「黒い目やにが出ている…」「涙で目が開けにくそう…」愛猫にこんな症状が見られたら、目に何か異常があるのではないかと不安になりますよね。
そもそも目やにとは、目から出る老廃物のようなもので多少の目やには正常範囲です。しかし、目やにの色や量に異常が見られたら病気のサインかもしれません!
そこで今回は、目やにの状態からわかる体の不調から対処法まで詳しくまとめてみました。自宅でのケア方法についても紹介しているので、早速見ていきましょう!
目次
猫が目やにを出す原因は?茶色以外の色や涙の量が多いなら病気の可能性大!
猫の目やには、涙に含まれる粘液に古くなった細胞やゴミが混ざった老廃物のことで、少し粘り気のある茶色の目やにが正常な状態です。
ところが、細菌感染を起こすと体から悪いものを追い出そうとして涙に「膿」が混ざります。
また、目の傷や花粉症などのアレルギーよっても目やにの量が増えたり、血が混じったりすることもあるんだそうです。
愛猫の目やにが正常かどうかは、以下の3つのポイントをチェックしてみましょう。
- 色や量の異常
- 両目or片目
- 目やに以外の症状
猫の目やにチェックポイント①:色や量の異常(黄緑、血が混じっている、赤黒い、白い、ひどい目やに)

- 黒い目やに
- 鼻水のような緑色
- 白く濁っている
- 赤い血が混じっている
- 量が多い
- ドロドロ・ネバネバしている
- 透明でサラサラしている
結膜炎、角膜炎、白内障、流涙症、眼瞼内反症、アレルギー、目の傷
健康な猫の目やには茶色~茶褐色で、目頭や目尻に少し付着しているのは新陳代謝による生理現象です。
しかし、目やにが鼻水のような黄色~緑色や白く濁っていれば感染症の疑いがあり、目の傷やアレルギーが原因の場合は透明でサラサラした涙が沢山出ることがあります。
目やにの色に異常がある場合は、目の異常もしくはアレルギーの可能性が高いので早めに動物病院で診てもらいましょう!
猫の目やにチェックポイント②:片目からの目やに、片方の目が開かない

- 片目から目やにが出ている
- 片目が開かない
結膜炎、角膜炎、ヘルペスウイルス、目の傷
目やにの原因を調べるには、左右の目で症状の出方に違いがあるかもポイントのひとつです。
両目から目やにが出ている場合は、アレルギーや細菌・ウイルス感染の可能性が高く、反対に片目だけの場合は目にゴミが入ったり外傷によるものと考えられます。
また、稀にヘルペスウイルスによっても片目だけ症状が出ることがあるようです。
猫の目やにチェックポイント③:目やに以外の症状(鼻水、くしゃみ、腫れ)

