- うちの猫肝臓悪いのかな…?
- 肝臓に良いキャットフードで一番いいものってなんだろう…?
今現在このようなことでお悩みではないですか?
猫の肝臓は、栄養素の分解や合成に関わる重要な器官なので、肝臓病になった猫や肝臓の数値が悪いと言われた猫には適切な食事管理が必要です。
ただ、尿路疾患と違って肝臓ケア用のキャットフードは種類も少なく、どれが良いのか迷ってしまいますよね…。
そこで当サイトでは、肝臓サポートにおすすめのキャットフードの選び方についてまとめてみました!
そのうえで、本当におすすめできる5つのキャットフードを厳選し、ランキング形式で紹介していきます。
目次
肝臓サポートにおすすめのキャットフードの選び方!
ではまず、肝臓サポート用のキャットフードの選び方についてチェックしていきましょう!
肝臓は栄養の分解や合成に直接関わる器官なので、回復するかどうかは食事内容に大きく左右されます。
そのため、間違った食事を与えないよう次のポイントを満たすものを選びましょう。
消化に良いタンパク質をほどよく配合している。
猫は肝臓の機能が低下すると、栄養をうまく利用できずに痩せてしまいます。
弱った肝臓を回復するには、肝細胞の再生を助けるタンパク質が豊富なキャットフードを選ぶといいでしょう。
しかし、ただタンパク質が多ければいいという訳ではありません!
重度の肝臓病では、タンパク質の代謝によって発生するアンモニアが引き金となり、高アンモニア血症を起こすリスクもあります。
そのため、肝機能を回復しつつ高アンモニア血症を防ぐには、AAFCO(米国飼料検査官協会)基準を満たすタンパク質25%~30%程度のキャットフードがおすすめです。
脂質控えめで体に優しい。
脂肪の摂りすぎは肝臓に負担がかかるので、低脂肪なキャットフードを選びましょう。
特に、動物性脂肪を多く含んでいるおやつやウェットフードは、酸化した脂肪分を分解する肝臓に負担がかかるので控えるべきです。
ただし、脂肪分が少ないと嗜好性が下がるので脂肪10%~20%ぐらいのキャットフードをおすすめします。
消化に良い炭水化物を含んでいる。
本来猫にとって炭水化物は不要と言われていますが、肝臓が悪い猫は例外的に適度な炭水化物が必要です。
炭水化物が少ないと、エネルギー源としてタンパク質や脂質が使われるため、アンモニアが発生して結果的に肝臓に負担がかかります。
ただ、小麦やトウモロコシなど穀物は消化しにくいので、イモ類や豆類など消化しやすいものを選びましょう。
必須アミノ酸「アルギニン」と「タウリン」が含まれている。
肝臓が悪い猫には、必須アミノ酸「アルギニン」と「タウリン」配合のキャットフードがおすすめです。
アルギニンやタウリンは肝臓の働きをサポートする重要な役割があるのですが、体内では合成することができないため食事から摂取しなければなりません。
特にタウリンは、肝臓だけでなく目、心臓にも関わる栄養素なので、肝臓サポートには欠かせない成分です。
ミネラル分が調整されている。(特に銅とナトリウム)
肝臓はミネラルの分解や合成にも大きく関わっているので、ミネラルがバランス良く配合された食事を与えることが大切です。
特に銅とナトリウムの過剰摂取は、肝臓病の元になるので注意しましょう!
反対に、亜鉛やカリウムの不足も肝臓の機能を低下させてしまうので、ちゃんと含まれているか原材料をチェックしてくださいね!
肝臓サポートで人気のキャットフード14種類を徹底比較!
当サイトでは多くのキャットフードを比較しているのですが、その中でも特に人気のある14種類のキャットフードを比較してみました!
先程のポイントを踏まえると、今回比較する項目は「タンパク質/脂質」「必須アミノ酸」「ミネラル成分」の3つです。
メイン食材がどれくらい使われているか分かるものに対しては「〇%」と明記しています。それでは、実際に見ていきましょう!
