ジャパニーズボブテイルってこんな猫!販売価格や性格・特徴まとめ!

ジャパニーズボブテイルは、化粧筆のようにふわっと広がった短いしっぽが特徴の猫です。

でも「ジャパニーズ」という割には、あまり日本で見かける機会が少ないですよね。日本の猫なのか外国の猫なのか、わからない人も多いことでしょう。

そこで今回は、ジャパニーズボブテイルがどんな猫なのか紹介していきます。子猫の販売価格や性格、飼い方についてもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね!

ジャパニーズボブテイルはアメリカで広がった日本猫!

ジャパニーズボブテイルの祖先は、日本に土着している野良猫だと言われています。

1960年代、来日していたアメリカのブリーダーが、短いしっぽを持つ野良猫を気に入って自国へと持ち帰り繁殖を始めたことで生まれました。

つまり、ジャパニーズボブテイルは日本生まれアメリカ育ちの猫なんですね!

1976年には猫の血統登録団体であるCFAが、ジャパニーズボブテイルを公式血統として認定し、世界に広く知られることになりました。

ジャパニーズボブテイルの特徴は?

そんなジャパニーズボブテイルは、短い尻尾以外にもいくつか特徴があります。身体的な特徴は次のとおりです!

  • 筋肉質で後ろ足の方が長め
  • オッドアイが生まれる可能性がある
  • 長毛の「シャパニーズボブテイルロングヘア」も存在する

では、それぞれ詳しく見てみましょう!

ジャパニーズボブテイルの特徴①:筋肉質で後ろ足の方が長め。

ジャパニーズボブテイルはがっしりとした中型の体型で、日本猫を祖先とするわりには足が長いのが特徴です!

足はほっそりしていますがとても頑丈。特に後ろ足の方が長く、やや前のめりな姿勢のため、より筋肉質に見えます。

ジャパニーズボブテイルの特徴②:オッドアイが生まれる可能性あり

ジャパニーズボブテイルにはオッドアイの子猫が生まれることも少なくありません。

日本では古来から、片眼が金色(ゴールドアイ)で、もう一方が青い瞳(ブルーアイ)の猫を「金目・銀目」と呼び、縁起のよいものとして珍重してきました。

ただ、オッドアイの猫には聴覚や視覚に障害のある子も多いので、そうした点も承知したうえで家族に迎え入れましょう。

ジャパニーズボブテイルの特徴③:ロングヘアタイプも存在する

ジャパニーズボブテイルは基本的に短毛種ですが、遺伝子の突然変異によってロングヘアーのジャパニーズボブテイルが生まれることがわかっています。

ロングヘアータイプが登場したのはここ最近の話で、今の段階では滅多に見られることはありません。

今後繁殖される可能性もありますが、短毛種よりさらに出会える機会が少ないでしょう。

ジャパニーズボブテイルの子猫の値段や販売価格はいくら?

子猫 15万円~20万円
成猫 10万円~15万円

では次に、ジャパニーズボブテイルの値段についてです。

ジャパニーズボブテイルは日本の猫をルーツとしながらも、日本での取り扱いはほとんどありません。しかし、海外では主流の猫種ということもあり、表のとおり比較的安価で取引されています。

子猫なら17万円前後で販売されていることが多く、ペットショップよりもブリーダーから購入する方が割高になる傾向があるようです。

また、海外から輸入する場合には輸送代などの費用がかかるため、予算は生体代+40万円〜50万円を見ておくといいでしょう。

ジャパニーズボブテイルは海外ブリーダーから取り寄せる!

先ほどもお伝えしたように、ジャパニーズボブテイルを日本で手に入れることは困難です。どうしても飼いたいなら、海外のブリーダーからの直接購入を検討しましょう!

でも、ブリーダーからの購入、しかも海外となるとちょっとハードルが高いですよね…。なのでこちらに、手順や注意点をまとめてみました!

海外ブリーダーからジャパニーズボブテイルを購入する手順


画像出典:農林水産省 動物検疫所 犬、猫の日本への入国

ジャパニーズボブテイルをどうしても飼いたいなら、以下の手順で海外から取り寄せてみましょう。

  1. 検索サイトやSNSで海外のブリーダーを検索する。
  2. ブリーダーに子猫を輸入したい旨を伝える。
  3. 必要な情報をやりとりしたうえでスケジュールを決定する。
  4. 子猫が到着する40日前までに必要な書類を国に提出する。
  5. 空輸便で日本の空港に到着。
  6. 検疫を受けて自宅に連れて帰る。

