為は、飼い主さんや他の猫とのコミュニケーション手段のひとつです。

しかし、いつになく鳴き声がうるさい時は次のような理由があるのかもしれません。

猫がうるさいほど鳴く理由
  • 猫の習性
  • 発情期
  • 飼い主さんへの要求
  • ストレス

猫は本来、夜行性の動物で夜中に小動物を捕らえて食べるという習性があります。

つまり、人間が寝静まる夜中は猫にとってゴールデンタイム!つい狩猟本能が出てしまうため、飼い主さんを悩ませる真夜中の大運動会が始まるんですね…。

またメス猫は、発情期になると普段とは全く違う低い声でオス猫にアピールするようになります。四六時中鳴きっぱなしなので、飼い主さんはストレスが溜まることも多いでしょう。

  • 発情期 … 生後6ヶ月以降のメス猫がオス猫へアピールするために、鳴いたり床に体を擦り付けたりすること。家猫の場合は年3〜4回あると言われている。

こうした猫の習性以外では「餌が欲しい」「トイレを綺麗にして欲しい」「構って欲しい」など、飼い主さんに対して何か要求がある時にも大きな声で鳴くことがあります。

もしどれも当てはまらない場合は、ストレスが原因かもしれません!

環境の変化や、飼い主さんが構ってくれないことへの不満が引き金になることもあるので、鳴き声以外に気になる症状はないか愛猫の様子を観察してみましょう。

【状況別のしつけ】猫の鳴き声がうるさい時に黙らせる方法とは?

では、猫の鳴き声がうるさくて困ったときは一体どうすればいいのでしょうか?こちらでは、状況別に猫が大きな声で鳴く理由と、正しい対処法についてまとめてみました!

それぞれ対処法を紹介していくので、鳴くのをやめさせたい時はぜひ参考にしてくださいね。また、対処法は簡単なものから順に書いているので、上から順に試してみましょう!

1.夜中に猫の鳴き声がうるさいときの対処法

夜中にニャーニャー鳴かれるせいで、なかなか寝付けず苦労している飼い主さんも多いのではないでしょうか?そんな時は、次のような対処法がおすすめです!

対処法
  • 猫が鳴いても構わずに放置するか、別の部屋に移す
  • 帰宅後から就寝前に猫と遊ぶ時間をとる
  • 餌や水、トイレの世話をしっかり行う
  • 部屋の温度を調整する
  • 多頭飼いにする

猫は元々夜行性の動物で、夜中に活動する小動物を捕まえて食べる習性があります。そのため、日中よりも夜の方が動きが活発になり鳴く回数も増える猫が多いようです。

実際、街で見かける野良猫も、人気がない夜中にネズミを捕ったり、ゴミを漁ったりして生活しています。

家猫の場合は、日中の留守番で退屈しているので、飼い主さんが帰宅すると要求鳴きをすることがあります。「遊ぼうよ!」「お腹空いた!」と訴えているんですね。

そして、その要求が満たされないと夜中までずっと鳴き続けることがあります。ただ、これが連日続くとなると寝不足でストレスが溜まりますよね…。

でも、イライラするからといって声を荒げたりするのは禁物です!

餌、水、トイレなど身の回りの世話はしっかりと済ませてあげて、適度に一緒に遊ぶ時間をとってあげましょう。それでも鳴く場合は、無視して要求に応えないことが大切です!

2.朝方に猫の鳴き声がうるさいときの対処法

夜中ほどではありませんが、猫は早朝や夕方にも狩りをする習性があるので、朝方にも鳴き声がうるさくなることがあります。そんな時は、次のように対処してみましょう!

対処法
  • 寝る前にカリカリの餌を少し餌入れに入れておく
  • 夜ご飯の時間を少し遅くしてみる

朝に餌を食べるなど生活リズムが朝方の猫は、毎日決まった時間になると「お腹が空いた!」「起きて!遊ぼうよ!」要求鳴きをしてきます。

快適な眠りを邪魔されないためには、夜ご飯の時間を少し遅くしてみるか、朝起きた時に餌がある状態にしておけば、朝鳴きをやめさせることができるでしょう。

ただし、ウェットタイプの餌は腐りやすいので、置き餌をするならドライキャットフードがおすすめです!

3.発情期や交尾中に猫がうるさいときの対処法

生後半年を過ぎたメス猫は、発情期になるとオスへのアピールでいつになく大声で鳴きます。

普段の可愛らしい「ニャー」という声とは違って「ニ゛ャーオ゛」という低くて太い声は、かなり耳障りで困ってしまいますよね…。

ただ、発情期の猫の鳴き声をやめさせる方法は、ひとつしかありません!

対処法
  • 去勢・避妊手術を受けさせる

メスの声を聞くとオス猫もつられて鳴き始めるので、発情期には眠れない夜を過ごす飼い主さんが多いかもしれませんね…(笑)

しかし、発情期は子孫を残すための習性ですから、やめさせるには去勢・避妊手術を受けさせるしか方法がないのです。

「綿棒で膣を刺激すればおさまる」なんて噂もありますが、猫の体を傷つけてしまうリスクが大きいので絶対にやめましょう!

もし近隣住民の迷惑になりそうなら、前もって事情を伝えておくなどの配慮も忘れないようにしてくださいね。

4.猫同士の喧嘩で鳴き声がうるさいときの対処法

多頭飼いの家庭では、猫同士が喧嘩をする時の鳴き声に悩まされることもありますよね。ただうるさいだけだはなく、ケガをする恐れもあるので、飼い主さんが仲裁してあげましょう!

