愛猫が太ってきたことに気づいたら、真っ先に思い浮かぶのが食事制限によるダイエットではないでしょうか?
確かに、摂取カロリーを減らせば体重の増加を止められますが、食べないダイエットには様々なリスクがあります。大切なのは、しっかり食べても太らない食事を与えることです。
そこで当サイトでは、猫の体重管理に最適なキャットフードの選び方をまとめてみました。
そのうえで、本当におすすめできるダイエット用キャットフードをランキング形式で紹介していきたいと思います!
目次
- 1 おすすめのダイエット用キャットフードの選び方!
- 2 人気のダイエット用キャットフード15種類を徹底比較!
- 3 おすすめのダイエット用キャットフードランキング5選!
- 4 ダイエット用キャットフードでモグニャンがおすすめな理由!
- 5 目的別ダイエットにおすすめのキャットフードはこれ!
- 6 ウェットタイプでダイエット用におすすめのキャットフードは?
- 7 サイエンス&ドクターズ&プリスクリプション&ロイヤルカナン!4大ダイエットキャットフードは猫にとって危険!?
- 8 猫のダイエットにはキャットフードと手作りどちらが良い?
- 9 猫のダイエットに最適な餌の量はどれぐらい?キャットフードは減らすべき?
- 10 ヘルシーだけどしっかり栄養も摂れるキャットフードならモグニャンがおすすめ!
おすすめのダイエット用キャットフードの選び方!
低カロリーで低脂質
猫の肥満を改善するには、低カロリー・低脂質なヘルシーな食事を与えましょう。
人間と同様に、猫も年齢や運動量に応じて1日に必要なカロリーが異なります。
餌の量を減らすという方法もありますが、栄養不足や空腹の原因になるので、しっかり食べても太らない低カロリーの餌がおすすめです!
また、脂質は運動量が少ないと脂肪として体に蓄積されるので、なるべく低脂質なキャットフードを選ぶのが良いでしょう。
穀物控えめで食物繊維が多すぎない
巷にあるダイエット用フードには、食べ過ぎ防止のために腹持ちの良い穀物が沢山使われています。穀物は食物繊維が豊富なので、満腹感を得やすいからですね。
しかし食物繊維を過剰に摂ると、タンパク質など肝心な栄養の吸収が妨げられてしまいます。
また穀物の中でも麦類は、猫が消化できない「グルテン」というタンパク質を多く含んでおり、消化不良やアレルギーの原因にもなるので十分気を付けましょう。
しかも穀物は、体内で脂肪になりやすいので、今まで以上に太る可能性もあります。
栄養バランスが優れている
どんなに低カロリーでも、栄養バランスが偏ったキャットフードはおすすめできません。
低カロリーなものはヘルシーな素材を使っているので、その分タンパク質、ビタミン、ミネラルなど、本当に必要な栄養が不足していることが多いのです。
人間の食品でも「カロリーゼロ」「砂糖不使用」と書かれたものほど、人工甘味料など添加物が使われているケースが多いですよね。
たとえ体重が順調に減ったとしても、皮膚や毛ヅヤの状態が悪くなるなど健康に悪影響なので、カロリーよりもまずは栄養を第一に考えましょう。
人気のダイエット用キャットフード15種類を徹底比較!
当サイトでは多くのキャットフードを比較しているのですが、その中でも特に人気のある15種類のキャットフードを比較してみました!
先程のポイントを踏まえると、今回比較する項目は「カロリー」「栄養バランス」「穀物」の3つです。詳細が分かるものに関しては「〇%」と明記しています。
それでは、実際に見ていきましょう!