ざっくりとした流れはこのとおりです。まずは、Googleなどの検索サイトやTwitterなどのSNSを使ってブリーダーを探すことから始めます。

ブリーダーが見つかったら、子猫が欲しいという旨を伝えて個人情報のやりとりや、輸入のスケジュールを決定します。

また、海外から動植物を持ち込む際は、感染症予防など衛生上の問題から空港で検疫を受けなければなりません。

その準備として、猫が到着する40日前までに到着予定の空港を管轄する動物検疫所に「輸入の届出」を提出します。

どの国から輸入するかによってルールが異なるので、詳しくは以下を参照してください。

  • 指定地域(アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアム)から輸入する場合はこちら
  • 指定地域以外から輸入する場合はこちら

ジャパニーズボブテイルを輸入する際にかかる費用

生体価格+諸々の経費(空港使用代、輸送代、マイクロチップ代、ワクチン代、輸出国の証明書発行費用など)=40万円〜50万円

海外から動植物を輸入するには、生体価格以外にも様々な費用がかかります。

ジャパニーズボブテイルの場合は、生体代が17万円前後ですから、それ以外の費用も合わせると40万円〜50万円程度です。

ちょっと高いな…と感じるかもしれませんが、猫の健康を守るため、そして感染症予防のために必要な費用なので仕方ありませんね。

基本的には、一括入金または猫が日本に到着するまでに分割入金となります。その際、上記の費用に加えて海外送金のための手数料が発生するので注意しましょう。

ジャパニーズボブテイルを輸入する際の注意点

海外から猫を輸入する際は、国内での購入と違って予想外のトラブルに見舞われる可能性もゼロではありません。なるべくトラブルを避けるためには、以下のことに注意しましょう!

  • 基本的に外国語でのやりとりになる。
  • いきなり値切るのはNG!
  • 天候などの事情で到着が遅れることがある。

まずは言葉の問題。海外ブリーダーとのやりとりは英語や現地の言語となるので、ある程度の語学力が必要です!全く話せないとなれば、通訳を雇う必要も出てくるでしょう。

また、これは海外に限ったことではありませんが、ブリーダーにいきなり値段交渉をするのは失礼にあたります。

特に海外では、言葉のニュアンスなど微妙な違いがあるので、相手を怒らせてしまって交渉が決裂なんてことも…。

なので、基本的にはブリーダーの言い値を受け入れること。不安なら他のブリーダーとも連絡を取って、価格相場を確認してみるといいでしょう。

そのほか、天候不良で飛行機が予定通り発着しないことも考えられます。場合によっては航空職員のストライキなど、予期せぬトラブルもないとは言いきれません。

ただ、そうは言っても人と人との交渉ですから、最低限の礼儀とマナーを守っていれば無事に子猫を輸入することができるでしょう。

ジャパニーズボブテイルが里親募集に出される可能性はある?

猫を飼うには、ペットショップやブリーダーから購入する以外にも里親になるという方法があります。里親とは、やむをえない理由で飼えなくなった動物を譲り受ける制度のことですね。

購入費用が抑えられるなどメリットも大きい制度ですが、残念ながらジャパニーズボブテイルの里親になるのは不可能に近いでしょう。

先述のように、ジャパニーズボブテイルは日本で気軽に入手できる品種ではありません。そもそも飼っている人が少ないので、当然里親の募集がかかる可能性も低いという訳ですね。

ただし!血統にこだわらないのであれば、ジャパニーズボブテイルのようなしっぽを持つミックス猫を探してみるのがおすすめです。

見た目に魅力を感じているなら、ジャパニーズボブテイルを引き取るのとあまり大差はないかもしれませんね。

ジャパニーズボブテイルで人気の毛色は黒猫や三毛猫!

ジャパニーズボブテイルの被毛は、ホワイト、レッド、ブラック、キャリコ(三毛)など様々な毛色が認められています。

その中でも特に人気のある、ブラックやキャリコのジャパニーズボブテイル。一体どんな見た目なのか、画像付きで見てみましょう♪

こちらは、黒一色のジャパニーズボブテイル。アニメや映画で描かれる黒猫は大体しっぽが長いので、なんだか新鮮ですよね。

黒と言っても一部に白が入っていたりすることが多いのですが、完全に黒のジャパニーズボブテイルは希少価値が高いでしょう。

三毛猫(キャリコ)

こちらは三毛猫のジャパニーズボブテイル。体のまあるい模様とポンポンのような短くて丸い尻尾がマッチして、とても可愛らしい雰囲気ですね!

ジャパニーズボブテイルは、短い尻尾と三毛に着目して繁殖されたと言われているので、ある意味代表的な毛色とも言えるでしょう。

ジャパニーズボブテイルはどんな性格?飼いやすい?

日本猫を祖先に持つジャパニーズボブテイルですが、基本的な性格は次のとおりです!

