猫の抜け毛が多い…!原因と4つの最適な対策&簡単な掃除方法まとめ!

モフモフした猫の毛並みを見ると思わず撫でたくなってしまいますよね。しかし一方で、猫の抜け毛は飼い主さんの悩みの種になりがちです。

部屋も汚れるうえに、埃と一緒に舞い上がるとアレルギーの原因になることだってあります。

そこで今回は、猫の抜け毛の原因とおすすめの対策、そして抜け毛の簡単な掃除方法をまとめてみました!

また、抜け毛の少ない猫種についても触れているので、ぜひ参考にしてくださいね♪

猫の抜け毛がひどいのにはこんな原因があった!

そもそも動物の抜け毛は生理現象の一部で何も不思議なことではありません。人の髪の毛だって日々生え変わっていますからね。

しかし、その抜け毛がいつもよりひどくなることもあります。それは次のような原因があるからです。

猫の抜け毛が増える原因
  • 換毛期(毛の生え変わる時期)
  • ストレス

ではなぜこうした理由で猫の抜け毛が増えてしまうのか、順番に見ていきましょう。

猫の抜け毛が多くなる原因①:換毛期(毛の生え変わる時期)

猫の抜け毛がひどくなる原因のひとつは、換毛期(毛の生え変わる時期)によるものです。

換毛期:気温の変化に対応して毛が生え変わる時期のこと。基本は1年に2回、3月と11月に訪れるのが一般的。

人間は衣服で体温を調節しますが、猫は被毛を変化させることで体温を調節しているんですね。

人間の衣替えのように、夏には熱をこもらせないようサラッとした毛が、冬には温度を保つようフワフワとした毛に生え変わります。

猫の抜け毛が増える原因②:ストレス

換毛期でもないのに猫の抜け毛がひどくなった場合は、ストレスが原因の可能性もあります。

人間でもストレスが原因で円形脱毛症になることがありますよね。猫も同じようにストレスを感じると、グルーミングの回数が増えて抜け毛がひどくなってしまうのです。

例えば、次のようなことが猫のストレスになってしまいます。

  • 引越し
  • 家族構成が変わった
  • 同居猫が増えた
  • 飼い主さんと遊ぶ時間が減った
  • フードの内容やトイレの場所が変わった
  • 来客

手や足など特定の場所だけを舐める仕草部分的な脱毛は、ストレスを推測する目安となります。なるべく早くストレスの原因を特定して、取り除いてあげたいですね。

このほか、病気により抜け毛が起こることもあります。こちらは、抜け毛対策というよりも治療が必要なケースです。病気については後半で紹介していますので、気になる飼い主さんはチェックしてくださいね!

猫の抜け毛を少なくする4つの対策!おすすめ度順に紹介!

対策法 手軽さ 効果 コスパ おすすめ度
ブラッシング
シャンプー
コロコロ
トリミング

いくら部屋の掃除をしても減らない猫の抜け毛…。猫は可愛いけど抜け毛には困っている飼い主さんもきっと多いことでしょう。

そこで、猫の抜け毛を少しでも減らすために効果的な方法をまとめてみました!

対策のポイントは、毛が猫の体から離れる前に行うこと。そうすれば、部屋に散らばる抜け毛の量も減らせますし、グルーミングによる毛玉症予防にも繋がります。

  • 毛玉症…猫が自分で舐め取った毛が胃腸に詰まってしまうこと。

では、このおすすめ度順に沿って紹介していきますね!

猫の抜け毛対策①:ブラシをする

手軽さ 効果 コスパ おすすめ度

猫の抜け毛対策として1番おすすめなのは、手軽にできるブラッシングです!

ブラシさえ準備すれば、自宅で簡単に行えるうえに後々の費用もかかりません。抜けかけた毛をすき取るだけなので、上手に行えば痛みもなく猫への負担も少なく済みます。

それだけではありません!

