キャットフードと言えばカリカリのドライフードが主流ですが、水分をたっぷり含んだウェットフードも人気があります。
しかし、ウェットフードは嗜好性重視で作られているため添加物が大量に使われているものが多く、その中から安全なウェットフードを選ぶのは大変です。
そこで当サイトでは、安全なウェットフードを選ぶポイントや正しい与え方について詳しくまとめてみました。
そのうえで、本当におすすめできる5つの商品をランキング形式で紹介していきます!
目次
- 1 ウェットタイプでおすすめのキャットフードの選び方!
- 2 ウェットタイプで人気のキャットフード20種類を徹底比較!
- 3 ウェットにおすすめキャットフードランキング5選!
- 4 ウェットフードなら「何も入れないたまの伝説」がおすすめな理由!
- 5 【目的別】おすすめのウェットキャットフードを紹介!
- 6 ウェットタイプの餌はドライキャットフードと混ぜるの良い?
- 7 半生(セミモイスト)のウェットキャットフードは危険すぎてほとんどない!
- 8 ウェットの餌は1日あたりどれくらいの量を与える?
- 9 ウェットの餌は開封後どのように保存する?
- 10 ウェットタイプの餌は自動給餌器で与えることはできる?
- 11 ウェットタイプのキャットフードなら無添加で安全な「何も入れないたまの伝説」がおすすめ!
ウェットタイプでおすすめのキャットフードの選び方!
では最初に、ウェットフードの選び方について見ていきましょう。
巷には何百種類というウェットフードがありますが、次のポイントを満たしていれば危険なウェットフードを選ばずに済みます。
安全な肉や魚を主原料に使用している。
キャットフードには色々な原料が使われていますが、猫にとって最も必要なのは肉や魚に含まれる動物性たんぱく質です。
そのため、肉や魚が主原料のウェットフードを選ぶようにしましょう!
ただし、肉や魚なら何でもいいという訳ではなく、人間が食べるものと変わらないくらい安全性が高くないと意味がありません。
チキンエキス、フィッシュエキス、チキンミール、フィッシュミール、ミートミール、ミートボーンミール、肉粉、肉骨粉、魚粉など
肉や魚でもこうした原料は「副産物」と言って、肉以外にも血液、内臓、骨、羽、鱗、くちばしなど粗悪な部位を含んでいる可能性があるので注意が必要です。
また、主原料が穀物のキャットフードもおすすめできません。穀物は食材の中でも原価が安く、主原料に穀物が使われているのは明らかにコストを下げるためだからです。
特にウェットフードは、見た目からは中身が分かりにくいので、必ず主原料となる原材料をチェックしましょう!
原材料がはっきりと表記されている。
信頼できるキャットフードかどうかを見分けるには、原材料の表記に注目しましょう。
原材料に「○○等」といった曖昧な表現が使われていたら、他にも色々と含まれているのに中身をごまかそうとしている可能性があります。
また、先ほどもお伝えしたように「ミートミール」など、何の肉か分からないような表現も危険です。
キャットフードを選ぶ際には、内容がはっきりと分かるもので且つ全ての原料が表示されてることを確認するようにしてください。
人工添加物を使用していない。(無添加)
ウェットフードは水分量が多いという特徴から、防腐剤や保存料のほか、とろみをつけるために増粘多糖類などの化学物質が使われていることもあります。
酷い場合は、着色料や発色剤など見た目のためだけに添加物が使われているものも…。
こうした添加物は、たとえ少量でも長期間食べ続ければ病気やアレルギーを発症するリスクがあります。
そのため、多少割高でも無添加で安全なキャットフードを選ぶようにしましょう。
ウェットタイプで人気のキャットフード20種類を徹底比較!
当サイトでは多くのキャットフードを比較しているのですが、その中でも特に人気のある20種類のキャットフードを比較してみました!
先程のポイントを踏まえると、今回比較する項目は「主原料」「原材料表記」「添加物」の3つです。食材の割合が分かるものに対しては「〇%」と明記しています。
それでは、実際に見ていきましょう!