商品名 | タンパク質/脂質 | 必須アミノ酸 | ミネラル成分 |
---|---|---|---|
ANF タミアダルト |
32.0%以上/20.0%以上 | タウリン、L-リジン | |
C&R |
31%以上/11%以上 | タウリン | |
★ベットライフ |
26.0%以上/20.0%以上 | タウリン、L-リジン | |
★ベットソリューション |
30.0%以上/18.0%以上 | タウリン、アルギニン | |
アーガイルディッシュ |
36%以上/11%以上 | アルギニン、リジン、タウリン | |
アーテミス |
30%以上/20%以上 | - | |
カナガン チキン |
37%/20% | タウリン | |
クプレラ |
31%以上/12%以上 | タウリン、アルギニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン | |
カナガン サーモン |
37%/20% | タウリン | |
ソリッドゴールド |
34%以上/12%以上 | タウリン | |
ニュートロ |
33.0%以上/16.0%以上 | タウリン | |
ファインペッツ |
32%/20% | タウリン、アルギニン、リシン(リジン) | |
ブルー |
30.0%以上/9.0%以上 | タウリン、L-リジン | |
★ロイヤルカナン |
25.3g/21.4g | L-アルギニン、L-リジン、タウリン |
今回比較したのは、口コミやネット通販で人気のキャットフードということもあり、全体的に栄養バランスが優れた高品質なものが多かったです。
しかし、タンパク質と脂質の割合や必須アミノ酸の内容は商品によってばらつきがあるので、猫の病状に合わせて最適なものを選ばなくてはいけません。
また★印は「療法食」といって、治療目的に作られているので中身が本格的です。症状がひどい場合は、獣医師指導のもと療法食での食事管理を行うといいでしょう。
ではこの結果をふまえて、肝臓サポートに最もおすすめのキャットフードはどれなのでしょうか?
これより、当サイトが厳選した5つのキャットフードをランキング形式で紹介していきます!
肝臓サポートにおすすめキャットフードランキング5選!
ランキングをにつくるにあたり、まずは「タンパク質/脂質」「必須アミノ酸」「ミネラル成分」を重視して評価しています。
その上で、食べやすさ、栄養バランス、消化の良さ、続けやすさなども評価項目に入れてみました!
価格 | 【通常】3,772円 【初回お試し価格】1,100円(1.5kg)※初回・1世帯1個まで 【定期】3,562円(1~9回目の購入時210円の割引) 3,395円(10回目以降10%割引) ※節目毎の購入で特別割引あり |
内容量 | 1.5kg |
100gの価格 | 227円(10%割引時) |
おすすめ度 | 4.3 |
価格 | 1,453円/3,798円 |
内容量 | 400g/1.5kg |
100gの価格 | 364円/254円 |
おすすめ度 | 4.2 |
価格 | (病院による) |
内容量 | 400g/2kg |
100gの価格 | (病院による) |
おすすめ度 | 4.1 |
価格 | 1,695円/4,808円 |
内容量 | 500g/2kg |
100gの価格 | 339円/241円 |
おすすめ度 | 2.5 |
価格 | 1,059円/3,941円 |
内容量 | 400g/2kg |
100gの価格 | 265円/198円 |
おすすめ度 | 4.1 |
肝臓が悪い猫にファインペッツキャットフードがおすすめな理由!
数あるキャットフードの中で、当サイトがなぜファインペッツを最もおすすめするのか?その理由を簡単にまとめてみました!
- 小麦やコーンなど消化に悪い穀物不使用で胃腸にも優しい。
- 危険な添加物不使用だから安心して猫に与えられる。
- 抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、オメガ3脂肪酸配合。
- 高カロリーだから少量でもしっかり栄養が摂れる。
- 消化吸収率87%で肝臓や胃腸に負担をかけない。
当サイトがファインペッツをおすすめするのは、消化吸収率が良く肝臓に優しいキャットフードだからです!
小麦やコーンなど消化に悪い穀物は使用しておらず、炭水化物には芋類や豆類を使用しています。さらに、高カロリーなので少量でもしっかり栄養が摂れるのが特徴です。
また、タウリンやアルギニンなどの必須アミノ酸も豊富なので、肝機能のサポートにも最適でしょう。
肝臓ケア用のキャットフードで迷っているなら、まずはファインペッツを試してみてはいかがでしょうか?
必須アミノ酸や抗酸化作用のある成分が豊富なので、肝機能のサポートにおすすめですよ!
肝臓の悪い猫が餌を食べない・吐く場合に考えられる原因と対処法!
肝臓は再生能力が高いため「沈黙の臓器」と呼ばれており、病状がかなり進行してからでないと症状が出ません。
原因によっても異なりますが、病状が進行すると一般的には食欲不振や嘔吐、下痢、黒色便などの症状が見られます。
つまり、猫が餌を食べない、吐く原因が肝臓である場合、すでに病状が進行している可能性が高いでしょう。
しかし、食欲不振や嘔吐の症状が出る病気は肝臓以外にも山ほどあるので、素人判断で肝臓病と断定することはできません。
ただし、丸1日猫が餌を食べない場合は「肝リピドーシス」など深刻な肝臓病の疑いもあるので、まずは病院で検査を受けさせてくださいね!