- くしゃみ
- 咳
- 鼻水
- よだれ
- 皮膚の腫れ
ヘルペスウイルス、カリシウイルス、クラミジアなどの感染症(猫風邪)、猫エイズ、気管支炎
目やに以外にくしゃみや鼻水などの症状が見られる場合は、猫風邪など感染症の可能性が高いでしょう。
ヘルペスウイルスが原因の場合は少し厄介で、一度でも感染するとウイルスが神経細胞に身を潜めて、免疫力が低下した時に再発を繰り返すこともあります。
また、感染症の場合は飛沫感染により他の猫にもうつるので、多頭飼いの家庭では二次感染しないよう部屋を隔離するなど何らかの対策が必要です。
毎日続く目やにの異常は自然治癒する?目やにが治らない猫は動物病院へ!
くしゃみや咳など明らかに風邪のような症状が出ていれば別ですが、目やにの異常だけでは「病院に行くほどではないか…」と放置してしまう飼い主さんも多いようです。
しかし、目やにの異常は放置しても自然治癒することはありません。それどころか症状進行して、最悪の場合は失明する可能性もあるので、すぐに病院に連れていきましょう!
では、気になる病院での検査や治療費について、目の病気と目以外の病気に分けて見ていきましょう。
猫の目やに治療:目の病気の場合の治療費・検査料金
| 病名 | 治療費 | 治療法 |
|---|---|---|
| 結膜炎・角膜炎 | 3,000円~5,000円/回 | 目薬、軟膏、内服薬 |
| 白内障 | 4,000円~6,000円/回 (手術は最大30万円前後) |
目薬、手術 |
| 流涙症 | 7,000円~8,000円/回 (手術は最大6万円前後) |
目薬、内服薬、手術 |
| 眼瞼内反症(逆さまつげ) | 最大35,000円前後(手術になることが多い) | 目薬、軟膏、内服薬、脱毛手術 |
目の病気が原因で目やにが出ている場合は、病状に応じて目薬や軟膏による治療を行うのが一般的です。
しかし、白内障など高齢化による自然現象や、逆さまつげのような物理的な刺激が原因の場合は薬ではどうにもならないので手術になることもあります。
白内障以外は適切な治療を行えば完治できる病気なので、早めに処置することが大切です!
猫の目やに治療:目以外の病気の場合の治療費・検査料金
| 病名 | 治療費 | 治療法 |
|---|---|---|
| 猫風邪(感染症) | 5,000円~10,000円/回 | 内服薬、注射 |
| 猫エイズ | 5,000円~8,000円/回 | 内服薬、血液検査 |
| アレルギー | 5,000円~8,000円/回 | 血液検査、内服薬、目薬 |
目以外の病気が原因で目やにが出ている場合は、目やにの発生源である病気を治療するために内服薬や注射による治療を行います。
ただ、ヘルペスウイルスによる猫風邪や猫エイズは、一度感染すると一生病気と付き合っていくことになるので免疫力が弱い猫なら治療に長期間かかることもあります。
アレルギーの場合は、花粉症やハウスダストなど血液検査でアレルゲンを特定して、なるべくアレルギー症状が出ない環境を整えることが大切です。
人間用はNG!猫の目やに治療に使う目薬や点眼のコツは?
目やに治療と言えば目薬が定番ですが、ただでさえ猫は警戒心が強いというのに使う前から嫌がる様子が目に浮かびますよね…。
そこで、猫に目薬を使う時のコツや注意点を詳しくまとめてみました!
猫に目やに治療に目薬を使う時のコツ
猫に目薬をさすなら、猫がリラックスモードの時がベストです。のんびりとくつろいでいる時を狙うといいでしょう。
また、猫に目薬をさす時は、猫が怖がらないよう視界に入らない背後から点眼するのがポイントです!
猫が暴れてしまう場合は、動画のように手で前足を抑えて身動きが取りづらい状態にするなど少し工夫すればスムーズに点眼できますよ。
動物用目薬「ティアローズ」は猫の目やにには使えない!

動物用の目薬として有名な「ティアローズ」は一部ネット通販でも購入できるようですが、元々は犬用に開発された薬なので猫が使用するのは危険です。
そもそも、獣医師の許可なしに医薬品を使用すること自体かなりのリスクを伴うので、薬のネット購入はおすすめしません。
猫には猫専用に開発された目薬があるので、病院で処方された薬を使用しましょう。
猫の目やには跡ができる前に取ることが大切!自宅でできる簡単な涙焼け対処法を紹介!
猫の目やにを放っておくと、目の下に「涙やけ」と呼ばれる色素沈着が起こってしまいます。
猫は綺麗好きな動物ですが、涙やけまではケアできないので飼い主さんによる定期的な掃除が必要です。
そこで、どこの家庭にもある次のアイテムを使って猫の目やにをふき取ってあげましょう。
- 生理食塩水(精製水やぬるま湯でもOK)
- コットン
- コーム(100円ショップで入手可能)
- 体を撫でて猫をリラックスさせる。
- 液だれしない程度にコットンに生理食塩水を染み込ませる。
- 目頭から目尻にかけて優しく目やにをふき取る。
- 仕上げに目の周辺の被毛をコームでとかす。
手順はたったこれだけなので、誰でも自宅で簡単に目やにをケアできます!
最初は少し警戒するかもしれませんが、十分に安心させてからケアを行えば暴れたりせず大人しくしててくれますよ。
猫が茶色っぽい目やにを出すのはごく自然なことで、少量なら新陳代謝によるものなので特に気にする必要はありません。
しかし、目やにの色や量、目やに以外にも気になる症状があれば、何か大きな病気が隠れている可能性もあるので早めに病院に連れていきましょう。
また、健康な目やにでも放っておくと涙やけによる色素沈着の原因となるので、定期的にふき取って清潔に保つことが大切です。



















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