商品名 | 主原料 | 原材料表記 | 添加物 |
---|---|---|---|
カナガン |
チキン(58%)、チキン煮汁 (32%)、サーモン(5%) | 無添加 |
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いなば CIAO |
まぐろ、鶏肉(ささみ) | 増粘多糖類 |
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銀のスプーン |
魚介類(まぐろ、かつお、フィッシュエキス) | 調味料、増粘多糖類 |
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いなば 金のだし |
かつお、まぐろ、かつお節エキス | 増粘多糖類 |
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アートゥー |
ダック&チキン・レバー(カモ30%、鶏肉30%、鶏スープ30%、鶏レバー7%) | 酸化防止剤(アルファトコフェロール) |
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たまの伝説 |
まぐろ | 無添加 |
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カルカン |
魚類(かつお、白身魚、まぐろエキス等) | 増粘多糖類、調味料、EDTA‐Ca・Na |
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ロイヤルカナン |
肉類(鶏、豚) | 調味料、糖類、増粘安定剤 |
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ウェルネス |
チキンスープ、チキン、サーモン | 調味料、増粘安定剤 |
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シシア |
ツナ51%、米1.5% | 無添加 |
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アニモンダ |
チキンフィレ | 無添加 |
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フィリックス |
肉類(ビーフ、チキン、家禽ミール等) | 糖類、増粘多糖類、着色料 |
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黒缶 |
魚介類(かつお、まぐろ、あじ、フィッシュペプチド等)、肉類(鶏もも肉、鶏肉) | 増粘多糖類 |
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ミャウミャウ |
魚介類(カツオ、マグロ、青魚、フィッシュペプチド)、肉類(鶏もも肉、鶏肉) | 糖類、増粘安定剤、ポリリン酸Na、調味料、着色料、発色剤 |
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無一物 |
まぐろ | 無添加 |
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ゴー |
ダック、ダックスープ、ターキーレバー | キサンタンガム、カシアガム |
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ヤラー |
鶏肉、鶏内臓肉、牛肉、牛内臓肉、さけ、さけ内蔵 | カラギーナン、カッシアガム、グアガム |
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ナチュラルバランス |
オーシャンフィッシュ、オーシャンフィッシュ煮汁、ターキー、鶏肝臓、ツナ | 無添加 |
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ニュートロ |
チキン、鶏レバー、肉類エキス | 増粘安定剤(グァーガム) |
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モンプチ |
肉類(ポーク、ビーフ)、魚介類(サーディン、白身魚(たら他)) | 着色料、発色剤、増粘多糖類 |
口コミで評判のウェットフード20種類を比較してみたところ、原料や添加物など商品によって全く中身が異なることがわかりました。
また、それぞれの項目で好ましくないものについては、△や×をつけて低評価であることを示しています。
やはりウェットフードということもあって、全体を通して添加物の使用率は高かったです。ただ、危険度の低い添加物に関しては必要最低限ということで普通評価としています。
これだけ違いがあればどれが安全か一目瞭然ですが、価格や続けやすさも含めて厳選した5つのキャットフードをランキングにまとめてみました!
ウェットにおすすめキャットフードランキング5選!
ランキングをにつくるにあたり、まずは「主原料」「原材料表記」「添加物」を重視して評価しています。
その上で、食べやすさ、栄養バランス、消化の良さ、続けやすさなども評価項目に入れてみました!
価格 | 6缶セット 1,177円/12缶セット 1,903円/24缶セット 3,355円/48缶セット 6,259円(※全て送料込みの価格) |
内容量 | 70g |
100gの価格 | 281円/227円/212円/187円(※送料込みで計算) |
評価 | 4.5 |
価格 | 91円 |
内容量 | 50g |
100gの価格 | 182円 |
評価 | 4.2 |
価格 |
|
内容量 | 75g |
100gの価格 | 660円 |
評価 | 4.3 |
価格 | 308円 |
内容量 | 85g |
100gの価格 | 363円 |
評価 | 4.3 |
価格 | 330円 |
内容量 | 85g |
100gの価格 | 389円 |
評価 | 4.2 |
ウェットフードなら「何も入れないたまの伝説」がおすすめな理由!
たくさんの種類があるウェットフードの中で、当サイトがなぜ「何も入れないたまの伝説」をおすすめするのか?その理由を簡単にまとめてみました!
- 新鮮なまぐろとビタミンEだけを使用
- 国産加工の缶詰なので製造過程も安心!
- 市販商品と変わらないリーズナブルな価格
- フレークタイプで食べ応えも抜群!
- タンパク質と水分を効率よく補給できる
- 低カロリーだから食事制限中の猫にも!