対処法
  • 大きな音を立てて気をひく
  • 喧嘩している猫を別々の部屋に隔離する

猫の喧嘩を仲裁するには、大きな音を立てて猫の気をそらすのが効果的です!目を合わせている状態を解消できれば、一旦休戦状態にできますからね。

それでも収拾がつかない場合は、猫同士を別々の部屋に隔離してクールダウンさせましょう。

5.外に出たがる猫の鳴き声がうるさいときの対処法

家猫でも外の世界に興味を持つと、ドア付近で「外に出して〜」と鳴くことがありますよね。

また、ケージに入れると鳴き出す猫もいて、苦労している飼い主さんも多いのではないでしょうか?

そんな時は、次の方法を試してみましょう。

対処法
  • ケージが一番落ち着ける場所だと認識させる
  • ケージの中に水を用意しておく
  • ケージを布で覆うなど目隠しを作る
  • 鳴いても外に出さないこと

特に玄関付近で鳴かれると、脱走のリスクもあるので困りますよね。ただ、一度でも要求に応えてしまうと鳴き癖がついてしまうので、基本的には無視しましょう!

ただ、ケージを嫌がる猫は単に寂しいだけでなく、ケージの外にある餌や水の元に行きたいという可能性もあるので、水はケージの中でも飲めるようにしてあげるといいですよ。

また、ケージが一番落ち着けると認識させるために、ケージの環境を整えて日中も解放しておくのがおすすめです!

6.餌が欲しくて猫の鳴き声がうるさいときの対処法

餌入れの近くや餌を収納している場所の近くで「ニャー」と鳴いている時は、お腹が空いているのかもしれません。ずっと鳴き止まない場合は、次のように対処しましょう!

対処法
  • 餌をお湯でふやかして満足感を与える
  • 粒が大きめで噛み応えのある餌を選ぶ
  • 適度に炭水化物が含まれた餌を選ぶ

いつも餌を与えている時間帯であればいいのですが「欲しがる→与える」というリズムができてしまうと、昼夜問わずお腹が空いたら鳴くようになってしまいます。

ですので、こうした要求鳴きの場合は、基本的に無視するのが一番です!

ただ、毎日のように鳴く場合は、空腹感が満たされていない可能性があるので、餌をお湯でふやかして膨張させると同じ餌の量でも満足感が得られるでしょう。

それでも満足できない場合は、粒が大きめで噛み応えのある餌や、腹持ちが良いサツマイモなどが含まれた餌を選ぶのがおすすめですよ♪

全部やったけど解決しなくてイライラ…。まだ鳴き声がうるさい猫への対策!

対策系は一通りやってみたけどダメだった…。こうなると一生この状態が続くのでは?と絶望した気持ちになりますよね。

ただ先に言っておくと、猫のうるさい鳴き声をやめさせるにはかなり根気が必要です!

我が家の猫も1ヶ月くらいかけてやっと克服できましたが、我慢の限界でノイローゼになりそうでした…。

それでも猫の鳴き声に悩まされるのであれば、心が病む前に飼い主さんの方でも防音対策をしましょう!こちらに、編集部一押しの防音アイテムをまとめてみました。

  • 耳栓
  • 防音ケージ
  • 吸音シート
  • 遮音カーテン

まずはシンプルですが、耳栓で音を遮断する方法が手軽で便利です!猫がいくら鳴いても、耳に届かなければ眠りを妨げられることはないですからね。

それじゃ物足りない!という飼い主さんは、最近話題のドーム型遮音まくらなどを併用すると、より音をシャットアウトすることができるでしょう。

ただ、耳栓が苦手な場合や、近所にも迷惑がかかる場合は、防音タイプのケージで猫を寝させる、壁に吸音シートを貼る、遮音カーテンを使用するのがおすすめです。

睡眠薬を飲むという方法もありますが、体に支障をきたしてしまう可能性もあるので、あくまで最終手段としてとっておき、できればその前に解決したいものですね。

子猫の鳴き声がうるさいときはどうすればいい?

鳴き続ける子猫を鳴き止ませたい…とお悩みの飼い主さんも多いかと思いますが、そもそも子猫は成猫に比べて鳴く頻度が多いと言われています。

というのも、母猫にお乳をせがんだり、不安な時に母猫を求めて鳴いたりすることがあるからです。

成長とともにあまり鳴かないようになっていきますが、子猫のうちはある程度鳴くものとして受け入れてあげましょう!鳴き声も可愛らしいですからね。

ただ、子猫のうちに鳴いたら要求に応える癖をつけてしまうと、大人になってからさらに要求鳴きが激しくなってしまうので、餌、水、トイレ以外の要求は基本的に静観してくださいね!

猫がゴロゴロ鳴くのがうるさいと感じた場合の対処法!

猫がゴロゴロと喉を鳴らすのは、安心していて居心地がいい証拠だと言われていますが、就寝時など状況によっては気になってしまうこともありますよね。

ただ、猫は喜びに満ちていますから、ここで部屋を隔離したり猫が嫌がることをしてしまうとショックを受けてしまうことも…。

ですので、喉鳴らしが気になる場合は、基本的に飼い主さんが耳栓をするなどの対処が必要になります!間違っても叱ったりしないでくださいね。

まとめ

飼い主さんの頭を悩ませるほどにうるさい猫の鳴き声。しかし、猫が鳴くのには必ず理由があり、何かを訴えているサインです!

「一刻も早くどうにかしたい」「静かな夜を取り戻したい」と思ったら、まずは理由を探るのが第一。

その上で、猫の環境や体調を整える、あえて反応せずに待つなどの適切な対策を取りましょう。

お互いの関係悪化を防ぐためには、防音グッズなどを取り入れるのもおすすめです!飼い主さんも猫も穏やかに眠れる夜が早く来るとよいですね。

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