愛猫の元気がない…そんな変化に気づいたら不安になりますよね。もしかしたら病気?なんて心配になってしまうかと思います。
しかし、何かしてあげたくても、病院に連れて行くべきか様子を見るべきか、素人では判断できないのが現実です。
そんな時に適切な対処ができるよう、症状別に考えられる原因や病気の可能性をまとめてみました!
愛猫の様子がおかしいなと思ったら、ぜひ参考にしてくださいね。
症状別!猫の元気がない場合に考えられる原因と対処法!
愛猫の様子がおかしい時、しばらく様子を見るか、すぐに病院に向かうか判断に困りますよね。
でも、猫は言葉で訴えることができないので、愛猫の様子からどうすべきか飼い主さんが判断しなければなりません。
ちなみに、元気がないといってもその原因はさまざま。元気がないだけでなく他にも次のような症状が出ていないかチェックしましょう!
これから順番に詳しく紹介していきますが、今すぐ対処法が知りたい!という場合は、上記から愛猫の様子に近いものを選んでくださいね。
猫の元気がない時の症状①:食欲がない(食欲不振)

猫の元気がない時によく見られるのが、餌を残すというものです。人間でも体調が悪い時に食欲が落ちたりしますよね。
猫の場合、食欲不振で考えられる理由は次の通りです。
- 内科的な病気(肝臓や泌尿器の異常、感染症、糖尿病など)
- ケガ、関節の炎症
- 口内炎、歯周病など口の中の病気
- 精神的なストレス
- 発情期
- 餌が気に入らない・飽きてしまった
対処法
食欲がない時に考えられる原因は、病気からストレスまで様々です。緊急性が高いかどうかは、食欲不振がどれだけ長く続くかで決まります。
実際、1食分食べなかったくらいではそれほど重大な問題ではありません。
しかし、食欲不振が次の時間以上に続く場合は、脱水症状などのリスクもあるので病院に連れて行きましょう!
- 1ヶ月~2ヶ月齢…8時間以上
- 2ヶ月~3ヶ月齢…12時間以上
- 3ヶ月~4ヶ月齢…16時間以上
- 1歳以上…24時間以上
食欲はないけど元気そうなら、一時的なストレスや発情期による食欲不振であることが考えられます。
キャットフードを切り替えた、新しい家族が増えたなど、普段と変わったことはなかったか思い返してみてください。
また、発情期のメスも食欲が落ちることがあります。子供を産ませたいという希望がなければ、避妊手術を受けさせるという方法もあるでしょう。
猫の元気がない時の症状②:食欲はある

食欲はあるけど元気がない…。そんな時は、次のような原因が隠れているかもしれません。
- 精神的なストレス
- 見えない部分のケガ、骨折
- 糖尿病
- 甲状腺機能亢進症
対処法
この場合、まずは近頃の猫の環境や行動に普段と違うところがなかったか、思い返してみましょう。食欲がいつも通りなら、もっとも可能性が高いのはストレスによるものです。
不安やストレスの原因を取り除いて、猫の精神状態を落ち着けてあげればいつも通り元気を取り戻してくれるかもしれません。
また、人目につかない場所にひそんでいる時間が多いなら、ケガを負っているのかもしれません。
しきりに気にしたり、触られると嫌がったりする部位がないかどうかチェックしましょう。
注意したいのは、糖尿病、甲状腺機能亢進症のように病気であっても食欲が増すケースがあること。これらの病気は早期発見が難しいので、心配なら病院で診察を受けましょう。
猫の元気がない時の症状③:寝てばかりで動かない

普段から寝ていることの多い猫ですが、いくらなんでも寝すぎでは!?と感じたら、体のどこかに痛みがある可能性が高いです。
特に激しい痛みの出やすい病気には、次のようなものがあります。
- 関節炎
- 膵炎
- 膀胱炎
対処法
猫の睡眠時間は、月齢にもよりますが一般的に12時間〜16時間と言われています。急に睡眠時間が長くなった場合は、早めに動物病院へ連れていき診察してもらいましょう。
猫の元気がない時の症状④:よだれを垂らしている

