猫のトイガーは、虎のタイガーをもじった名前です。同じネコ科でも、虎は猛々しくて堂々とした風格の野生動物。そんな虎を家庭で飼うなんて夢また夢の話ですよね。
実際には猫なので、ガオーと吠えるわけではないんです。恐ろしいどころか、かわいい姿に癒されますよ。といっても、まだまだ珍しい猫には違いありません。
トイガーを購入して夢を実現することはできるのでしょうか?さっそくトイガーの特徴や値段、購入方法を確かめてください!
目次
画像でチェック!トイガーってどんな猫?
上の画像が猫のトイガーです。ごく普通の家庭のリビングに小さくてかわいい虎が生息しているかのようですね。どんな経緯でこの猫が生まれることになったのでしょうか?
トイガーは文字通り虎の姿を目指している猫
トイガーは、まさに家庭内で飼える虎を目指している猫です。
1980年代、実現化に向けて動き始めたのはアメリカのブリーダーであるジュディ・サジェンです。
彼女がもともとブリーダーとして育てていたのはベンガル。
生まれた子猫の中に野性の虎によく似たサーキュラーマーキング(顔の輪郭に沿う輪状の縞柄)という模様を持つ2匹がいたことをきっかけとしています。
その後も虎風の柄をより本物に近づけようと、世界各地から集められた猫との交配が進められました。
アメリカの登録団体TICAには、予備登録を経て2006年に正式な登録が認められています。
トイガーという名前はTOY+TIGER
なんとなく予想がつくかもしれませんが、トイガーという名前はTOYとTIGERという2語を組み合わせた造語です。
虎そのものよりも小さなサイズで、噛まれる危険もないかわいらしい動物。そんな意味が短い名前にうまく表現されていますね。
ちなみに、美しい柄を持つ本物の虎の方は、現在絶滅が危惧されている動物です。トイガーを生み出したサジェン氏は、愛すべき虎のための保護活動を支援しているのだそうですよ。
トイガーの子猫・成猫の値段や価格相場っていくら?
さて、我が家のリビングでもトイガーがくつろぐ姿を見たいとなると、購入を思案する必要があります。希少な猫であるトイガー。価格相場はいくらくらいなのでしょうか?
| 子猫 | 成猫 |
|---|---|
| 40万円~80万円 | 25万円~40万円 |
こちらの表のように、トイガーの値段はかなり高額に設定されています。誕生してからの歴史がまだ浅く、理想的な柄のトイガーが少ないということが影響しているのでしょう。
特に優れた柄のトイガーだと、100万円を超える価格の猫もいます。
猫のトイガーは日本で購入可能?販売場所はブリーダー、ペットショップ?それとも里親?
トイガーの値段も驚きですが、どうしても欲しいとなると購入場所についても心配です。
国内で、いえ世界でも珍しい柄の猫であるトイガーを、日本で購入することは可能なのでしょうか?
トイガーの購入は信頼できるブリーダーから!
大丈夫。日本国内でもトイガーを購入することは可能です。ただし、現時点ではあまり方法は選べません。
確実な道を望むなら、トイガーを扱っているブリーダーを探しましょう。
でも、街中で見かけることのあるペットショップと比べ、ブリーダーの利用に慣れていない人は多いかもしれませんね。ブリーダーを利用するメリットには、下記のような点があります。
- 子猫は適切な月齢までのびのび育てられる
- 確かな血統のトイガーが買える
- トイガーの豊かな情報に触れられる
ブリーダーは猫を育てている専門家。当然扱っている猫種の知識は厚く、手元を離れる日まで子猫の健康に配慮しています。ただし、信頼できるブリーダーを見極めるのが肝心です。
そういった意味では、ブリーダーのデメリットもあります。
- ペットショップのように数多くはない
- 探して問い合わせをする必要がある
- 実物に会うまで時間と手間がかかる
トイガーを育てているブリーダー自体多くはないので、かなり範囲を広げて探す必要があります。
見つかったとしても遠方の可能性があり、問い合わせや訪問、子猫の生まれる時期などさまざまな点で手間暇がかかるかもしれません。
しかし、その数少ないトイガーが近所のペットショップや里親制度にまで回ってくる確率は相当低いと考えるべきです。
やはりトイガー購入はブリーダーが最良の道と言えるでしょう。
まるでトラのようなトイガー!性格は意外にも穏やかで優しい!
