猫が嫌がらない手作り術後服!家にある物で簡単に出来る作り方3選!

猫の手術後にトラブルを防ぐためには、術後服が役立ちます。避妊手術は多くのメス猫が通る道。でも、限られた期間しか使わない術後服をわざわざ買うのは、ためらってしまいますね。

そんな時は、術後服を手作りするという方法もあります!裁縫が得意じゃなくても簡単に作れるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

こちらでは、猫が嫌がらずに着てくれる術後服の作り方を3種類紹介します。あっという間にできちゃうので、気軽にチャレンジしてみてくださいね♪

誰でも簡単に作れる!猫用の術後服の作り方3選!

では早速、術後服の作り方を見ていきましょう。こちらで紹介するのは、家で簡単に作れる3つの方法です。

作り方が簡単な順に紹介していくので、できそうなものからチャレンジしてみてくださいね!

【猫用手作り術後服①】靴下やタイツを使った術後服の作り方

1番簡単な術後服の作り方は、人間用の靴下やタイツをリメイクする方法です!布を切る作業だけなので誰でも簡単にできます♪

準備するもの

  • 厚手の靴下orタイツ
  • ハサミ

準備するのは厚手の靴下またはタイツのみ。足を入れる筒状の部分をカットして術後服にします。

筒状であれば、レッグウォーマーセーターやヒートテックの袖部分でも代用可能です。ただし、伸縮性のある生地を選びましょう!

作り方

  1. 靴下やタイツの筒状の部分を、猫の首からおしりまでの長さに合わせてカットする。
  2. 前足の出る穴を2つ、後ろ足の出る穴を2つ丸く切り取る。

作り方はたったこれだけ!材料さえ揃えれば5分程度であっという間に完成します。

足を出す穴は、生地を山折にして半円状に切れば簡単です。紙でハートや丸の形を作るとの同じ要領ですね。

もし仮に失敗しても、もう片方の足が残っているので思い切ってやってみましょう!

作り方のポイント
  • 前足の出る穴は、後ろ足の出る穴より少し小さめに切る。
  • 筒の幅の狭い方を猫の首側に、広い方をおしり側にする。

前足が出る穴を少し小さめにすることで、ブカブカにならず体にフィットしてくれます。

また、直径の小さい方(つま先に近い方)を猫の首側にすると、猫の体にしっかりと馴染んでくれますよ!

【猫用手作り術後服②】いらなくなったTシャツを使った術後服の作り方

タイツだけでは心もとない…という場合は、いらなくなったTシャツを再利用する方法がおすすめです!

Tシャツを使うメリットは、伸縮性と通気性に優れていること。そして、ハサミで切っても端がほつれてこないことです。

準備するもの

  • いらなくなったTシャツ
  • ハサミ

Tシャツはなるべく通気性に優れたものを選びましょう。また、ビーズなどの装飾がついていない綿100%のものが適しています。

作り方

  1. Tシャツの胴部分を長方形に切り取る。
  2. 中心線から4本の足が出る位置に見当をつけ、穴を4つくり抜く。
  3. 短い辺をジグザクカットにして、細長い山形を5~8つ作る。
  4. 左右対称になるように、反対側の短辺もジグザグに切る。
  5. 4つの穴に猫の足を通し、左右の山をそれぞれ背中側で結ぶ。

まずは、Tシャツの胴部分を切り抜きます。この時、切り込みを入れる部分から裾までが猫の首からお尻までの長さになります。

長方形に切り取った布の短辺は、猫の背中部分で結ぶためにジグザグにカットします。長い紐状のものを5本~8本くらい作ればしっかりと結べるでしょう。

作り方のポイント
  • 生地を長方形に切り出す時は、縫い目の部分を避ける。
  • 長方形の長辺はこころもち長めにする。

この術後服のメリットは、後からでもサイズの調整ができることです!紐の部分は愛猫のサイズに合わせて切れるので、少し長めに作っておくといいでしょう。

また、長方形に切りとった布のおしり側をゆるい山形に切り抜いておくと、うんちをする時に汚れにくいですよ!

【猫用手作り術後服③】ずり落ちてこない本格的な術後服の作り方

ずり落ちない術後服を作りたいなら、首回りに紐やゴムを通す方法がおすすめです!このひと手間を加えることで、猫が動いてもずり落ちてくる心配がありません。

モデルはうちのソラ。本当は試しに着てもらいたかったのですが、不審な目で見られてしまいました。(とっくに手術も終わってるので…)

準備するもの

  • ハンカチやバンダナなどの四角い布
  • マジックテープ
  • ハサミ
  • 裁縫セットorミシン

用意するものはハンカチやバンダナなどの四角い布。そして、首回りを絞るための紐と、布を固定するためのマジックテープです。

ミシンを使えば簡単ですが、針と糸があれば手縫いでも15分〜20分ほどで完成しますよ!

