猫がゆっくり瞬きする本当の意味は…‼瞬きの仕方でわかる猫の心理!

猫がこっちを見つめながらゆっくりと瞬きする姿はなんとも愛らしく、見ているこっちも幸せな気分になりますよね。

でも、どうして瞬きのスピードがゆっくりなのか、瞬きにはどんな意味があるのか、詳しく知らない飼い主さんも多いのではないでしょうか?

そこで今回は、猫がゆっくりと瞬きする理由や普通の瞬きとの違いについてまとめてみました!

猫が瞬きする度にどんな気持ちなんだろう?と思っていた飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね♪

猫がゆっくり瞬きをするってどんな感じ?まずは動画でチェック!

ゆっくりした瞬きと言っても、スピードの感じ方は人それぞれ。それに、人間にとって瞬きするのは当たり前のことで、普段あまりスピードを意識することってありませんよね。

そこで、猫のゆっくりとした瞬きとは一体どんな感じなのか、まずは動画でチェックしてみましょう!

このとおり、ゆっくりした瞬きとは目の形が細く変わる様子がわかるぐらいゆったりしたペースです。なるほど、これなら見たことある!という飼い主さんも多いのではないでしょうか?

ただ眠たいだけにも思えるこの独特の瞬きですが、一体どんな意味があるのかさらに詳しく掘り下げて見ていきましょう!

猫がゆっくり瞬きするのは愛情表現!

人間の瞬きは乾燥から目を守るための生理現象なので、瞬きでコミュニケーションをとることはありません。

しかし、猫にとって瞬きは「アイコンタクト」で、言葉と同じくらい意味のあるものなのです!

例えば、屋外を出歩いていて見知らぬ猫と出会った時。のんびり瞬きしていたのでは、相手からの攻撃を回避できませんよね。

つまり、猫が瞬きもせずにじっと目を合わせたままでいるのは、相手に対して警戒心や敵意を抱いているということです。

反対に、ゆっくりと瞬きするのは、相手に対して警戒心や敵意がないことを表しています。

特に飼い主さんを見つめながらの瞬きは「大好き」と言っているのと同じ、愛情表現のひとつなんですよ♪

愛情表現以外でも猫はゆっくり瞬きすることがある!

猫がゆっくり瞬きするのは十中八九、愛情表現や信頼の気持ちを示しています。

ところが近年、海外の研究チームによる検証の結果、必ずしもそうとは言えないことがわかってきました。

ゆっくりした瞬きでも次のような場合は、愛情表現以外の意味があるかもしれません!

  • 目を半分閉じた状態が続く時
  • 目の瞳孔が明るさと合っていない時
  • 涙や目やにがひどい時
  • 片目だけ瞬きしている時

目を半分閉じた状態が続く時は不満があるのかも!

調査では野良猫と室内猫の両方を比較しましたが、室内猫にのみ見られた動作の1つが、目を細めて半分閉じた状態にすること。

これは、そっとしておいて欲しい時に構われるなど、猫がイライラや緊張を感じている時に多く見られました。

ゆっくりとした瞬きというより、半開きで遠い目をしている時は必ずしも愛情表現とは言えないでしょう。

目の瞳孔が明るさと合っていない時は安心していない!

昔から「猫の目のように変わる」と例えられるくらい、猫の瞳孔は激しく変化します。

通常、瞳孔は明るいところできゅっと縦長になり、暗いところでは丸く開いた状態になりますが、その時の感情にも影響を受けるのです。

もし猫がゆっくり瞬きしていても、周囲の明るさと不釣り合いな瞳孔をしていたら、なにかしらの感情が生じているのかもしれません!

例えば、細くなった瞳孔は不機嫌や不満を、丸くなった瞳孔は恐怖や興奮を表しています。瞬きの様子とともに、愛猫の気持ちを汲み取ってあげてくださいね!

涙や目やにがひどい時は感染症や目の病気の疑いも!

猫がゆっくり瞬きしている時に、涙や目やにが大量に出ている場合は、次のような目の病気にかかっている可能性があります!

  • 結膜炎
  • 角膜炎
  • 眼瞼内反症
  • 流涙症
  • アレルギー

少しくらいの目やになら新陳代謝によるもので異常ありませんが、いつもより量が多いなど変化が見られたら注意が必要です!

もし、瞬きしながら涙を流していたら、早めに病院に連れて行ってくださいね。

片目だけ瞬きしている猫はつぶる方の目が負傷しているかも!

猫が片方の目だけ瞬きするとウィンクみたいでとても可愛いのですが、実際は目に傷が付いているなど炎症を起こしているかもしれません。

また、涙や目やにが出ている時と同様に目の病気やアレルギーという可能性もあります。

急に片目だけ瞬きするようになったら、一度動物病院で検査を受けて原因をはっきりさせましょう!

猫がゆっくり瞬きをしたら返事することが大事!

猫がゆっくり瞬きするのは愛情表現だとお伝えしましたが、猫にとっても瞬きは相手の気持ちを知るコミュニケーションのひとつです。

ですから、猫がゆっくり瞬きをしてくれた時は、お返しにこちらもゆっくりと瞬きすることで「敵意はないよ、仲良くしようよ」という合図を送ることができます!

もしこれを知らずに、瞬きせずじっと猫を見続けていると、猫にとっては「なんだやる気か!?」と警戒心を強めてしまうので、猫との関係が悪化してしまうかもしれません。

また多頭飼いの場合、猫同士が瞬きもせずに睨み合っている時は争いが起こるサインです!

そんな状況に遭遇したら、一旦どちらかを別の部屋に移すなど飼い主さんが仲裁してあげましょう。

人間と猫の場合は、猫が瞬きをしてくれたら返事をする、これを心がけることで愛猫と良好なコミュニケーションを取れますよ♪

猫はそっけないように見えるけど、ちゃんと愛情表現をしている!

いかがでしたでしょうか?

猫が飼い主さんを見つめながらゆっくり瞬きをするのは「大好き」「信頼しているよ」というサインです。ただ眠そうにしているのではなく、愛情表現の意味があるんですね。

犬に比べるとツンデレな性格で知られる猫ですが、瞬きは猫が飼い主さんに気持ちを伝える手段なので、しっかりと気持ちを汲み取ってあげましょう!

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