商品名 | カロリー | 栄養バランス | 穀物 |
---|---|---|---|
カナガン チキン |
390kcal | 総合栄養食 |
不使用 |
ニュートロ |
380kcal | 総合栄養食 |
不使用 |
モグニャン |
379kcal | 総合栄養食 |
不使用 |
テイストオブザワイルド |
374kcal | 総合栄養食 |
不使用 |
ドクターズダイエット |
361kcal | トウモロコシ、コーングルテン、小麦粉 |
|
VISIONS |
330kcal | コーングルテンミール |
|
サイエンス・ダイエット プロ |
314kcal | 小麦、コーングルテン、小麦グルテン、オート麦ファイバー |
|
サイエンス・ダイエット インドアキャット |
371kcal | トウモロコシ、米、コーングルテン、小麦 |
|
ロイヤルカナン |
375 kcal | 米、小麦、とうもろこし |
|
プリスクリプション |
388kcal | コーングルテン |
|
ファーストチョイス |
351kcal | コーングルテンミール、コーン、米、全粒大麦 |
|
ハッピーキャット |
392.3kcal | 米粉 |
|
カントリーロード |
324kcal | 総合栄養食 |
不使用 |
ブリスミックス |
352.9kcal | 総合栄養食 |
玄米 |
ナチュラルバランス |
329kcal | 総合栄養食 |
玄米、オートミール |
このように、ダイエット用キャットフードでもカロリーや栄養バランスなど、メーカーによって中身が全く異なることがわかりました。
特に赤字で示した穀物は、例え食物繊維として含まれていたとしても、猫が消化できないグルテンを含んでいるので避けた方が良いでしょう。
「ロイヤルカナン」「サイエンスダイエット」「プリスクリプション」など、市販の人気商品にもこうした危険な原料が使われているので、認知度に関わらず慎重に選ぶことが大切です。
では一体、ダイエット用キャットフードに最適なものはどれなのか?調査の結果、最も評価の高かった5つをランキング形式で紹介していきます!
おすすめのダイエット用キャットフードランキング5選!
ランキングをにつくるにあたり、まずは「カロリー」「栄養バランス」「穀物」を重視して評価しています。
その上で、食べやすさ、消化の良さ、続けやすさなども評価項目に入れてみました!
価格 |
|
内容量 | 1.5kg |
100gの価格 | 283円 |
評価 | 4.6 |
価格 | 8,500円 |
内容量 | 6.35kg |
100gの価格 | 134円 |
評価 | 4.4 |
価格 | 1,551円/1,947円/5,390円 |
内容量 | 500g/1kg/2.85kg |
100gの価格 | 310円/195円/189円 |
評価 | 4.3 |
価格 | 1,430円/2,420円/4,400円/9,900円 |
内容量 | 500g/1kg/2kg/6kg |
100gの価格 | 286円/242円/220円/165円 |
評価 | 4.3 |
価格 | 1袋 1,650円/2袋 3,080円/6袋 8,580円/12袋 16,720円 |
内容量 | 1袋 635g |
100gの価格 | 260円/243円/226円/220円 |
評価 | 4.2 |
ダイエット用キャットフードでモグニャンがおすすめな理由!
巷には「低カロリー」「ダイエット用」と書かれたキャットフードが山ほどありますが、その中でなぜモグニャンをおすすめするのか、その理由を簡単にまとめてみました!
- 獣医師も推奨するほど理想的な栄養バランスである。
- 全世代対応なので年齢を気にせず体重管理ができる。
- 赤ちゃんの離乳食に使われるほど新鮮でヘルシーな白身魚を使用。
- 高タンパク・低脂質で猫本来の食生活に近い。
- 腹持ちの良いサツマイモやカボチャのおかげで少量でも満足感がある。
- グレインフリーで消化に優しい。
数あるダイエット用フードのなかでモグニャンをおすすめするのは、ダイエットの基本である高タンパク・低脂質の条件を満たすうえに安全性も高く評価できるからです!
