
家の中で移動するたびに、愛猫に後をつけられるという飼い主さんも多いのではないでしょうか?普段はクールな猫も、大好きな飼い主さんの行動は気になって仕方ないんですね。
猫の後追いはかわいい反面、どこへ行くにもついてこられると困ってしまいますよね。そこで今回は、猫が飼い主さんの後をつける心理と対処法について紹介していきます!
目次
猫が家の中で飼い主についてくるのはどんな気持ちから?
では一体、猫はなぜ飼い主さんの後をついていこうとするのでしょうか?その理由として考えられる猫の心理をまとめてみました!
- 飼い主さんのことが好きすぎて一緒にいたい。
- 飼い主さんを親だと思っている。
- かまってほしい。
- お腹が空いて餌が欲しい。
- 飼い主さんと離れると不安で気持ちが落ち着かない。
猫が飼い主についてくる理由①:好きすぎて一緒にいたい。
猫がどこへ行くにも後をつけてくるのは、飼い主さんのことが好きすぎていつも一緒にいたいという愛情表現のひとつです。
特定の場所だけでなく、どこへ行くにもついてくる場合は「ねぇどこ行くの?僕も連れてってよ!」と飼い主さんにアピールしています。
猫が飼い主についてくる理由②:飼い主さんを親だと思っている。
親猫の代わりに子猫の頃から面倒を見ている場合は、飼い主さんのことを親だと思っていて後をつけているのかもしれません。
もともと子猫は親猫の後をついていく習性があり、その頃の気持ちがまだ抜けきっておらずいつまでも子猫気分で飼い主さんに甘えているのです。
まだ子猫の場合はごく自然なことなので、温かく見守ってあげましょう。
猫が飼い主についてくる理由③:かまってほしい。
長い留守番の後や、忙しくてあまりかまってあげられない時についてくるのは「もっと僕と遊んでよ!」という要求から後追いをすることがあります。
猫はかまいすぎると鬱陶しがるくせに、ほったらかしにされたくないあまのじゃくな性格ですから、普段クールな猫が甘えてきた時は沢山かまってあげてくださいね!
猫が飼い主についてくる理由④:お腹が空いて餌が欲しい。
「ニャー」と鳴きながら後をつけてくる場合は、お腹が空いてご飯が欲しいという要求かもしれません。
ただ、毎回要求に応えて餌を与えると猫の健康にも良くないので、1日の給仕量はしっかり守るようにしましょう!
猫が飼い主についてくる理由⑤:離れると不安で気持ちが落ち着かない。
猫の後追いは愛情表現でもありますが「分離不安症」と言って、飼い主さんと離れるのが不安な気持ちから後をつけている可能性もあります。
特に捨て猫は、過去のトラウマから「飼い主さんが戻ってこなかったらどうしよう」という不安が大きく、後を追いかけてしまうようです。
最初は苦労するかもしれませんが「どこへ行っても絶対に戻ってきてくれる」という信頼関係を築くことができれば、飼い主さんを追い回すことはなくなりますよ!
お風呂やトイレに行く時に猫がよくついてくるのはなぜ?
家の中でもトイレや洗面所、風呂場など、なぜか水回りに行く時だけ後をついてくる猫も多いのではないでしょうか?
これは、猫の縄張り意識からくるもので、飼い主さんについていけば普段ドアが閉まっている場所にも入れるからです。
いわばパトロールのようなもので、縄張りを守るために自分の匂いをつけておきたいんですね。
そのほか、単にバスルーム(トイレ、風呂場、洗面台)のひんやりした床に寝そべりたいという理由からついてきたがる猫もいます。
また、実は水が好きという猫も多く、シャワーの音や湯船の水が気になって飼い主さんのお風呂を出待ちする猫も多いようです。
猫がついてくるのはかわいいけど…。生活に支障が出て困るときの対処法は?逃げるのはOK?
愛猫が後をつけてくるのはとてもかわいいことですが、ずっとついてこられるのは困ってしまいますよね。
ただ、毎回猫の要求に応えてしまうと「ついていったらかまってくれる」と覚えてしまうので、どんどんしつこく後をつけまわすようになります。
ですので、辛いかもしれませんが心を鬼にして逃げることも大切です!そうすれば、後をつけてもかまってくれないと学習するので、ベタベタとつきまとうことも減るでしょう。
ただし、無視され続けると猫にとってはストレスがたまる一方なので、ちゃんと甘えさせてあげる時間を作ってあげてくださいね!
【動画あり】野良猫が後ろをついてくるのは餌が欲しいから!
野良猫が人間の後をつけるのは「餌をもらえる」「撫でてもらえる」など、おねだりによるものが多いと言われています。
いつも人間から餌をもらっている野良猫は、人間=餌をくれる人だと思っていますから「ご飯くれ~!」とアピールしているんですね。
ただ、野良猫は飼い猫に比べてドライですから、希望が叶ったらそっぽを向くことも多く、初対面の人間になつくことはほとんどありません。
猫が飼い主さんの後をついてくるのは「ずっと一緒にいたい!」という愛情表現のひとつです。そう考えると、なんだか愛猫のことがもっと愛おしく思えますよね。
しかし、あまりかまいすぎると留守番ができなくなったり、トイレ以外の場所で粗相をしたりと、ひと時も離れられなくなってしまいます。
常に要求に応えるのではなく、時には愛猫と離れてメリハリのある接し方をすれば、お互いにストレスの少ない関係を築くことができますよ!