ウェットタイプのキャットフードと言えば缶詰のイメージがありますが、最近はレトルト食品のようなパウチタイプのキャットフードも増えています。
ドライフードは成分以外どれも似たり寄ったりで比較的簡単に選ぶことができますが、ウェットフードは原料から形状まで色んな組み合わせがあるので実は選び方が難しいのです。
そこで当サイトでは、ウェットフードの中でもパウチタイプに絞って、選び方のポイントをまとめてみました。
そのうえで、厳選した5つのキャットフードをランキング形式で紹介してきます!
目次
パウチタイプでおすすめのウェットキャットフードの選び方!
では最初に、ウェットタイプのキャットフードの選び方を見ていきましょう。
キャットフードには大きく分けると「主食」と「一般食」がありますが、ウェットフードのほとんどは後者で、ご飯というよりはおやつのような存在です。
そのため、ドライフードのような栄養価は期待できませんが、最低限、次のポイントを満たしているものをおすすめします。
主原料が良質な肉や魚ではっきりと表記されている。
安全なウェットフードを選ぶには、主原料に新鮮な肉や魚が使われていることが大切です!
「チキン」「かつお」「まぐろ」のように、ひと目でどんなものかわかるような原材料は比較的安全だと言えます。
一方で、肉や魚でも「○○ミール」「○○エキス」など、どの肉のどの部位なのかわからないような原料が使われているものは避けましょう。
危険な人工添加物が使われていない。
ウェットフードは栄養よりも嗜好性重視で作られているため、猫の食欲を刺激する調味料や香料が大量に使われていることがあります。
しかし、人工添加物は猫にとって百害あって一利なしの成分で、毎日摂り続けると病気やアレルギーの原因にもなるので危険です。
なるべく無添加のものや、添加物控えめで猫の体に優しいキャットフードを選びましょう。
猫が食べやすい形状であるか。
フレーク | パテ(ムース) | ペースト |
---|---|---|
ウェットフードと言っても、粒の大きなフレークからドロっとしたペーストまで様々な種類があります。
基本的にはドライフードより柔らかいものばかりですが、噛む力が弱い猫や15歳以上の高齢猫には、ペースト状やパテ状(ムース)のフードがおすすめです。
健康な成猫のおやつとして与えるなら、噛み応えのあるフレークタイプを選べば満足感を得られるでしょう。
また最近では、スープ状で液体に近いウェットフードもあるので、愛猫の悩みや好みに合わせて最適なものを選んであげてくださいね!
パウチタイプで人気のウェットキャットフード18種類を徹底比較!
当サイトでは多くのキャットフードを比較しているのですが、その中でも特に人気のある18種類のキャットフードを比較してみました!
先程のポイントを踏まえると、今回比較する項目は「主原料」「安全性」「形状」の3つです。また、気になる価格についても比較しています。
それでは、実際に見ていきましょう!