適度なスキンシップにより「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されて、猫のストレス解消にもなります。

マッサージ効果で毛ツヤもよくなりますし、皮膚の異変を見つけやすくなるなど健康面でも嬉しい効果がたくさん!

ちなみに、ブラッシングする頻度はこれくらいが目安です。

短毛種 長毛種
週に2、3回
1日に2回程度

心地よく感じてもらう秘訣は、猫の毛流れに沿ってブラシを動かすこと。慣れていない猫には、手で撫でることから始めてみましょう。

また、猫用のブラシといっても素材や形は多種多様なので、愛猫に合ったものを選ぶことがスムーズなブラッシングのコツです!

どんなブラシがよいか迷っているなら、先にこちらをご覧になってくださいね。

猫の抜け毛対策②:シャンプーをする

手軽さ 効果 コスパ おすすめ度

猫の換毛期が来ると、どんなにブラッシングをしても追いつかないほど抜け毛がどっと増えてしまうこともあります。そんなひどい抜け毛を一気にスッキリとさせるのがシャンプーです!

本来グルーミングの習慣がある猫は、ニオイ対策という意味ではシャンプーをする必要はありません。

しかし、ブラシでは取り切れない毛を一気に取り除けるので、換毛期の対策としてはとても効果的!ブラッシングしにくい部位の毛も簡単に取り除けます。

ただ、水を苦手とする猫も多いですから、シャンプーの頻度は多くても月に1回程度にとどめておきましょう。また、シャンプー液が残らないようすすぎは丁寧に行ってくださいね!

猫の抜け毛対策③:コロコロで毛を吸着する

手軽さ 効果 コスパ おすすめ度

どこの家庭にもあるお掃除グッズ、コロコロは猫の抜け毛を取り除くのにも役立ちます。やり方はとても簡単!直接猫の体に転がすだけで抜け毛を吸着してくれます。

それに何と言っても、後片付けが楽です!うまく当てれば痛みもないので、嫌がる猫はそれほど多くありません。

ただし、コロコロの弱点は表面の毛しか取り除けないこと。

内側に入り込んだ毛を取り除くことはできないので、あくまでも一時的な対処法ぐらいに考えておくと良いでしょう。

猫の抜け毛対策④:プロによるトリミング

手軽さ 効果 コスパ おすすめ度

長毛種は毛が絡まりやすく、一度もつれるとほぐすのが困難。自宅での対応が難しい場合は、プロにトリミングを任せるのもひとつの方法です。

ペットサロンではそういった毛玉を含め、毛を適当な長さにカットし、シャンプーやブラッシングで整えてくれます。トリミング後しばらくの間は、抜け毛対策も楽になるでしょう。

暑い夏には、サマーカットで大きくボリュームを減らすことも可能です。

ただ、1回あたり3,000円〜5,000円ほど費用がかかるので、他の方法に比べると金銭的な負担は大きくなります。

また、警戒心が強い猫は知らない人にシャンプーされるのをストレスに感じる可能性があります。自宅でのケアが難しい長毛種のみ検討するといいでしょう。

抜け毛の多い猫に最適なおすすめのブラシはこの3つ!

猫の抜け毛対策に一番おすすめなのはブラッシングです。

でも、いざ始めようとした時に問題なのがブラシ選びですよね。愛猫が嫌がらないか?抜け毛がスッキリ取れるのか?など、気になることも多いかと思います。

そこで、口コミで使いやすいと評判の人気ブラシを3つご紹介します!

ファーミネーター


素材 ステンレス、ポリプロピレン、合成ゴム
サイズ S 5.5cm×6.5cm×15cm
L 7.5cm×6.5cm×15cm
価格 2,505円(税込)~

細かな目のステンレスの刃で驚くほど毛が抜けるファーミネーター。抜けかけた不要な毛だけを、なんと90%もすき取ることが可能です!