モグニャンは、赤ちゃんの離乳食に使われるほど新鮮な白身魚を65%配合しており、ダイエットの妨げとなる穀物などの原料は一切使用していません。
また、獣医師も推奨するほど栄養バランスが優れているので、ライフステージを問わず全ての猫の体重管理に適しています。
ダイエット用フードにありがちな、甘味料などの人工添加物も使われていないので、減量しながら健康維持できるのが嬉しいですね。
減量用キャットフードは沢山ありますが、愛猫の健康を第一に考えるならまずはモグニャンから試してみてはいかがでしょうか?
適度な運動と組み合わせれば、理想の体型をキープできますよ!
目的別ダイエットにおすすめのキャットフードはこれ!
こちらでは「減量させたいけど安全性も気になる」「安いダイエットフードはないの?」など、ダイエット+αの条件でキャットフードを探している飼い主さん向けに目的別におすすめ商品をまとめてみました!
グレインフリーのダイエット用キャットフード
モグニャン、テイストオブザワイルド、カントリーロード
穀物(グレイン)が一切入っていないキャットフードなら、モグニャン、テイストオブザワイルド、カントリーロードがおすすめです。
そもそも穀物は、本来野生の猫なら口にしない食材であり、猫が消化できないタンパク質を多く含んでいます。
穀物がメインのようなキャットフードの場合、消化不良やアレルギーの原因にもなるので、猫の健康を考えればグレインフリーのものを選ぶのが良いでしょう。
国産のダイエット用キャットフード
なし
当サイトでは国産を含む多くのキャットフードを調査しましたが、残念ながら国産でダイエット用におすすめできる商品はありませんでした。
国産の商品自体は沢山あるのですが、食いつき重視で添加物が山ほど含まれていたり、お米など国産素材を使ったものは高カロリーだったりと、いずれにしろダイエットには不向きなものがほとんどです。
ペットフードの安全性に関しては、日本よりイギリスやアメリカなど欧米の先進国の方が進んでいるので、国産にこだわらず安全なものを選びましょう!
無添加のダイエット用キャットフード
モグニャン、ナチュラルバランス、ブリスミックス
無添加で安全なキャットフードなら、モグニャン、ナチュラルバランス、ブリスミックスがおすすめです!
今回ランキングで紹介した5商品は全て無添加で安全ですが、こちらの3つに関しては人間の食品レベル(ヒューマングレード)の原料が使われているので、より安全性が高いと言えます。
せっかく減量しても、添加物を長期間食べ続ければ病気のリスクが上がるので、安全性にもしっかり配慮したいですね!
市販で安いダイエット用キャットフード
なし
調査の結果「市販で安いダイエットフード」という条件に当てはまる商品で、おすすめできるものはありませんでした。
ダイエットフード自体は市販でも沢山あるのですが、今回比較した15種類のように有名なものでも危険な原料が沢山含まれているので猫の健康には良くありません。
そもそも市販のキャットフードは、値段に関わらず保存料などの添加物が大量に使われていることが多いので十分に気を付けましょう。
ウェットタイプでダイエット用におすすめのキャットフードは?
残念ながら、ウェットタイプでダイエット向きのキャットフードはありませんでした。
そもそもキャットフードは、ドライタイプが主食、ウェットタイプは副食と言われています。
つまり、メインはドライタイプのカリカリ餌で、ウェットタイプはあくまでおやつのような役割なんですね。
実際、ウェットタイプは食いつき重視で作られているものが多く、香料や調味料など猫の食欲を刺激する成分が含まれているものがほとんどです。
しかも!ダイエットの大敵である油分も多いので、ダイエットには向いていません。普段ウェットしか食べない猫には、ドライフードをお湯でふやかして与えてみましょう!
サイエンス&ドクターズ&プリスクリプション&ロイヤルカナン!4大ダイエットキャットフードは猫にとって危険!?