商品名 | 100gの価格 | 主原料 | 安全性 | 形状 |
---|---|---|---|---|
たまの伝説 |
230円 | まぐろ | 無添加 |
フレーク |
無一物 |
226円 | まぐろ | 無添加 |
フレーク |
黒缶 |
90円 | 魚介類(マグロ、カツオ、フィッシュペプチド) | 増粘多糖類 |
フレーク |
ミャウミャウ |
95円 | 魚介類(かつお、まぐろ、あじ、フィッシュペプチド等) | 増粘多糖類、香料、着色料(二酸化チタン、三二酸化鉄、カラメル、βカロテン)、発色剤(亜硝酸Na) |
フレーク |
ロイヤルカナン |
208円 | 肉類(鶏、豚) | セルロース、調味料(アミノ酸等)、糖類、増粘安定剤(増粘多糖類) |
フレーク |
銀のスプーン |
147円 | 魚介類(かつお、まぐろ、鰹節、フィッシュエキス) | 調味料、増粘多糖類 |
フレーク |
モンプチ |
186円 | 魚介類(かつお、まぐろ、フィッシュエキス) | 増粘安定剤(グアガム)、調味料 |
ペースト |
フィリックス |
90円 | 肉類(ビーフ、チキン、家禽ミール等) | 増粘多糖類、着色料(酸化鉄、酸化チタン) |
フレーク |
シーバリッチ |
184円 | 魚類(かつお、サーモン等) | 増粘多糖類、調味料(アミノ酸等) |
フレーク |
ねこ元気 |
124円 | 魚介類(かつお、まぐろ、フィッシュエキス等) | 調味料、増粘多糖類、着色料(二酸化チタン) |
フレーク |
ウェルネス |
195円 | チキンスープ、チキン、サーモン | 調味料(アミノ酸等)、増粘安定剤(グアーガム、キサンタンガム) |
パテ |
カルカン |
90円 | 魚介類(かつお、まぐろ等) | 調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、ポリリン酸Na、EDTA-Ca・Na、発色剤(亜硝酸Na) |
フレーク |
トップバリュ |
80円 | かつお、まぐろ | 増粘安定剤(カラギナン、カシアガム、グァーガム、塩化K)、調味料 |
フレーク |
いなば |
119円 | 鶏肉、まぐろ、ほたて貝柱、ほたてエキス | 糖類(オリゴ糖等)、増粘多糖類、増粘剤(加工でん粉)、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素 |
スープ |
たまの玄米ご飯 |
184円 | 雑穀(玄米、押麦、ハト麦、もちあわ、もちきび、玄ソバ、大豆、とうもろこし) | 発酵調味液 |
フレーク |
シシア |
456円 | ツナ | 無添加 |
フレーク |
アニモンダ |
880円 | チキンフィレ | 無添加 |
フレーク |
ナチュラルバランス |
408円 | ターキーの煮汁、ターキー、チキンレバー、ダック、チキン | 無添加 |
パテ |
こうして比較してみると、同じウェットフードでも主原料や安全性がまるで異なることがわかりました。
特に冒頭でお伝えしたとおり「フィッシュエキス」「○○等」といった、原材料の内容がはっきりしない商品はおすすめできません!
また豚やビーフは、新鮮な原料でもチキンや魚に比べてアレルゲンとなりやすいので避けた方がいいでしょう。
穀物も同様に、猫にとって消化に悪い成分を含むためなるべく穀物不使用のものがおすすめです。
では一体、この中で最も安全なパウチタイプのウェットフードはどれなのでしょうか?
結果をもとに、本当におすすめできる5つのキャットフードをランキング形式でまとめてみました!
パウチタイプでおすすめのウェットキャットフードランキング5選!
ランキングをにつくるにあたり、まずは「原材料の安全性」「添加物の有無」「形状」を重視して評価しています。
その上で、栄養バランス、消化の良さ、続けやすさなども評価項目に入れてみました!
価格 | 92円 |
内容量 | 40g |
100gの価格 | 230円 |
評価 | 4.3 |
価格 | 91円 |
内容量 | 50g |
100gの価格 | 182円 |
評価 | 4.2 |
価格 | 346円 |
内容量 | 85g |
100gの価格 | 408円 |
評価 | 4.1 |
価格 | 319円 |
内容量 | 70g |
100gの価格 | 456円 |
評価 | 4.0 |
価格 | 440円 |
内容量 | 50g |
100gの価格 | 880円 |
評価 | 3.8 |
パウチタイプのウェットキャットフードで「たまの伝説」がおすすめな理由!
数あるウェットフードの中で、当サイトがなぜ「たまの伝説」を最もおすすめするのか?その理由を簡単にまとめてみました!
- 人工添加物は不使用で体に優しい。
- まぐろの旨味が凝縮されていて食いつきも抜群。
- 骨や内臓など魚副産物は含まない。
- 無菌の状態で加工されているから保存料なしでも新鮮。
- 水分を効率よく補給できる。
- パウチタイプでかさばらず持ち運びにも便利。
当サイトがたまの伝説をおすすめする理由は「猫にいいものしか使わない」という信条で作られた無添加で安全なキャットフードだからです。
「ウェットフード=添加物が多い」というこれまでの常識を覆す試みで、開発者の猫への愛情が感じられます。
まぐろのみというシンプルな内容ですが、余計なものを使っていない分まぐろの旨味が凝縮されているので、風味もよく食いつきも抜群です!