綺麗好きで知られる猫がよだれを垂らしてぐったりしている場合は、次のような原因が考えられます。
- 口の中の異変(口内炎、歯周病)
- 内科的な病気(感染症、熱中症、白血病、中毒など)
- 誤飲・誤食
対処法
猫がよだれを出している場合は、どれが原因であっても対応を急ぐ必要があります!
特に緊急性を要するのは誤飲・誤食の場合。まずは、何か詰まっていないか口の中を確認しましょう。その後、獣医師に診察してもらいます。
また、何も詰まっていない場合はお口のトラブルの可能性が高いです。出血や炎症がないか、ニオイがおかしくないかチェックしてみましょう。
猫の元気がない時の症状⑤:何度も吐く、吐いた後に元気がない

猫はお腹に溜まった毛玉を吐き出す習性があるので、吐いていても「いつものことか」とつい軽く考えがちです。
しかし、何度も繰り返し吐いたり、吐いた後にぐったりしている場合は次のような異常があるかもしれません。
- 誤飲、誤食
- 内科的な病気(感染症、食中毒、消化器系の疾患)
- 食物アレルギー
対処法
いつもより明らかに吐く回数が多かったり、吐いた後にぐったりしていたりする場合は、すぐに病院に連れて行きましょう!
何かの部品や食べてはいけない植物・食材を飲み込んでしまったら、最悪の場合死に至るケースもあります。また、命に別条はなくても、時間が経てば経つほど外科手術になる可能性が高いです。
まずは吐いた回数や状況、吐いたものに血が混じっていないかをチェックして、獣医さんに伝えましょう。
ただし、たまに毛玉を吐く程度で、下痢や食欲不振、体重減少が見られなければそれほど心配はいりません。
猫の元気がない時の症状⑥:喧嘩をしてからぐったりしている

多頭飼いの猫や外にも出て行く猫にありがちなのが、喧嘩が理由であるケースです。
喧嘩をした猫は、体の傷以上に精神的なダメージを受けていることがあり、飼い主さんでさえ容易に触らせてくれないこともあります。そんな時は、次のように対処しましょう。
対処法
まずは猫の体をチェックして、出血や大きなケガがないか確認しましょう。大きな呼吸の乱れや出血がなければ、家庭でしばらく様子を見守れば大丈夫です。
ただ、内臓の炎症は見た目ではわかりにくいので、なるべくいつもより注意深く猫の様子を観察します。
もし愛猫の様子が落ち着いてきたとしても、念のため病院を受診しておく方が良いでしょう。
猫の元気がない時の症状⑦:猫の鼻が乾いている

なんとなく猫の元気がなくて鼻が乾いている時は、次のような原因が考えられます。
- 睡眠中やその前後
- 高齢で粘液の分泌量が落ちた
- 熱が出ている時
- 脱水症状を起こしている時
対処法
鼻の乾きが体調不良によるものかそうでないかを判断するには、普段から愛猫の状態をさりげなく観察しておくことが大切です。
鼻が乾いている一方で涙目になっているようなら、病院で調べてもらいましょう。鼻の炎症が涙腺にも影響を及ぼしている可能性があります。
また、明らかに発熱している場合も病院で診てもらってください。
その場合は、脱水症状にならないよう意識的に水分補給をさせます。自分で飲めない猫にはスポイトや湿らせたガーゼなどで水を与えましょう。
夏で熱中症が疑われる状況なら、濡らしたタオルを当てて体を冷やし応急処置とします。
猫の元気がない時の症状⑧:鳴かない

最近愛猫の鳴き声を聞かなくなった…と思ったら、次のような原因がないか思い返してみましょう。
- 鳴きすぎで声が枯れた
- 精神的なストレス
- 誤飲、誤食
- 感染症による咽頭炎
対処法
猫が鳴かなくなる原因は多岐にわたるので、飼い主さんがここ数日の状況や変化を読み解くことがカギとなります。
鳴こうとしたらやめる場合は、喉に炎症が起きているのかもしれません。痛むのが怖くて鳴けないんですね。
そのほか、精神的なストレスでも鳴けなくなってしまうこともあります。すみやかにストレスの原因を取り除いて様子を見ましょう。
病院に行くべきなのは、誤食や病気の可能性がある場合です。嘔吐や吐血などの症状が見られたら、すぐに病院へ連れて行ってくださいね!
猫の元気がない時の症状⑨:予防接種後・抗生物質服用後に元気がない