  • 遊び好きで社交性が高い
  • 頑固で寂しがり屋
  • おしゃべり好き

ペットとしては飼いやすいのかどうか、飼い主さんとの相性を確かめながら見ていきましょう。

1.遊び好きで社交性が高い

ジャパニーズボブテイルは、一言で表すとかなり大人な性格の猫だと言えます。

他に飼っているペットがいても争うこともなく、すぐに仲良くなれる社交性の持ち主です。環境にうまくなじめる子が多いため、多頭飼いにも向いています。

また、ジャパニーズボブテイルは遊ぶことが大好きです!なおかつ頭も良いので、少し頭を使うおもちゃを与えてあげるのがいいでしょう。

訓練すれば芸を覚えたり、リードを付けてお散歩に行ったりすることも可能ですよ♪

2.頑固で寂しがり屋!

実はとても寂しがり屋なジャパニーズボブテイル。1匹で飼うよりも多頭飼いの方が向いています。

ただ、頑固な性格の子も多く、餌やおもちゃの好き嫌いがはっきりしています。そんな時は、うまく機嫌をとりつつ付き合ってあげましょう!

3.おしゃべり好き!

ジャパニーズボブテイルは比較的よく鳴く子が多いと言われています。

驚くほど声域が広く、様々なトーンでお話ししてくれますが、決して鳴き声がうるさいということはありません。

むしろ、どんどんその鳴き声の虜になること間違いなしですよ♪

ジャパニーズボブテイルの平均体重、平均寿命はどれくらい?

では、ジャパニーズボブテイルの平均体重、平均寿命はそれぞれどのようになっているのかチェックしていきましょう!

平均体重

オス メス
一般的な猫 3kg~5kg 2kg~4kg
ジャパニーズボブテイル 2kg~3.5kg 3kg~4.5kg

ジャパニーズボブテイルの体型は、筋肉質なフォーリンタイプ。成猫の体重は2kg〜4.5kgほどですが、オスに関しては一般的な猫よりも少し小柄に育つ子が多いようです。

  • フォーリンタイプ…スレンダーながらも筋肉質な体型のこと。

ただ、性別を問わずほどよく筋肉がついているため、小さめに育ってもあまり心配する必要はないでしょう!

平均寿命

一般的な猫 15歳前後
ジャパニーズボブテイル 12歳~15歳

ジャパニーズボブテイルの平均寿命は12歳〜15歳程度。一般的な猫の平均が15歳前後ですから、ごく平均的だと言えますね!

ただ、平均寿命以上に生きたジャパニーズボブテイルもたくさん存在します。食事や運動量に気をつけることで、20歳前後まで長生きすることも夢ではありませんよ♪

ジャパニーズボブテイルの飼い方やお手入れ方法は?

では、実際にジャパニーズボブテイルを飼うとなった場合、愛猫が快適な生活を送るにはどんなことに気をつければ良いのでしょうか?

こちらに飼育で注意するポイントをまとめてみました!

運動や食事で体型維持を心掛ける!

ジャパニーズボブテイルの引き締まった体型を維持するには、適切な食事管理と運動が欠かせません。

特に足腰の筋肉を維持するためには、一緒に遊んであげる、キャットタワーで日頃から体を動かす習慣を作るなど運動が大切です!

ブラッシングは週1で!

短毛種のジャパニーズボブテイルは比較的抜け毛が少ないため、週に1度のブラッシングで問題ありません!

一方、長毛種の場合は抜け毛が多いので、週に3、4回程度ブラッシングをしてあげましょう。

ジャパニーズボブテイルを飼うのに向いている人は?

これまで見てきたとおり、ジャパニーズボブテイルは飼いやすい品種なので、たくさんの人におすすめできます。

その中でも、次のような人はジャパニーズボブテイルとの相性がぴったりです!

  • 頑固な性格と向き合える人
  • 多頭飼いをしている家庭
  • 運動量や食生活にも気を配れる人

性格のところでも紹介したとおり、ジャパニーズボブテイルは少々頑固なところがあるので、忍耐力のある人が飼い主に向いています。

すぐに愛想を尽かしたりせず、根気よく付き合っていける人なら猫もきっと幸せに暮らせることでしょう。

また、他のペットがいる家庭も最適!ジャパニーズボブテイルが寂しい思いをしなくて済むので安心です。

病気も少なく手のかからない品種ですが、体型維持のために最低限の健康管理はしてあげてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?名前に「ジャパニーズ」とあるにも関わらず、海外での方が知名度が高いというなんとも不思議な猫です。

しかし、そのルーツは日本に昔から土着していた野良猫たち。どことなく懐かしい雰囲気と人懐っこさが、他の猫にはない魅力です!

どうしても飼いたいということであれば、海外から取り寄せて家族に迎え入れると良いでしょう♪

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