ロイヤルカナン療法食 猫「消化器サポート」可溶性繊維の口コミ評判と安全性は?

フランス発のロイヤルカナンは、日本でも知名度の高いキャットフードです。通常のフード以外に、多くの種類の療法食が作られています。

今回は、療法食の1つである消化器サポート(可溶性繊維)にスポットを当てました。実物を取り寄せてみた口コミ評価や気になる原材料の安全性について、徹底解説していきます!

項目 詳細
商品ランク Dランク
主原料 3.3
グレインフリー 2.0
無添加 3.3
安全性 2.0
コスパ 3.3
内容量 500g/2kg/4kg
価格 1,276円/4,067円/6,083円 ※Amazon参考価格
100gあたり価格 256円/204円/153円
対応年齢 成猫用(食事療法食)
原産国 フランス
編集部からの評価

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)は、当サイトでDランクのキャットフードです。

消化器のトラブル、特に便秘に対処する療法食として、消化率や可溶性食物繊維の配合にこだわっています。

調査した口コミでは、実際に苦しんでいた便秘がよくなったというものが多く見られました。

しかし、原材料を厳しくチェックすると、穀物類や動物性油脂など、大切な猫の体に入れたくないものが混じっています。

症状改善を目的にしたフードとはいえ、品質レベルとしては、もう少し考慮してくれたらと思わずにはいられません。

実際にロイヤルカナン療法食 消化器サポート(可溶性繊維)500gを購入してみました!

消化器サポート(可溶性繊維)は、便秘に苦しむ猫のための療法食。ペットフード会社としてよく名前の知れたロイヤルカナンの療法食がどんなものか?

実際に商品を手元に取り寄せてみました。3種類あるサイズのうち、今回選んだのは一番小さな500g入りです。

パッケージの裏面をチェックしてみると、商品の特長や給与量目安が記されていました。(※原材料と成分はリニューアルされたパッケージでは、側面に細かな字で記されてあります)

では、点々の入っている切り口のところから、開封していきます。

パッケージ自体はシンプルな作り。ジッパーなどがないのは、短期間で使い切る500g入りだからでしょう。

それにしても、中から表の印刷が透けて見えるので、思ったより素材が厚くないのかも?と感じました。

手にすくってみたフードの形は、ちょっと変わっています。ごらんの通り、3つの突起が出たテトラポットのような感じですね。

当サイトのおすすめフードであるモグニャンと、横に並べてみます。色、形、サイズともにかなり違うことがわかります。

一番長いところで約7mmのサイズのモグニャンに対し、消化器サポートの方は最長部分で11mmほどです。

餌入れに盛り付けると、こんな感じ。匂いがそれほど強くないので、準備する飼い主としては助かります。あと、複雑な形状のフードなので、猫が口をつけても転がりにくそうなのはいいですね。

ただ、便秘になりやすいのは運動量が減る高齢猫が多いので、この突起のある形ではフードを噛む時飲み込む時にもたつかないのかな?と感じました。

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)の原材料と安全性を徹底分析!

それではロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)の原材料と安全性について分析していきたいと思います!

当サイトの基準で、危険なものは赤危険じゃないけど気になるものは緑で表示しています。

米、肉類(鶏、七面鳥)、コーン、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、動物性油脂、コーングルテン、サイリウム、加水分解レバー(鶏、七面鳥)、チコリー、卵パウダー、魚油(EPA/DHA源)、大豆油、酵母および酵母エキス、フラクトオリゴ糖、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-リジン)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、ミネラル類(Cl、K、Ca、Na、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I 、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)

※こちらの商品はリニューアルしたため、写真画像の成分表記と若干の違いがあります。

4D 香料
粗悪成分 動物性油脂 着色料
危険成分 保存料
やや危険成分 コーン、コーングルテン 酸化防止剤 ミックストコフェロール、ローズマリーエキス
粗タンパク質 29.0%以上 マグネシウム 0.02g
粗脂肪 13.0%以上 カルシウム 0.3g
粗繊維 3.9%以下 リン 0.25g
水分 6.5%以下 代謝カロリー 391kcal/100g
※マグネシウム、リン、カルシウムの含有量は100kcalあたりの計算で表示しています。