キャットフードが原因で猫の肝臓が悪くなることはある?
肝臓は栄養の分解や合成に関わる臓器なので、食事内容は肝臓の健康に直接結びつくと言ってもいいでしょう。
もちろん遺伝や生活習慣など食事以外の原因も考えられますが、粗悪なキャットフードを長期間与え続けていると、肝臓に負担がかかることは間違いありません。
特に、銅とナトリウム(塩分)は肝臓に蓄積されると肝機能を低下させる原因となるので注意が必要です!
ただ、肝臓は再生能力が高い臓器なので、少し数値が悪いぐらいなら食事療法だけでも病状が改善することがあります。
そのため、肝臓の数値が悪いと言われたら、低脂肪で必須アミノ酸が豊富なキャットフードを与えてみましょう。
肝臓が悪い猫に缶詰のキャットフードをおすすめしない理由!
肝臓が悪い猫には、缶詰やパウチなどウェットタイプのキャットフードはあまりおすすめできません。
そもそも肝臓ケア用のウェットフードは種類がほとんどないのですが、それはウェットフードが猫にとって主食ではないからです。
そもそも猫の主食は「総合栄養食」と言って、猫に必要な栄養をバランスよく補給できるドライフードであって、ウェットフードは「一般食」つまりおやつのような役割があります。
ウェットフードは、肝細胞の再生に必要なタンパク質も少ないうえに、水分を含むため腐敗が進みやすく保存料などの添加物が使われているので、肝臓を患った猫には与えない方がいいでしょう。
これまでウェットフードを食べていて、ドライフードを食べてくれないと言う場合は、一度動物病院で相談してみましょう!
キャットフード+αで猫の肝臓をケアするならサプリメントがおすすめ!
商品名 | 内容 | 期待度 |
---|---|---|
肝パワー元気 | 犬猫対応の肝臓ケア用サプリで、L-オルニチン、シルマリン、クルクミンなど肝臓をサポートする成分が豊富に含まれています。粉末タイプなのでドライフードにふりかけて与えられます。 | |
AHS アミノピュアー | 必須アミノ酸BCAA(イソロイシン:ロイシン:バリン)を犬猫に最適な2:4:1の比率で配合しています。肝臓だけでなく筋力強化にもおすすめです。 | |
ぽかぽか ウコン | 冷え、肝臓、ダイエットに有効なウコンのサプリメントです。無添加・有機栽培のウコン100%なので少量でも効き目があります。 | |
SPIRITa (スピリッタ) | ヤギ由来の天然タウリン含有のサプリメントです。粉末タイプなのでふりかけるだけでよく、体内では作れないタウリンを効率よく補給できます。 | |
液体サプリシリーズ「肝臓」 for CAT | 液体タイプのサプリで、植物素材「マリアアザミ」由来のフラボノイドを補給できます。古くから肝臓ケア用に使われてきた成分なので、安心して猫に与えられます。 |
病院で処方される療法食のキャットフードなら、肝機能の回復に必要な栄養素がバランスよく含まれていますが、そうでない一般的なキャットフードを与える場合はサプリで栄養を補給するのも効果的です。
サプリによってそれぞれ内容は違いますが、当サイトは肝臓にいい成分がバランスよく含まれている「肝パワー元気」をおすすめします!
オルニチン、シルマリン、クルクミンなどキャットフードには含まれていない成分を効率よく摂れるので、プラスαのケアとして最適です。
ただ、肝臓の療法食フードを与える場合は、サプリを加えることで栄養過多になる可能性があるので獣医師に相談しましょう。
「少し肝臓の数値が悪い」など病気までいかない軽度の症状なら、一般的なキャットフードとサプリメントによるケアは理想的だと言えます。
キャットフードだけでは物足りないと感じたら「肝パワー元気」を試してみてはいかがでしょうか?
愛猫の肝臓の数値が高いと言われたらファインペッツキャットフードがおすすめ!
肝臓サポート用キャットフードなら、銅控えめかつ必須アミノ酸がバランスよく配合されたキャットフードがおすすめです。
しかし、肝疾患と言っても症状の程度や病名は猫によってまるで違うので、愛猫に合ったものを選ばなくてはいけません。
もしこれまでに、
- 肝臓サポート用で安全なキャットフード
- 高カロリー・高嗜好性で少量でも栄養が摂れるキャットフード
- タウリン・アルギニン配合で肝機能をサポートするキャットフード
こういったものを探していたのであれば、ファインペッツを試してみてはいかがでしょうか?
他の療法食と違って小麦やコーンなど穀物を使用しておらず、安全性が気になる飼い主さんにもおすすめですよ!