猛獣である虎をモデルにしたトイガーは、強くてかっこいい外見が特徴です。かといって、中身の性格まで猛獣だとちょっと困りますよね。
でもご心配なく!トイガーは家庭で暮らすのに問題のない、次のような性格をした猫です。
子供にも優しい!トイガーは穏やかな性格
外見の虎のイメージに似合わず、意外にもトイガーの性格に荒々しいところは見られません。
人間にはフレンドリーに接して適度に甘えるところもあるため、順調に仲良くなっていけるでしょう。
小さな子供たちやほかの動物、来客にも優しい態度でふるまいます。
トイガーは優れた知性で人との信頼関係を築ける
トイガーは優れた知性がある猫種で、しつけに戸惑うこともあまりないでしょう。
極度な依存心で飼い主さんにべったりすることはない代わりに、頭を使ったやりとりで信頼関係を築けます。
リードをつけての外出や投げたおもちゃを拾って戻ることが可能なトイガーもいます。
明るくて好奇心いっぱい!遊びを楽しめるトイガー
トイガーの性格は明るくておおらか。さまざまなことに好奇心を持ち、活発に遊びを楽しめるタイプです。
留守番中も元気に活動できるようキャットタワーを設置してあげると喜びます。
もちろん飼い主さんに相手をしてもらうことも大好き。時間を見つけて、小さな虎とぜひ遊んであげてください。
トイガーの特徴と、ベンガルやキジトラとの違いを比較!
ここであらためてトイガーの特徴を詳しく見ていくことにしましょう。
まずトイガーの特徴を浮き彫りにするために、ベンガルとキジトラを比較対象に選びました。
ベンガルはトイガー誕生のもととなった猫で、血縁関係にあります。キジトラは、毛色やトラ柄がそのまま呼び名となっている猫です。
似ているようで違うベンガルやキジトラ猫と比較すると、トイガーの特徴がよく見えてきます。どこがどのように違っているのか整理した表がこちらです。
| トイガー | ベンガル | キジトラ | |
|---|---|---|---|
| 容姿 | ![]() |
![]() |
![]() |
| 品種 | 血統種 | 血統種 | 雑種 |
| ボディタイプ | セミフォーリン | セミフォーリン | ― |
| 代表的な色 | ベース:オレンジ 柄:ダークブラウン |
ブラウン、スノー、シルバーの3種 | ベース:ブラウン 柄:ダークブラウン |
| 柄の形 | 広い幅とばらつきのある縞 | 斑点・マーブル | 比較的細い縞 |
トイガーとベンガルの違いは毛の柄の形
トイガーとベンガルで大きく違っているのは、毛の柄の形です。
ベンガルの柄は大きく分けて斑点とマーブルの2種類があり、代表的なロゼット柄(濃い色で縁どられている斑点)は豹の姿を思い起こさせます。
豹に似たベンガルに対し、トイガーが目指すのは虎。明るいベースカラーに濃いカラーが縦に長く入るストライプ柄です。
共通点は野性を感じさせる筋肉質なボディ。どちらもセミフォーリンタイプで、しっかりとした骨格に引き締まった体つきをしています。
トイガーとキジトラの違いは縞模様の鮮やかさ
同じトラのような縞柄であっても、トイガーとキジトラの印象は大分異なります。
まず違うのが縞の幅。比較的細い縞が入っているキジトラに対し、トイガーの縞はある程度広い幅があります。
そして、色。キジトラの縞は「ブラウン×ダークブラウン」と同系色です。
一方トイガーは「明るいオレンジ×濃いダークブラウン」とコントラストがかなり高く、柄の境目がくっきりとして鮮やかなのが特徴です。
実際のトイガーのカラーではオレンジのほかに、ブラウンやゴールド、マホガニーレッド、タン(褐色)も含まれるのですが、虎に近い配色ほどよいとされています。
そのほかのトイガーの特徴は?
そのほか多くのトイガーに見られる特徴はこちらです。
- 目に黒い縁取り
- 頭部に白いポイントが入る
- 鼻筋が広く顎が大きめ
- 目と耳が小さめ
- 首、足、尻尾に輪状の柄
このようなポイントを数多く満たすほど、虎に似た理想的なトイガーとなるわけですね。
トイガーの色や柄には個体差があり、本物の虎の姿に近づけるべく更なる模索が続けられています。
トイガーはどれくらいの大きさになる?体重と寿命は!