当サイトが「何も入れないたまの伝説」をおすすめするのは、まぐろのほぐし身とビタミンEだけを使用した天然素材100%の無添加キャットフードだからです。
漁業の町として知られる静岡県焼津市で加工されており、海外の製品に抵抗がある飼い主さんでも安心して猫に与えられます。
また、こうした無添加のフードは価格が高いものが多いのですが、市販商品と変わらないくらいリーズナブルなのでコスパ的にも高く評価できるでしょう。
もしこれまでに安全なウェットフードと巡り合えなかったのなら、「何も入れないたまの伝説」を試してみてはいかがでしょうか?
まぐろのほぐし身を与えるのとほとんど変わらないので、安全性が気になる飼い主さんにもぴったりですよ!
【目的別】おすすめのウェットキャットフードを紹介!
総合栄養食でおすすめのウェットキャットフード
アートゥー、ゴーキャット、ヤラー
総合栄養食のウェットフードなら、アートゥー、ゴーキャット、ヤラーがおすすめです!
一般的に猫の食事はドライフードが主食(総合栄養食)と言われ、ウェットフードはそのサポートをする「一般食」に分類されます。
ですが、その中でもタンパク質や脂質などAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たすものは総合栄養食として認められており、栄養バランスが良いと証明されているんですね。
ただあくまでも、猫の主食はドライフードですから、ウェットフードを与える頻度は週2~3回にとどめておきましょう。
安いおすすめのウェットキャットフード
何も入れないたまの伝説、モンプチ、フィリックス、カルカン
コスパを重視するなら1個100円以下のモンプチ、フィリックス、カルカンがおすすめです。
ただ、キャットフードは安いものほど添加物が大量に使われていることが多く、この3つも例外ではありません。
安全性も気になるという飼い主さんには、無添加なのに割安の何も入れないたまの伝説をおすすめします。
国産でおすすめのウェットキャットフード
国産加工のウェットフードなら、たまの伝説、無一物の2つがおすすめです。
たまの伝説は静岡県焼津市での国産加工、そして無一物は大手食品企業「はごろもフーズ」による国産加工なので、どちらも安心して猫に与えることができます!
腎臓が弱い猫におすすめの塩分控えめウェットキャットフード
アニモンダ インテグラ プロテクト 腎臓ケア
腎臓病の猫には、一般的なキャットフードではなく治療をサポートするために作られた「療法食」を与える必要があります。
今回比較した20種類には入っていませんが、腎臓ケア用の療法食ならアニモンダのインテグラ プロテクトがおすすめです。
腎臓が弱い猫に合わせてタンパク質や塩分が控えめに作られています。
ただし、病気の疑いがある猫は獣医師による食事指導を受けることが大切なので、まずは病院で診てもらうようにしましょう。
高カロリーでおすすめのウェットキャットフード
ゴー、ヤラー
元々少食の猫や食欲が落ちてきた猫には、ゴーとヤラーのウェットフードがおすすめです。
どちらも総合栄養食なので栄養バランスが良く、少量でもしっかり栄養が摂れます。
ただ、毎日ウェットフードというのは栄養が偏ってしまうので、ドライフードと組み合わせて与えてくださいね!
グレインフリーでおすすめのウェットキャットフード
カナガン、アートゥー、何も入れないたまの伝説、無一物
グレインフリーのウェットフードなら、カナガン、アートゥー、何も入れないたまの伝説、無一物がおすすめです!
特にアートゥーは、低アレルゲンの鶏肉やウズラなどの肉を組み合わせて作っているので、最もアレルギーに配慮されたウェットフードだと言えるでしょう。
また、アレルゲンが特定できている場合、魚がダメなら魚不使用のアートゥー、肉がダメなら肉不使用の何も入れないたまの伝説、無一物が適しています。
高齢猫(シニア猫)におすすめのウェットキャットフード
カナガン、ゴー
塩分や添加物が多く含まれるため高齢猫に対応したウェットフードは少ないのですが、今回比較した中ではカナガンとゴーなら高齢猫でも食べられます。
ただし、ウェットフードを主食とするのではなく、なるべくドライフードのトッピングとして補助的に与えましょう。
嗅覚が衰えてくる高齢の猫ほど風味が強いウェットフードを好むのですが、健康を考えて飼い主さんがしっかり管理してくださいね!
ウェットタイプの餌はドライキャットフードと混ぜるの良い?
