猫好きなら一度は猫との添い寝に憧れますよね!特に冬場はあったかくてとても幸せな気持ちになれます。
でも、猫は一体どんな気持ちで飼い主さんと一緒に寝たがるのでしょうか?
そこで今回は、猫が添い寝してくる理由や猫の気持ちを詳しく紹介したいと思います!
目次
猫が添い寝してくるのにはこんな理由や気持ちが隠されていた!
まずは、猫が飼い主さんの寝床に入ってくる心理についてです。自分の寝床があるのに、人の布団やベッドに潜り込んでくるのは次のような理由が考えられます!
- 体温調節
- 縄張り
- 習慣
- 甘えたい
- 安心感
それではこちらの5つについて、その内容を詳しくみていきましょう。あなたの猫ちゃんはどれに該当するのでしょうか?
猫が添い寝をしてくる理由①:体温調節(特に冬場)
猫が一緒に添い寝する理由として体温調節というのがあります。簡単に言えば、寒いから飼い主にくっついて寝よう!ということですね。
猫の祖先リビアヤマネコは、砂漠に生息しており暑いのには慣れているのですが、寒さには弱いという特徴があります。
だから日本の冬は猫にとってかなり厳しく、飼い主さんにくっついて暖をとっているのです。
なお、夏場添い寝してくる目的も体温調節です。猫の体温は38℃から40℃と人間に比べると高いので、飼い主さんにくっついて寝るほうが涼しいと感じるんですね。
猫が添い寝してくる理由②:縄張り
次に考えられる添い寝の意味は縄張りです。
飼い主さんの近くを自分のテリトリーだと思っており、飼い主さんと添い寝をすることでここは自分の縄張りだと他の猫にアピールしています。
ただし、これはあくまで多頭飼いしてる場合だけ。1匹の場合ならこの理由はあまり考えられません。
また、ベッドや布団を自分の縄張りと考えているという可能性もあります。こちらは飼い主さんに対して「ここは私の場所だから!」というアピールです。
飼い主側からすれば困ったものですが、特に攻撃されるなどのトラブルがなければ一緒に寝てあげましょう。
猫が添い寝してくる理由③:習慣
添い寝の理由としては習慣というのもあります。子猫時代から飼い主と一緒に寝ていたのなら、それが成猫になっても習慣として残っているということです。
これは飼い主だけではなく、親猫や兄弟猫と一緒に寝ていた場合にもあてはまります。誰かとくっついて寝るというのが習慣になっているのでしょう。
また、飼い主と一緒に行動するのが習慣になっている猫も添い寝をしたがります。
いつでも一緒なんだから寝るときも一緒!という気持ちは良く分かりますよね。それだけ飼い主さんが好きという気持ちの表れでもあります。
添い寝が習慣化してしまうと、なかなか治りません。添い寝が好きではないなら、小さい頃から1人で寝る練習をさせておくのがおすすめです。
猫が添い寝したがる理由④:甘えたい
飼い主さんに甘えたい!という可愛い理由で添い寝してくることもあります。飼い主さんとしては一番嬉しい理由ではないでしょうか?
小さい頃から自分のお世話をしてくれる飼い主さんは、猫にとって親のような存在。だから甘えたくなるのは当然のことですよね!
特に避妊・去勢済みの猫は「子どもがいない=自分が子ども」と認識してるらしく、飼い主さんに甘えることが多くなるようです。
猫が添い寝したがる理由⑤:安心感
安心感を求めて飼い主さんに添い寝をする猫もいます。甘えたくなるのと少し似ていますね!
全ての動物にあてはまるのですが、睡眠中は周りが見えなくなるので敵から襲われるかもしれないという不安を感じます。
ですから、飼い主さんと寝ることで安心感を得ようとしているんですね。
猫にとっては飼い主さんは自分を守ってくれる保護者のような存在ですから、一緒にいれば安心だろうと添い寝をしてくるという訳です。
猫が添い寝してくる位置によって飼い主さんへの信頼度がわかる!?
添い寝といっても、猫が寝るのは枕元だけではありません。足元や股の間など自分のお気に入りの場所で眠りにつきます。
実は、その添い寝の位置によって飼い主さんへの信頼度がわかるとも言われているんです!そこで、主な添い寝の位置を以下の通りまとめてみました。
- 足元で添い寝する
- 股の間で添い寝する
- 腕枕で添い寝する
- 枕元で添い寝する
この中に愛猫がよく添い寝する場所はありますか?基本的にはこの辺りが多いと思うのですが、猫によってはお腹の上なんてこともあるかもしれませんね(笑)
それでは、添い寝の位置がどんな意味をもっているのか詳しくみていきましょう!