猫は、ワクチンなどの予防接種後に元気がなくなることがあります。餌を食べない、熱が出るなどの症状が出ることもありますが、ほとんどは一時的。副作用のようなものですね。
「慣れない場所でいつもと違うことをされた」というストレスもあるかもしれません。
また、抗生物質を服用した後にも同じように元気がなくなったり、餌を食べなくなることがあります。特に胃腸障害が多く、下痢や嘔吐を伴うこともあるでしょう。
対処法としては次の通りです。
対処法
ほとんどが一時的なものなので、症状が急変しない限り1〜2日様子を見るといいでしょう。
ただし、3日以上症状が続いたり、別の症状が出始めたりした場合はかかりつけの病院に相談してください。
気をつけたいのは、まれにアレルギー症状が起こる可能性があること。しかも、アレルギーには2つのパターンがあります。
| 症状が出てくる時間 | 症状 | |
|---|---|---|
| 即時型アレルギー | 接種直後から20分以内 | 血圧低下、呼吸困難、けいれんなど |
| 遅延型アレルギー | 接種の数時間後から24時間以内 | 顔の腫れ、じんましん、嘔吐、下痢など |
接種後20分~30分の間は病院で過ごすようにし、丸1日間は猫の変化に気を配ってあげてください。
もし何かあっても対応しやすいように、できれば午前中の早い時間に注射を受けておくとよいですね。
また、接種後すぐはシャンプーなど猫に負担がかかるようなことをしないようにしましょう。
猫の元気がない時の症状⑩:避妊手術後・去勢手術後

避妊・去勢の手術後に元気がないなら、ズバリ原因はそれ!大抵の猫にとっては、手術なんて初めて経験する大きな出来事です。
普段と違う環境や麻酔の副作用、術後の痛みで元気がなくなることはよくあります。むしろ何も変わらない猫の方が少ないかもしれませんね。
対処法
ほとんどの場合、1、2日後には落ち着いてくるので心配要りません。ただし、3日を過ぎても様子がおかしければ、動物病院へ連れて行きましょう。
また、食欲が出ずドライフードを食べにくそうにしているのなら、風味が強く食べやすいウエットフードに切り替えるのも1つの方法です。
エリザベスカラーへの不快感によっても元気がなくなることもありますが、可哀想だからといって外すのは逆効果!傷口が化膿してしまう可能性もあります。
最近では布製で柔らかいタイプのエリザベスカラーも売っていますから、猫の様子を見ながらそうしたものを用意してあげるといいかもしれませんね。
猫の年齢別!元気がない理由や注意すべき病気!
ここまで症状別に原因や対処法を見てきましたが、猫自身の年齢も元気がない理由を探るヒントとなります。子猫(1歳まで)、成猫(1~7歳)、老猫(7歳以上)それぞれのケースに着目してみましょう。
ご自身の飼っている猫の年齢に応じて、各箇所をチェックしてみてください。
子猫(1歳まで)の元気がない場合
子猫の様子がいつもと違う場合、まず感染症の心配をしなければなりません。まだ成猫ほどの免疫力をつけていない子猫は、下のような感染症にかかりやすいので注意が必要です。
- 猫カリシウイルス
- 猫ヘルペスウイルス
- 猫クラミジア
子猫は体力的にも未熟なので、食欲不振や嘔吐・下痢があれば、急変する可能性があります。容体に注意し、早めに動物病院で診察してもらいましょう。
成猫(1歳〜7歳)の元気がない場合

最も病気が少なく元気に過ごせる年齢ですが、トラブルや病気がないわけではありません。この年齢に多く見られるのが次のようなケースです。
- 尿路結石
- 膀胱炎
- 誤飲、誤食
トイレの回数やおしっこの量にいつもと違うところが見受けられたら、動物病院に連れていきましょう。
また、肥満ぎみになると糖尿病のリスクが高まります。
これは猫全体に言えることですが、尿路結石や膀胱炎など泌尿器系の病気が多いので、心配なことがあれば健康診断を受けさせてくださいね!
老猫(7歳以上)の元気がない場合