キャットフードには目的に応じて「総合栄養食」「一般食」「おやつ(間食)」「療法食」という種類に分けられますが、ウェットフードは「一般食」に分類されます。
この一般食とは、猫の主食である総合栄養食のドライフードとは違って嗜好性重視で作られているため、一般食のウェットフードだけでは猫に必要な栄養は補えません。
そのため、ウェットフードはあくまでもサポート役としてドライフードに混ぜて与えるのが良いでしょう。
総合栄養食のウェットフードなら毎日与えても問題ありませんが、ウェットフードを主食にすると栄養が偏ってしまうので注意してくださいね!
半生(セミモイスト)のウェットキャットフードは危険すぎてほとんどない!
一般的に、水分を含んだ餌のことをウェットフードと呼んでいますが、実はウェットフードの中でも水分量が25%~35%程度のものは「半生(セミモイスト)」と呼ばれます。
しかし、半生の餌に必ずと言って良いほど使われる「プロピレングリコール」という保湿剤は、危険な成分として日本では使用を禁止されているため、半生のキャットフードはほとんど存在しません。
実際には通販限定で2~3商品あるようですが、あえて半生にこだわるほどのメリットもないので、無添加のウェットフードを与えることをおすすめします!
ウェットの餌は1日あたりどれくらいの量を与える?
ドライフードとウェットフードの両方を与える場合は、1日に必要なカロリーを超えないよう気をつけなくてはいけません。
まずはドライフードを基準にして1日あたりの餌の量を求めてから、ウェットフードを与える分だけドライフードの量を調整しましょう。
30 × 愛猫の体重(kg)+70(例:体重5kgの猫なら220kcal)
1日に必要なカロリー(①) ÷ 100gあたりの餌のカロリー × 100
100gあたり360kcalとすると、
=220kcal ÷ 360kcal × 100
=約61g
この計算によれば、1日に必要なドライフードは約61gという意味なので、ウェットフードを与えるのならドライフードを少量減らします。
ただし、減らした分だけウェットフードを追加するのではなく、基本的にウェットフードを混ぜるのは大さじ1~2杯程度にとどめておきましょう。
その後は体重の増減を見ながら、餌の量を調節したりヘルシーな餌に切り替えるようにしてください。
ウェットの餌は開封後どのように保存する?
ウェットタイプのキャットフードは直射日光の当たらない涼しい場所なら、常温で1~2年保存できるものがほとんどです。
しかも、小分けタイプなので旅行や防災用としても便利ですよね。
ただし、開封後は腐りやすいため、必ず冷蔵庫で保管して遅くとも2日以内には使い切ってしまいましょう。
また、開封後2日以内であっても変色や異臭など異常が見られたら、猫に与えずに処分するようにしてください!
ウェットタイプの餌は自動給餌器で与えることはできる?
画像:amazon
自動給餌器でウェットフードを与えたい場合は、ドライとウェットの両方に対応した商品がおすすめです。
既に自動給餌器を持っている場合は、次のポイントを満たしていればウェットフードでも問題ないでしょう。
- トレイが水洗いできる
- 蓋が閉まって鮮度を保てる
- バケツ式でなく平置きで餌を設置しておくタイプ
- 保冷剤が入れられて温度調節ができる
ウェットフードは腐りやすいので、鮮度を保てることは絶対に外せないポイントです!
また、時間になったらストッパーが開くバケツ式の給餌器は、ウェットフードに適さないので注意しましょう。
ただ、やはり新鮮な餌を与えるのが一番望ましいので、自動給餌器の使用はどうしても家を留守にしてしまう時だけにしてくださいね!
ウェットタイプのキャットフードなら無添加で安全な「何も入れないたまの伝説」がおすすめ!
一般的にウェットフードは危険と言われていますが、無添加で安全なものを選べば愛猫の食欲増進に一役買ってくれるでしょう。
ただし、無添加と言いながら実は一部の添加物は使われているなど、危険な商品もあるので慎重に選ばなくてはいけません。
もしこれまでに、
- 無添加で安全なキャットフード
- 天然素材100%のキャットフード
- 国産加工のキャットフード
こういったものを探していたのであれば、「何も入れないたまの伝説」を試してみてはいかがでしょうか?
無添加ですがまぐろの風味がしっかりついているので、偏食気味の猫や食欲が落ちてきた猫にもぴったりですよ!