小さな虎のようと言われているトイガー。具体的にはどれくらいの大きさにまで育つのでしょうか?
また、実際に飼うことになれば、成長度や健康を気にかけていきたいもの。トイガーの平均寿命の情報も得ておきたいですね。
トイガーの平均体重は5kg~10kg
トイガーの平均体重は、オスメスそれぞれ次の表の数値が目安です。
| オス | メス |
|---|---|
| 6kg~10kg | 5kg~8kg |
当たり前ですが、やはり猫なので虎ほどの体重はありません。でも、猫全体の平均よりは少し重め。猫としては大きめで、ちょっとした風格がありそうです。
トイガーの平均寿命は10年~15年
トイガーの平均寿命は、現在このように考えられています。
この年数は、多くの猫種と同じくらいです。体調管理をしっかりと意識して、平均を超える年数をともに暮らしていきたいですね。
なお、トイガーが子猫から成猫に至るまでには、一般的な猫より長い3~4年という時間がかかります。無邪気な子猫時代を見守り、ゆっくりとした成長を楽しみましょう。
トイガーを飼うときに注意するべき点はこの3つ!
鮮やかなトラ柄が魅力のトイガー。実際に飼うにあたっては、3つの注意するべき点をおさえておきましょう。
遊びのグッズは丈夫なものを選ぶ
トイガーのためにおもちゃやキャットタワーを準備するなら、丈夫でしっかりした作りのものを選んでください。
活発で遊び好きなトイガーは、おもちゃやキャットタワーを存分に活用してくれるはず。
ただ、トイガーはやや大きめの体格で、それなりにパワーもあります。トイガーが思い切り遊んでも、破損やがたつきの心配がないものを用意してあげましょう。
ブラッシングで美しいトラ柄を維持
トイガーの最大の魅力であるトラ柄。その美しさを維持するために、ブラッシングを行うようにしましょう。
基本的には短毛なので、あまり頻繁に行わなくても大丈夫です。ですが、適切なブラシを選んでケアをしてあげると、マッサージの効果もあって輝きが増すでしょう。
また、密に生えている毛が換毛期にはどっと抜けていきます。抜け毛をそのままにしておくと、キレイな毛並みが乱れるばかりか毛玉症(飲み込んだ毛を溜め込む病気)リスクも高くなります。
普段は週に1、2度で十分ですが、換毛期にはお手入れの回数を増やしてあげてくださいね。
過度なストレスがかからないよう注意する
家族やほかの猫との関係、住まいの環境など、トイガーに大きなストレスがかかる要因に注意してください。
トイガーは、ベンガルと同様に猫伝染性腹膜炎(FIP)の発症率が高い傾向にあります。
遺伝的な疾患ではなく感染症の1種ですが、効果的な薬剤や治療法は現在のところ見つかっていません。
免疫力やストレスとの関係が指摘されている病気なので、少しでもトイガーのストレスを減らすことが予防に繋がるでしょう。
トイガーとの相性がいいのはこんな人!
小型の虎のような特徴と外見に似合わない穏やかな性格を持つトイガー。この猫種と相性がいいのはどんな人なのでしょうか?
- 都会より自然に心惹かれる人
- 子供のいる賑やかな家庭
- 猫を飼ったことのある人
- 少しの変化にもよく気が付く人
トイガーは豊かな自然に心惹かれるような人におすすめの猫種です。大好きな野性を連想させるトイガーの姿を見れば、心癒されること間違いありません。
また、穏やかで遊び好きなトイガーは子供のいる家庭や初めて猫を飼う人にも向いています。
ですが、多少個体差があり体格が比較的大きいため、これまでに猫を飼った経験のある人の方が不安なく飼えるでしょう。
そして、体調の変化や周囲の様子によく気が付く人。トイガーの健康を見守り、長く元気に過ごしてもらいましょう。
鮮やかなトラ柄を持つトイガーは希少な猫で、買うとなればかなり高額な支払いを覚悟しなければいけません。
40万から80万、場合によっては100万を超えることもあり、信頼できるブリーダー選びが肝心です。
しかし、金額と同じくらい大きな魅力があるのがトイガーという猫。
かわいらしいミニ虎が自宅のリビングでくつろいでいる姿やイキイキ遊ぶ様子を想像すると、ワクワクしますね。きっと何ものにも代えがたい自慢の愛猫となるはずですよ。



















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