グリップの形状は持ちやすく設計されているので、力を入れなくても簡単に使えます。ブラッシングがスピーディーに進むうえ猫にも負担がかかりませんね。

刃にからめ取った抜け毛は、ボタンを押せば落ちる仕組みになので後始末も楽々です♪

猫の体重4.5kgを境に、小型猫用のS、大型猫用のLがあり、それぞれ猫の毛の長さに合わせて短毛種用か長毛種用のどちらかを選びましょう。

フーリー


素材 ステンレス、ABS樹脂、TPRゴム
サイズ 7.5cm×15cm
価格 3,980円(税込)~

抜け毛をスムーズに取るのはもちろん、握りやすさやデザイン性で世界的に注目されているのがフーリーです。

獣医、トリマーなどプロの意見を取り入れて開発されたフランス発の本格ブラシ。10種あるカラーバリエーションから好みのブラシを選べるので、飼い主さんにとってもブラッシングの時間が楽しみになりそうですね。

また、替え刃だけ購入できるのでコスパの面でも高く評価できます!

猫のほか、犬やうさぎにも使えるブラシですが、猫なら5kg未満でSサイズ、5kg以上でMサイズを選ぶのがおすすめですよ。

グルーミンググローブ(手袋タイプ)


素材 シリコン、ポリエステル、メッシュ、マジックテープ
サイズ 24cm×18cm
価格 1,299円(税込)~
※Delamu グルーミンググローブの場合

猫用のブラシとして最近話題なのが、手袋に突起がついたタイプのブラシです!

使い方はとても簡単。手にはめて猫を撫でるだけで、ゴムとの摩擦がしっかり抜け毛を絡め取ります。ブラシを警戒する猫でも、手袋タイプなら逃げないという声もあるようです。

マッサージ効果もあるので、血流がよくなって毛ツヤアップも期待できますよ♪

大変な猫の抜け毛掃除が簡単になる方法はないの?

我が家の愛猫ソラは短毛の雑種猫なのですが年中抜け毛が発生しています。「昨日掃除したはずなのに、なぜここに毛が!?」と驚くこともしばしば…。

家事の中でも掃除が苦手な私にとっては大問題です!そこで、私が実践している猫の抜け毛を手っ取り早く掃除する方法をまとめてみました。

猫の抜け毛を掃除する簡単な方法
  • 掃除機で毛を吸い取る
  • ペットの毛に対応した空気清浄機を置く
  • 抜け毛に対応した家具に買い換える
  • 静電気を防いでおく

これらを全て行うことでより綺麗に掃除できるのですが、できそうなことだけでも十分なので試してみてください!では早速見ていきましょう♪

猫の抜け毛におすすめの掃除法①:掃除機で抜け毛を吸い取る

抜け毛が散らばる部屋を素早くキレイにするなら、やっぱり掃除機が一番です!

最近では、飼い主さんが外出中に部屋を掃除してくれる自動運転の掃除機もありますよね。こうした家電に頼れば、時間がなくても抜け毛を掃除することができます。

また、掃除機をかける際に効率よく抜け毛を取り除けるでしょう。

掃除機を使う時のコツ
  • 掃除機をかける前に霧吹きで空中に水分を吹き付けておく。
  • 掃除機本体は床面から持ち上げて使う。
  • 絨毯面は縦横2方向からかける。

まず掃除機をかける前に、空気中に水分を吹き付けておきます。霧吹きの中身は単なる水でOKです。抜け毛に少し水分を含ませておけば、重みが出て舞い上がるのを防げます。

また、掃除機本体は手で持ち上げて使いましょう。こうすることで、床近くの毛に排気がかからないので毛が舞い上がるのを防止できます。

もし掃除機本体を手に持つのが重いなら、コードレスタイプの掃除機がおすすめです!