作り方

では、上の図を見ながら作る手順を確認しましょう。ハートの部分は猫の足が出る位置です。

  1. 布をグレーの線に沿ってカットする。
  2. 赤線の部分を1.5cmほど裏に折って端を縫い、紐の通り道を作る。
  3. 緑と緑、青と青を中表に合わせて端を縫い合わせる。
  4. 黄色の〇の部分にマジックテープを縫い付ける。
  5. 2で作った空洞に紐を通したら完成。

着せ方としては「猫の足を通す→首回りの紐を結ぶ→背中でマジックテープを止める」という手順です。

首が締まり過ぎると危険なので、紐はきつく結び過ぎないよう注意してくださいね!

作り方のポイント
  • 作る前に猫のサイズや足の位置を測っておく。
  • 猫の大きさに合った布を選ぶこと。

伸縮性のない生地で作る場合、おなか回りや首から前足、おしりから後ろ足など、各サイズをはかっておくのが無難です。

また、カットした布の端を裏に折り返して縫っておくと、ほつれる心配もなく丈夫に出来上がりますよ!

猫が術後服を嫌がる…。歩けない!脱げる!その原因は?

こちらの動画のように、慣れない術後服を着た直後は戸惑う猫が多いようですね。

ただ、いつまでも慣れずに嫌がる場合や歩き方がおかしい、脱げてしまう、といったトラブルは、原因が術後服そのものにあるのかもしれません。

猫が嫌がる理由としては、次のような原因が考えられます。

  • ゆとりがなくて足が動かしにくい。
  • サイズがゆるくて足が抜けてしまう。
  • 不必要な飾りが気持ち悪い。

歩きにくそう、脱げてしまうといった場合は、サイズや生地に問題があることが多いです。

また、猫は高い場所に登ったりおもちゃで遊んだりすることも多いですから、余計な飾りがついていると違和感が大きくなってしまうでしょう。

体を保護するためとはいえ、愛猫が嫌がっている姿はあまり見たくないですよね。せっかく手作りするなら、次のようなポイントに注意して作ってみましょう!

  • 伸縮性、通気性のある生地を選ぶ。
  • 伸縮性がない生地を使うならはきちんと猫のサイズを測る。
  • 大きなボタンや飾りを避ける。

これらのポイントを抑えておけば、猫に負担が少ない術後服を作れますよ!

去勢・避妊手術後の術後服は必要?着させるとしたらいつまで?

大きな病気やケガをしない限り、術後服が必要になるのは猫の生涯で去勢・避妊手術後くらいです。

ただ、猫に術後服を着させるかどうかは家庭によっても違いがあり、エリザベスカラーだけで様子を見る場合もあります。

そこで、術後服を着ると着ないでどんな違いがあるのか、どれくらいの期間着させるべきなのかについて詳しくまとめてみました!

術後服は回復期の猫のストレスを和らげる

そもそも、手術後に術後服が必要かといえばそうではありません。

でも、術後服を着ていれば傷口のトラブルを防ぐと同時に、猫自身にストレスがあまりかからないというメリットがあります。

通常、術後は傷口を舐めたりしないようにエリザベスカラーと呼ばれる装具をつけるのが一般的です。

ただ、カラーを装着していると食事やトイレなど日常生活を送るにはかなり邪魔になります。猫好みの狭いスペースに入れないことも…。

術後服ならそのストレスが少ないので、比較的快適に回復時期を過ごせるでしょう。

術後服とさよならするタイミングは抜糸の日

快適といっても本来は必要でない術後服。脱げる日がやってくるのを猫も心待ちにしていることでしょう。

結論から言うと、抜糸をした日から術後服を脱ぐのが最適です!抜糸の日は、術後最短5日から長くて2週間ほど。その期間中は術後服を着て暮らすようにしましょう。

まとめ

愛猫が手術を受けた後に傷口を保護するためには、術後服を着させるのがおすすめです!

とはいえ、生涯で術後服が必要になるのは去勢・避妊手術後だけという猫がほとんど。それならば高いお金を出して買わなくても、自分で手作りしちゃいましょう!

タイツ、Tシャツなど家にあるものを使えば、材料費もかからずとても簡単。愛猫のサイズに合わせられるのも、手作りならではのメリットですね♪

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