肉類(鶏、七面鳥)

鶏の肉は、良質なタンパク質が豊富であり、ビタミン類も含まれています。同じくタンパク質が多い七面鳥は、脂肪が少なくてヘルシーなお肉です。

米、コーン、コーングルテン

米やコーンなどの穀物類は、炭水化物や食物繊維を多く含みます。しかし、肉食に適した消化器官を持つ猫にとって、穀物類は苦手な食材です。コーンには、アレルギーを起こしやすいというデメリットもあります。

サイリウム

オオバコ科の植物の種子や種皮に含まれる成分。可溶性食物繊維が豊富で水分を吸収保持する力があるため、すみやかな便通に役立ちます。

動物性油脂

動物から取れる油のこと。原料の動物名が明記されていない場合は、複数の種類がミックスされているということであり、品質レベルが不明です。

編集者からのひとこと

ロイヤルカナン消化器サポート(可溶性繊維)の原材料は、猫にとって必要な栄養分と便秘改善の目的に合うものが採用されています。

タンパク質を重要な栄養源とする猫にとって、肉類の食材は適切なチョイス。また、排便をスムーズにするよう、消化率や食物繊維のバランスに気を配っているようですね。

ただ、よい原材料の中に混じって、飼い主が疑問を抱くような食材があるのはいただけません。

便通に役立つ食物繊維が入っているにしても、穀物類は猫が消化しづらい食材です。それに、品質レベルがごまかされているような動物性油脂の使用が気になります。

ただでさえ症状に苦しんでいる猫に与えるフードなのだから、もう少し信頼に値する内容であってほしいと思いますね。

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)をお得に購入するならどこ?公式・Amazon・楽天の価格を徹底比較!

どこでロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)を買うのがもっとも安いのか?公式サイトを基準に、大手通販サイトのAmazonと楽天を比較してみました。

公式サイト Amazon 楽天
初回購入
定期購入
通常購入 1,276円/4,067円/6,083円 1,265円/3,627円/6,135円
送料 2,000円以上は無料 店舗により異なる

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)を最安値で買うなら通販サイトで!

ロイヤルカナンの公式サイトで通販されている商品もありますが、ここに療法食は含まれていません。療法食を与えるなら動物病院の指示で、というのが、ロイヤルカナンの考え方のようです。

もっとも、受診した上でこのフードを継続使用していくこととなったなら、通販サイトでの購入が便利です。

大手の楽天とAmazonを調べたところでは、サイズによって最安値が楽天だったりAmazonだったりします。購入する際には、それぞれ送料の条件が違う点に注意してください。

もし、Amazonプライム会員であれば、購入金額にかかわらず送料が無料になるので、かなりお得になります。

また、激安商品の中には並行輸入品や賞味期限の近い商品が混じっている恐れもありますから、よく確認するようにしましょう。

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)と当サイト一押しのモグニャンで比較!

人気商品モグニャンとロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)にはどのような違いがあるのか、「内容量」「価格」「メイン食材」「穀物類」「添加物」などを比較してみました!

項目 モグニャン ロイヤルカナン
消化器サポート(可溶性繊維)
内容量 1.5kg 500g/2kg/4kg
価格 4,237円 1,276円/4,067円/6,083円
100gあたりの価格 283円 256円/204円/153円
メイン食材 白身魚65% 肉類(鶏、七面鳥)
米、コーン
超高消化性小麦タンパク
穀物 グレインフリー 米、コーン、コーングルテン
添加物 無添加 記載なし
当サイト評価 Sランク Dランク
※モグニャンは定期コースを利用した場合の価格を比較しています。

モグニャンとロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)では、メイン食材を始めとして内容が大きく異なります。これは、フードの目的が違うことを考えると、当然と言えるかもしれません。

モグニャンは健康維持に適した安心度の高いフード。ロイヤルカナンの方は、便秘の悩みを抱えている場合の療法食です。

つまり、それぞれのフードを食べるべき猫も違います。愛猫の症状を動物病院で診てもらった上で療法食を指導されたなら、それに従ってください。

ただし、もし自己判断で選ぼうとしているなら、消化がしづらくアレルギーを引き起こす可能性がある穀物類が含まれるフードは正直あまりおすすめできません。

当サイトでは、安全性はもちろん消化のよさや猫の年齢に着目したフードも案内しています。もう1度猫のために何を優先するかを考えた上で、フード選びの参考にしてくださいね。

間違えないで!2種類あるロイヤルカナン療法食「消化器サポート」!