1.足元で添い寝する(信頼度:低い)
足元で寝ている場合は、信頼しているけど少し不安という意味になります。顔から離れているほど信頼感が薄い意味なので、そこまで信頼度は高くないでしょう。
そう言われると飼い主としてはショックですよね…。でも実際は、違う理由があって足元で寝ている可能性もあります。
それはズバリ、寝返りを避けるため!飼い主さんの寝相が悪くて、落ち潰されないようにあえて足元にいるというケースです。
なので、犬の場合は飼い主さんを上にみている時に足元で寝るとも言われており、むしろ程よい距離感なのかもしれませんね。
2.股の間で添い寝する(信頼度:普通)
股の間で添い寝するのは、足元よりも信頼度が高いでしょう。これは上を向いて寝るタイプの人限定になるのですが、広げた足の間にぴったり収まります。
寝返りが打ちにくいのでかなり厄介ですが、猫にとってはその狭さが好都合。何かに包まれる感覚で安心して眠ることができます。
また、股の間は体臭が濃い部分です。猫からすれば、信頼できる飼い主さんの匂いに包まれながら眠れる最高のスポット。温かいので特に冬場は暖をとるのに最適なんですね♪
3.腕枕で添い寝する(信頼度:高い)
愛猫が腕枕で添い寝してくるなら、飼い主さんのことをかなり信頼している証拠です!
脇の近くに顔をもってくるというのは、股の間と同様に飼い主さんの匂いがポイント。
脇も体臭が強い箇所なので、一緒に寝ることで大好きな飼い主さんの匂いを嗅ぎながら眠れる最高の場所になります。
他にも、飼い主さんを親猫と思っている場合にもこの場所で添い寝します。腕枕を要求する猫の心理が詳しく知りたい場合は、こちらもぜひ見てみてくださいね♪
4.枕元で添い寝する(信頼度:かなり高い)
飼い主さんに対して完全に信頼をおいている猫は、枕元で添い寝するようになります。
自然界でいうと、目の前にある相手の顔があるというのは動物からすれば危機的な状況!にらみ合うのは敵意の証ですから、まさに一触即発状態ですよね。
つまり、顔を近づけるというのは完全に信頼されている証となります。
猫が添い寝しないのには何か理由があるの?
これまでのお話で、猫に添い寝されるのは信頼の証だということが分かったと思います。しかし悲しいことに、うちの猫は添い寝してくれない!という家庭もありますよね。
それは一体どうしてなのかというと、こんな理由があります!
- 安心できない
- 場所が嫌い
- 暑い
- 飼い主さんの寝相が悪い
いかがでしょうか?簡単に言うと、布団やベッドが猫にとって快適な場所ではないからという理由ですね。
まずは、寝床を猫にとって心地いい場所にすることが大切です!猫は静かで温かい場所が好きですから、空調や騒がしさを考えてベッドや布団の位置を調節するといいでしょう。
布団自体に問題があるなら、シーツなどのリネンを変えてみるのもいいかもしれませんね。
寝相ばかりはどうにもなりませんが、ベッドや布団をひとまわり大きなものに買い換えるのがおすすめです!
最後に安心できない場合の対処法。これはもう、時間をかけてゆっくり仲良くなるしかありません。
子猫のうちからしっかりと愛情を注いで、飼い主さんが信頼できる存在だとわかってもらいましょう。
子猫との添い寝は潰してしまいそうで不安…。一緒に寝る時の危険性は?
猫との添い寝は癒されますが、もちろんリスクが存在しています。そのリスクは主に2つにあり、飼い主側のリスクと猫側のリスクです。
飼い主側のリスクとしては猫が気になってぐっすり眠れないということや、感染病のリスクです。人間にも感染するものといえば、トキソプラズマなどの寄生虫が有名ですね。
普段から寄生虫対策をしている室内猫ならあまり心配いりませんが、寝具はこまめに洗濯することや、老人、妊婦、幼い子どもとの添い寝には気をつけましょう。
そして猫側のリスクは、飼い主さんに潰されるというものです。成猫であれば潰される前にですが、子猫ならそれができません。
体力の落ちている猫や子猫や老猫は別の場所で寝かせてあげてくださいね!
猫と一緒に眠れるのは、飼い主さんとしても嬉しいことですよね!しかし、リスクがないわけではないので無理に一緒に寝ることは避けましょう。
添い寝のリスクを理解したうえで、しっかりと対策すれば飼い主も猫も幸せな睡眠を続けられますよ♪