商品名 | 危険な原料 |
---|---|
サイエンスダイエット インドアキャット アダルト チキン |
トウモロコシ、コーングルテン、セルロース、チキンエキス、動物性油脂、小麦 |
ドクターズダイエット 猫用 メインテナンス(phエイド) |
トウモロコシ、コーングルテン、ミートミール、フィッシュミール(EPA・DHA源)、動物性油脂、セルロース、フィッシュエキス、小麦粉、塩素 |
プリスクリプションダイエット(c/d) |
コーングルテン、動物性油脂、チキンエキス |
ロイヤルカナン インドア |
小麦、とうもろこし、動物性脂肪、小麦粉、ビートパルプ、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス) |
ダイエット用キャットフードと言えば、サイエンスダイエット、ドクターズダイエット、プリスクリプション、ロイヤルカナンが有名ですよね。
確かに脂質やカロリーが控えめでダイエット向きですが、上記のとおり危険な原料が使われているので、当サイトではあまりおすすめしていません!
特に赤字で示した成分は、発がん性などの疑いがあり長期間摂り続けると病気やアレルギーなどのリスクも高まります。
例え認知度が高くても安全性はまた別問題なので、しっかり原材料を確認して安心できるものを選んであげましょう!
猫のダイエットにはキャットフードと手作りどちらが良い?
メリット | デメリット | |
---|---|---|
キャットフード | 栄養バランスが考えられている。 手間がかからない。 |
添加物が使われていることもある。 食材が選べない。 |
手作りの食事 | 好きな食材を選べる。 無添加で安全な食事を作れる。 |
手間がかかる。 栄養価やカロリー計算が難しい。 |
キャットフードと手作りの食事には、それぞれメリットとデメリットがあるので、どちらが良いとは一概には言えません。
しかし、ダイエットにはカロリー制限が必要になります。その点、手作りの場合は栄養士など専門的な知識がある飼い主さんでなければ、栄養価やカロリー計算はとても難しいものです。
なので、初めから成分やカロリーがわかっているキャットフードの方が、誰でも簡単に愛猫の体重管理ができます。
栄養バランスが優れた「総合栄養食」の中から、高タンパク・低脂質・低カロリーのキャットフードを選んであげましょう!
猫のダイエットに最適な餌の量はどれぐらい?キャットフードは減らすべき?
ダイエットというと食事制限をするイメージが強いかと思いますが、猫の健康のためには食事の量を減らすべきではありません!
かと言って、どれだけ食べてもいい訳ではなく、1日に必要なカロリーを超えないよう適量をあたえることが大切です。
そこで、1日にどれくらいの餌を与えればいいのか、計算方法をまとめてみました。
30 × 愛猫の体重(kg)+70(例:体重5kgの猫なら220kcal)
通常を1.0倍とすると、ダイエット中は0.8倍
1日に必要なカロリー(①×②) ÷ 100gあたりの餌のカロリー × 100
100gあたり360kcalとすると、
=(220kcal × 0.8) ÷ 360kcal × 100
=176kcal ÷ 360kcal × 100
=約49g
あくまで目安なので年齢や運動量によっても多少の誤差はありますが、基本的にはこの方法で餌の適量がわかります。
この計算方法では、手順②で0.8倍することで与える餌の量を少なく計算していますが、大食いの猫には最初から低カロリーの餌を与えるか、お湯でふやかしてかさ増しするなど工夫しましょう。
ヘルシーだけどしっかり栄養も摂れるキャットフードならモグニャンがおすすめ!
「愛猫を痩せさせたい」「体重管理したいけど栄養も気になる」こんな飼い主さんには、総合栄養食で低カロリーのキャットフードがおすすめです!
とはいえ、低カロリーなキャットフードならどれでもいい訳ではありません。中には、ヘルシーなだけで栄養バランスが偏ったものもあるので、十分に気を付けましょう。
もしこれまでに
- 低カロリーでも栄養バランスが優れたキャットフード
- 獣医師も認める安全なキャットフード
- 太りやすい穀物不使用のキャットフード
こういったものを探していたのであれば、ぜひ一度モグニャンを試してみてはいかがでしょうか?
低脂質・カロリー控えめでも、しっかり栄養バランスが摂れているので、減量中も愛猫の健康を維持できますよ!