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猫を飼うことになれば、見た目の好み以上に性格の相性が重要です!できることなら自分のライフスタイルに合う猫ちゃんと暮らしたいですよね。
猫には黒・白・茶と様々な毛色が存在しますが、毛色によってどんな性格の違いがあるのでしょうか?
そこで今回は、毛色ごとに異なる猫の性格や、その根拠について詳しく紹介したいと思います!これから猫を飼いたいなら、ぜひ参考にしてくださいね♪
猫は毛色ごとに性格が違うって本当?その根拠は?
そもそも、猫は毛色によって性格が違うというのは本当なのでしょうか?性格って目に見えないものですし、どうやって違いがわかるんだろうって感じですよね。
結論から言うと、毛色ごとに猫の性格が違うという根拠は、実際に統計を取った結果をもとにしたものです。
2010年、元東京農業大学の教授大石孝雄さんによる研究で、猫の毛色と性格の関連性を裏付ける調査が行われました。
大石教授自身も猫を8匹飼うほどの愛猫家でもあり、その結果は飼い猫にも当てはまっているとのこと。
統計によれば「茶トラは大人しい」など、毛色による性格の傾向が明らかになっていますが、なぜその毛色ならその性格なのかはまだ明らかにされていません。
毛色を決める遺伝子と行動に関わる遺伝子が関係しているという説が有力ですが、現段階ではあくまで統計から推測できる違いということですね。
毛色でわかる猫の性格はこれ!
平均が3なので、それ以上の数字の場合は太字で表示しています。
茶トラ | 茶トラ白 | キジトラ | キジトラ白 | |
---|---|---|---|---|
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|
おとなしい | 3.6 | 2.7 | 2.6 | 2.8 |
おっとり | 3.6 | 3.1 | 2.8 | 3.0 |
温厚 | 3.3 | 3.0 | 2.6 | 2.8 |
甘えん坊 | 3.3 | 3.4 | 3.1 | 3.4 |
人なつっこい | 2.8 | 2.8 | 3.0 | 3.2 |
従順 | 2.8 | 2.5 | 2.4 | 2.6 |
賢い | 2.7 | 3.0 | 3.1 | 3.0 |
社交的 | 2.4 | 2.4 | 2.4 | 2.8 |
好奇心旺盛 | 2.8 | 2.9 | 3.1 | 3.2 |
活発 | 2.3 | 2.5 | 2.9 | 3.2 |
気が強い | 1.9 | 2.5 | 2.8 | 2.6 |
わがまま | 2.1 | 2.1 | 2.7 | 2.4 |
攻撃的 | 1.4 | 1.8 | 2.1 | 1.9 |
警戒心が強い | 2.4 | 2.9 | 2.7 | 2.6 |
神経質 | 2.1 | 2.1 | 2.4 | 2.4 |
臆病 | 2.4 | 2.8 | 2.7 | 2.4 |
食いしん坊 | 3.0 | 2.6 | 3.1 | 2.9 |
ミケ | サビ | 黒 | 黒白(ブチ) | 白 | |
---|---|---|---|---|---|
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|
おとなしい | 2.9 | 2.8 | 2.7 | 2.9 | 2.8 |
おっとり | 2.8 | 2.8 | 2.9 | 3.0 | 2.8 |
温厚 | 2.6 | 2.5 | 2.5 | 2.6 | 2.4 |
甘えん坊 | 3.1 | 2.8 | 3.2 | 3.4 | 2.9 |
人なつっこい | 2.6 | 2.3 | 2.9 | 3.0 | 2.7 |
従順 | 2.3 | 1.9 | 2.4 | 2.6 | 2.4 |
賢い | 3.1 | 2.9 | 2.7 | 2.5 | 3.0 |
社交的 | 2.3 | 1.9 | 2.2 | 2.3 | 2.2 |
好奇心旺盛 | 2.9 | 2.8 | 3.1 | 3.1 | 2.6 |
活発 | 2.8 | 2.6 | 2.9 | 3.1 | 2.4 |
気が強い | 2.7 | 3.1 | 2.5 | 2.5 | 2.7 |
わがまま | 2.6 | 3.0 | 2.5 | 2.2 | 2.5 |
攻撃的 | 2.1 | 2.6 | 2.2 | 2.1 | 2.5 |
警戒心が強い | 2.7 | 3.1 | 2.7 | 2.8 | 2.4 |
神経質 | 2.5 | 2.8 | 2.5 | 2.5 | 2.1 |
臆病 | 2.3 | 3.0 | 2.5 | 2.9 | 2.3 |
食いしん坊 | 2.7 | 2.3 | 2.8 | 3.2 | 2.8 |
調査数244匹(小林未来 2010 ネコの毛色変異の地域差および性格とその関連性 東京農業大学農学部バイオセラピー学科伴侶動物学研究室卒業論文)
週刊朝日「AERA.dot」より引用
では、実際に毛色によってどのような性格の違いがあるのか見ていきましょう!
こちらの表は、先ほど紹介した東京農業大学が実施した調査結果です。調査対象は日本古来のトラ猫や三毛猫などの雑種。
飼い主さんにアンケートを実施して、飼い猫を5段階で評価してもらった結果です。
この結果をもとに毛色別の性格を簡潔にまとめると、次のようになります。
色が近いと似ている部分もありますが、やはり毛色によって性格が違うようですね!