そして、毛が絡みやすい絨毯は縦横2方向から掃除機をかければ、抜け毛をしっかり取り除くことができますよ。

猫の抜け毛におすすめの掃除法②:ペットの毛対応の空気清浄機を置く

忙しくて掃除機をかける時間がないなら、空気清浄機の利用がおすすめです。

最近はペットの毛にも対応した空気清浄機もあり、稼働させておけば勝手に毛を吸い取ってくれるので、掃除にかける時間も減らせます。

ただ、空気清浄機の周辺しか毛を取り除くことはできないので掃除機と併用してくださいね。

猫の抜け毛におすすめの掃除法③:毛がつきにくい家具に買い換える

毛がくっつきやすい素材 毛がくっつきにくい素材
アクリル
ウール
フリース
ナイロン

同じく掃除の時間を効率的にするなら、思い切って家具を製品を交換してみましょう。

カーテンやソファ、クッション、寝具など意外と多い家具類には、気づかないうちに毛が溜まっているものです。

しかも、素材の表面がデコボコ、ザラザラしていると、毛がひっかかって落ちにくいんですね。

なので上記のように、ナイロン、絹、革など、猫の毛を寄せ付けにくいような素材を選びましょう

猫の抜け毛におすすめの掃除法④:静電気の発生を防いでおく

家具や布製品に発生する静電気を防いでおくと、掃除の時間短縮に繋がります。

抜け毛が何かにくっついて取れにくいのは、静電気の発生も関係しています。ですので、静電気を防げば自然と抜け毛を落とすことになるわけです。

洗える布製品であれば、静電気防止の洗剤を使ってみましょう。また、大きな家具など洗えないものには、静電気除去スプレーがおすすめです!

それでも家を汚したくない…。もともと抜け毛が少ない猫の種類は?

これから猫を飼う予定だけど抜け毛が気になる…という場合は、抜け毛が少ないシングルコートの猫を選ぶのがいいでしょう。

  • シングルコート…アンダーコートがない一層の毛質のこと
  • ダブルコート…アンダーコートとオーバーコートの二層からなる毛質のこと

シングルコートなら毛が抜けないというわけではありませんが、ダブルコートの猫に比べると抜け毛が少ないと言われています。シングルコートの代表的な猫は次の通りです。

エジプシャンマウ、オシキャット、オリエンタルショートヘア、コーニッシュレックス、シャム、シンガプーラ、スノーシュー、ターキッシュアンゴラ、ターキッシュバン、デボンレックス、トンキニーズ、バーマン、バーミーズ、バリニーズ、ベンガル、メインクーン

これらの種類は他の猫に比べて抜け毛が少ないので、飼い主さんが抜け毛に悩まされることも少ないはずですよ!

猫の抜け毛が多いのは病気の可能性も…!

最後に、猫の抜け毛があまりにひどい場合は、病気の可能性も考えなければいけません。必要以上に毛が抜けてしまう病気には、次のようなものがあります。

  • ダニやノミ、アレルギーが原因の皮膚病
  • ホルモン性の皮膚炎
  • 日光過敏症
  • ビタミン欠乏症
  • 腎臓病
  • 糖尿病
  • 肉芽腫

このように、皮膚の異常だけでなくホルモンや内臓の異常が関わっているケースもあり、抜け毛からわかる猫の病気は意外と多くあります。

ただ、抜け毛だけで病院に行くか決断をするのは難しいところ…。病気の可能性を見極めるには、以下のようなことが手がかりとなります。

    • 毛が体全体ではなく、部分的に抜けている
    • 毛の抜けている部分が左右対称になっている
    • 掻いたり舐めたり、かゆがっている
    • 赤みや発疹、過剰なフケ、色素沈着などがある
    • 食欲が落ちている
    • 水を飲む量、尿の量が多い

こうした様子は体の異変を知らせるサインかもしれません!いつもと違う抜け毛の多さに「あれっ?」と思ったら、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

まとめ

いくら可愛い愛猫でも、床に散らばる抜け毛は飼い主さんの頭を悩ます問題ですよね。

対策としては、毛が抜け落ちる前に猫の体から取り除くことを意識しましょう。こまめなブラッシングが一番です!

抜け毛が散らかりがちだった部屋も、ブラッシングやシャンプーなどひと手間加えてあげれば今までより綺麗に保てるかもしれません。

快適な猫ライフを送るために、ぜひ実践してみてくださいね!

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