口コミのところで見たように、実はロイヤルカナン 消化器サポートは2種類あります。今回取り上げたのは「消化器サポート(可溶性繊維)」で、もう1つは「消化器サポート」というシンプルな名前の商品です。

ロイヤルカナン「消化器サポート(可溶性繊維)」と「消化器サポート」の違い

名前は途中まで同じだし、どちらも消化器トラブルにアプローチするフードであることに違いありません。しかし、この2種の療法食は、原材料の種類や配合により別々の目的を持っています。

それぞれのフードの目的は、次のようになっています。

  • 消化器サポート(可溶性繊維)・・・便の状態を整え、排出しやすくするフード。便秘改善が主な目的
  • 消化器サポート・・・胃腸に疾患のある猫でも消化しやすく、少量でもエネルギーや栄養が摂りやすいフード

下痢や軟便の猫に向くのはロイヤルカナン「消化器サポート」!

したがって、同じ消化器の不調でも猫の下痢や軟便が続いている場合には、便秘用の消化器サポート(可溶性繊維)ではなく、消化器サポートの方が向いているということになります。

ただ、消化器のトラブルといっても、それぞれのケースによって症状や原因は異なっているはず。それに、背景になんらかの疾患が隠れている場合もあります。単純に下痢だからコレ、便秘だからコレ、という2択の選び方をするのは危険です。

フード選びを間違えてしまうと、症状改善どころか悪化させてしまうことにもなりかねません。必ずかかりつけの獣医さんに診てもらってから、療法食の指示を仰いでください。

また、可溶性繊維であるサイリウムは、余分な水分を取り込む性質から下痢を緩和する作用も持つことを付け加えておきます。指導された療法食に疑問がある場合は、獣医さんに尋ねるようにしましょう。

ニシ教授
便秘の場合は、2日以上続いたら受診することを考えてほしいのう!

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)は500gのほかに2kgと4kgがある!

今回レビューで取り上げたのは、消化器サポート(可溶性繊維)の500g入りですが、このほかに2kgと4kgの商品が用意されています。

どのサイズを選ぶべきかは、療法食の継続期間や猫が食べる量、療法食が必要な猫の頭数などを合わせて考えます。

1袋がどれくらいの日数分にあたるかは、1日の給与量目安を参考に計算していくとわかります。例えば、我が家の標準体型のソラ(体重5.4kg)だと、1日の給与量は65gくらいです。2kg入りだと、ちょうど1ヶ月分ということになりますね。

新鮮なうちに猫が食べきれるよう、各家庭で必要なサイズを選ぶようにしましょう。

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)のQ&A

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)の保管で気をつけることは?

直射日光があたらない涼しい場所で保管するようにしましょう。開封した後は、使用のたびにきちんと袋を閉じておくようにしてください。

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)の賞味期限はどれくらい?

開封前の賞味期限は、袋に記載されてある数字を確かめてください。開封後は、1ヶ月~1ヶ月半のうちに使い切るようにしましょう。

ロイヤルカナン 消化器サポート(可溶性繊維)の基本情報

キャットフードの形状 ドライフード/テトラポッド型
内容量 500g/2kg/4kg
初回購入価格
定期購入価格
通常価格 1,276円/4,067円/6,083円
100gあたり価格 256円/204円/153円
販売会社 ロイヤルカナン ジャポン合同会社
公式サイト https://www.royalcanin.co.jp/vets/product_cats/FIBRE+RESPONSE+/
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