ここから毛色ごとの性格をもっと詳しく紹介していきますので「この毛色が知りたい!」と決まっている場合は、上記のリンクを選択してくださいね♪
茶トラ(おとなしくて温厚な性格)
ブラウンベースの縞模様が入っているのが茶トラです。穏やかでおとなしく、あまり鳴かないので集合住宅でも飼いやすいでしょう。
また、人に対しての警戒心も少なく、飼い主さんに甘えるのが大好き。
これは、遺伝的に茶トラはオスの方が生まれやすいことが原因と考えられています。猫は一般的にオスの方が甘えん坊ですからね。
ただ、ちょっぴり食いしん坊な一面もあるので、肥満にならないよう体重管理には気をつけてくださいね!
茶トラ&白(甘えん坊で少し臆病)
茶色の縞模様と白の毛が混ざった猫のことです。じゃらんやワイモバイルのCMでも登場するおなじみの猫ですね!
特徴は何と言っても甘えん坊なところ。頭も良く聞き分けも良いので、しつけもしやすいでしょう。
少し臆病で警戒心が強い一面もありますが、飼い主さんに従順で愛嬌たっぷりですよ♪
キジトラ(好奇心旺盛でわんぱく)
猫の中でももっとも野性の心を残しているのがキジトラです。何事に対しても好奇心旺盛で、高いところや狭い隙間にも果敢にチャレンジします。
ただ、野生の名残なのか警戒心が強くて神経質な一面も。縄張り意識から、時には同居猫と喧嘩となることもあるでしょう。
そんなキジトラですが、一度心を許した相手にはとても甘えん坊です。たくさん遊んであげたい飼い主さんにもぴったりですね!
キジトラ&白(甘えん坊で人なつっこい)
野生の心を残すキジトラと、賢くておとなしい白猫の血が混ざっているので、とてもバランスの良い性格です。
とても社交的なので、来客や新しい家族にも自分から積極的に挨拶をしに行きます。そのため、多頭飼いや他の動物との同居にも向いているでしょう。
また、とにかく人懐っこく甘えん坊なので、猫と遊ぶ時間をたっぷり取ってあげられる人と相性ピッタリですよ!
三毛猫(賢くて物静か)
体に3色の毛を持つ三毛猫は、いわゆる猫っぽいツンデレな性格です。自己主張は強くないのに、飼い主さんへの愛情が強く、構ってくれないと拗ねてしまうことも…。
かと思えば、急に甘えてくるなど、何を考えてるのかわからないミステリアスなところがあります。
というのも、遺伝的に三毛猫のほとんどはメスなので、ツンデレさんが多いということですね。
少し神経質な一面もありますが、猫の自由気ままな性格が好きな人にはぴったりの毛色ですよ!
サビ(自立心が強く神経質)
三毛猫の黒、茶、白のうち、白がないのがサビ猫です。三毛猫と同じくそのほとんどがメスという特徴を持っています。
性格も三毛猫と似たところがあり、基本的に気が強くてマイペース。
ただ、三毛猫よりさらに野生の感覚が色濃く残っており、家の中でも王様のように悠々自適な生活を送るでしょう(笑)
初めて飼う猫としては不向きですが、あまり猫と馴れ馴れしくするより距離感を保って一緒に暮らしたい人におすすめのパートナーです!
黒(好奇心旺盛で甘えん坊)
全身が黒一色の猫は、縁起が悪いなどマイナスイメージを持っている人も多いようですが、実際は人懐っこくて飼いやすい性格をしています。
それに、観察力や頭のよさもあるのでしつけやすい猫です。
また、警戒心が薄く好奇心旺盛なので、飼い主さんと一緒に遊べることが何より嬉しいでしょう。多頭飼いでも、猫同士でしょっちゅう遊んでいるはずですよ♪
黒&白(おっとりした甘えん坊)
黒と白の牛柄のような猫は、協調性があり相手に合わせた対応ができる要領のよいタイプです。人数の多い家庭でも、一人暮らしでも環境によく馴染んでくれるでしょう。
また、人懐っこく甘えん坊なので、飼い主さんの言いつけもよく守ります。そのため、初めて猫を飼う人にもぴったりです♪
ちょっぴり食いしん坊なので、肥満体型にならないよう運動不足や食事管理には気をつけてくださいね!
白(頭が良くておとなしい)
黒猫とは打って変わって、警戒心が強くクールな性格なのが白猫です。神経質なので、自分の気に入らないことがあれば気の強さを見せる時もあります。
頭は良く学習能力があるので、飼われる家庭や環境に慣れればしっかりと甘えてくれるでしょう。
ただ、どちらかというと自立心が強いので、常時そばにいられるのは苦手。猫とべったりしたい人よりは、一人暮らしの人や程よい距離感を保てる人と相性がぴったりですよ!
里親や譲渡会、誰かに猫を譲ってもらう時、できれば飼いやすい性格の子がいいなぁというのが本音ですよね。
もちろん、猫の性格は飼育環境や品種などの要素が大きく絡んでくるので、毛色だけでは語れないところもあります。
どんな毛色・性格の猫であっても、一緒に暮らせば愛おしく思えるので、あくまで目安として参考にしてくださいね♪