そのままおやつとして与えてもいいですし、ドライフードと混ぜれば偏食気味の猫の食事をサポートすることもできます。
ウェットフード選びで迷っているなら、まずはたまの伝説を試してみてはいかがでしょうか?ウェットフード初挑戦の猫にもおすすめですよ!
激安のウェットキャットフード!トップバリュのパウチタイプは安全?
原材料 | かつお、まぐろ、増粘安定剤(カラギナン、カシアガム、グァーガム、塩化K)、調味料、V.E、V.C、タウリン |
価格 | 64円 |
内容量 | 80g |
100gの価格 | 80円 |
ランキングは圏外でしたが、トップバリュのウェットフードは「コスパが良い」と根強い人気があるようです。
ただ、安すぎるのは不安という声もあるので、安全性は大丈夫なのか調べてみました!
まず、原材料に使われている食材は問題なさそうですが、増粘安定剤が4種類も使われています。また、調味料も使われているので、猫には好評でも安全とは言えませんね…。
価格については、1袋64円と今回比較した商品では最安値でコスパはいいのですが、安全面も含めて総合的に判断するとおすすめはできません。
特に代謝が衰えてくる高齢の猫は、少量の添加物が不調の原因になることもあるので、猫の健康を考えるなら少々割高でも無添加のキャットフードをおすすめします。
人気キャットフードでも…カルカンのパウチはおすすめできない理由!
商品名 | 主原料 | 安全性 | 形状 |
---|---|---|---|
カルカン |
魚介類(かつお、まぐろ等) | 調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、ポリリン酸Na、EDTA-Ca・Na、発色剤(亜硝酸Na) |
フレーク |
カルカンといえば国内でも有数のキャットフードとして知られていますが、当サイトではあまりおすすめしていません。
というのも、カルカンの商品は全体的に人工添加物を使っているものが多いからです。
過去に何度か愛猫に与えたところ、確かに食いつきは良かったのですが、それもそのはず大量に化学物質が使われています。
また、細かい点ですが「○○等」といった具合に、原材料の表記が曖昧なので実はラベルに載っていない食材が使われているかもしれません。
国内では1、2を争うポピュラーな商品ですが、人気商品が必ずしも安全とは限らないので、愛猫の健康を第一に考えるなら慎重に選びたいですね。
パウチタイプのキャットフードは開封後どうやって保存する?賞味期限はどれくらい?
パウチタイプのキャットフードは、開封前であればほとんどが常温で1年以上の長期保存に対応しています。災害用の備蓄としても便利なので心強いですよね!
ただし、開封後は必ず冷蔵庫で保管して1~2日で使い切ってしまいましょう。特に無添加のキャットフードは、保存料が入っていない分鮮度が落ちやすいので注意が必要です。
もし猫が餌を残してしまった場合でも、一度皿や容器に移した餌は雑菌が繁殖して危険ですからその場で処分します。
安全なパウチタイプのウェットキャットフードなら「たまの伝説」がおすすめ!
パウチタイプのウェットフードでどれにしようか迷ったら、安全で無添加という条件を満たすキャットフードをおすすめします!
でもウェットフードは食いつきが良い反面、調味料などの添加物が使われているものも多いので、実は安全な商品って意外と少ないんですよね。
もしこれまでに、
- 無添加で安全なウェットフード
- パウチタイプで衛生的なウェットフード
- 続けやすい価格のウェットフード
こういったものを探していたのであれば、たまの伝説を試してみてはいかがでしょうか?
まぐろのみというシンプルな内容なので、他の商品からの切り替えだけでなく、ウェットフード初挑戦の猫にも安心して与えられますよ!