猫も長生きできる時代になってきたとはいえ、やはり年齢が上がるにつれて病気にかかりやすくなります。老猫で注意したいのは、こんな病気です。
- 腎臓疾患
- ガン
- 糖尿病
- 肝臓疾患
- 甲状腺機能亢進症
- 認知症
老猫の場合、大きな目安となるのが体重の変化です。定期的に体重を測り、いちじるしく減少していないかチェックしましょう。特に、短期間で5%以上減っていれば注意が必要です。
反対に体重の増えすぎも万病のもとになるので、そういった意味でも体重は定期的にはかりたいですね。
通常、健康診断の目安は年1回ですが、7歳を過ぎたら半年に1回にしてもらうことをおすすめします!
元気がないのは季節のせいかも!猫は夏と冬に体調を崩しやすい!
人間と同じように、猫の体調も季節や気温の変化に影響を受けます。愛猫の元気がないのはそのせいかもしれません。
こちらでは、春夏秋冬それぞれ起こりやすい不調とその原因をまとめましたので順番に見ていきましょう!
春

人にとっても猫にとっても快適な気温であるはずの春。しかし猫によっては、こんな落とし穴が待っています。
- 花粉症
- 家庭環境の変化
- 春の換毛期
- 発情期
春は異動やお引越しの季節。人間の家族構成や住まいが変われば、猫も新しい環境に順応しなければいけないのでストレスが溜まります。
特に引っ越しの後や新しい家族が増えた時は、いつもより念入りにケアをしてあげましょう。
また人間と同様に、猫も花粉症になることがあります。外出後の衣服や洗濯物につく花粉には気をつけましょう。
そして、気温が暖かくなる春の季節は換毛期や発情期を迎えます。被毛を健康に保つためには、ブラッシングやシャンプーが欠かせません。
発情期への具体的な対処としては、避妊・去勢手術を受けさせるしかないでしょう。
夏
どちらかといえば寒さより暑さに強いと言われる猫ですが、湿度の高い蒸し暑さにはあまり耐性がありません。環境次第では、次のような症状が出ることがあります。
- 夏バテ
- 熱中症
- 虫(ノミ、ダニ)による害
高い気温が予測できる日には、外出中も必ずエアコンをかけてあげましょう。設定温度は、寒くなりすぎない28℃くらいが最適です。
そして、気温が上がってくるとノミやダニにも気をつけなければいけません。刺されるとかゆいというだけでなく、感染症や人への害にも繋がります。
ノミやダニを寄せ付けないためには、生息しそうな野外に出さないことが一番です!感染の恐れがあるなら、ノミやダニの予防薬を投与してくださいね。
秋

ようやく涼しくなってくる秋ですが、体感的には心地よい季節でも猫が元気を失うこともあります。
- 秋の換毛期
- 花粉症
- 秋バテ
春と同じく、秋にも抜け毛が多く発生する換毛期を迎えます。更に、春とは違った植物の花粉が飛びやすいのが秋です。
そういえば去年も同じ時期に様子が変だったという場合は、季節性の症状である可能性が高いでしょう。
また、気温の変化に体が対応できず、だるい、疲れがとれない、といった症状に出るのが秋バテ。免疫力が低下して感染症にもかかりやすくなってしまいます。
食欲が出ないようなら、消化しやすいフードに切り替えてあげましょう。
冬

気温の下がる冬。室内は暖かいからといって油断はできません。このような病気で猫の元気がなくなることがあります。
- 感染症
- 泌尿器疾患
- 脱水症状
- 火傷
冬場に特に注意したいのが感染症。特にウィルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症といった病気は、低温や乾燥でウィルスが活性化しやすいため、冬場は特に注意したいもの。
また、気温が下がってくると、猫はあまり水を飲まなくなる傾向があります。水分の摂取量が少なくなると、膀胱炎や尿路結石、腎臓病の悪化に繋がりかねません。
常に新鮮な水が飲める状態にして、水飲み場やトイレがある場所の室温も暖かくするなどの配慮をしてあげましょう。
いつもはよく食べる猫が餌を残したり、部屋の隅から出てこなかったり。普段と様子が違ったら飼い主さんとしては不安になりますよね。
考えられる原因はさまざまで、しばらく見守っていれば回復することも、あるいは急いで病院に行くべきケースもあるでしょう。
いざという時に判断に迷わないためには、猫に関する知識を最低限備えておくことが大切です!
季節性の不調にも対応できるよう、元気がない時の様子をノートに書き残しておくといいですよ。



















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