バーミーズの子猫の販売価格や特徴、性格や寿命などを全まとめ!

シルクのような柔らかい手触りと、金色の瞳を持つバーニーズ。実はとても飼いやすい猫で、ドメスティックキャットなどと呼ばれています。

そんなバーミーズなのですが実は2種類存在しており、それぞれに特徴があるんです!

ニシ教授
同じ猫種じゃが、結構大きな違いがあるんじゃ!

それでは、バーミーズはそれぞれどんな特徴があるのでしょうか?販売価格や寿命、体重、良く似た猫との違いなどをまとめてみました。

バーミーズにはヨーロピアンとアメリカンの2タイプが存在する!

バーミーズにはヨーロピアンバーミーズとアメリカンバーミーズの2種類が存在しています。その差は顔と体型という外見的な違いとなっており、内面的には特に違いはありません。

バーミーズーを買う場合には見た目の好みで選んで大丈夫ということですね♪

続いてバーミーズの起源についてなのですが、どちらもミャンマー(旧ビルマ)から連れ帰られたウォンマウというメス猫から始まっています。

連れ帰ったのはアメリカ人の医師、ジョセフ・トンプソン氏。

彼はアメリカに戻るとウォンマウとその子猫達を使って交配をはじめます。それが現在のバーミーズの基礎猫となり、シャム猫との交配を経て現在の姿になりました。

ニシ教授
ウォンマウはトンキニーズの元にもなった猫なんじゃ!
みーちゃん
ウォンマウちゃんはバーミーズとトンキニーズのママなんだね!

また、育種の最中に大きなトラブルがあったのもバーミーズの特徴です。

そのトラブルとはバーミーズの特徴である独特な毛並みが消えポイントのないシャム猫になったというもので、それにより一時的にCFAの血統登録が停止されていました。

その際に3代に渡って混血ではないという条件を付けることで特徴は復活。数もしっかりと回復することで再登録されました。

なお、現在はアメリカンスタンダードな基準が作られており、それに合っているのがアメリカン、違うのがヨーロピアンとして登録されています。

同種なのに2種類あるのはこれが原因です。ちなみに両者の混血は雑種という扱いなので注意してくださいね♪

ヨーロピアンバーミーズ

それではヨーロピアンバーミーズの基本情報を見てから、その特徴に触れていきましょう。

項目 基本データ
英語名 European Burmese
原産国 ミャンマー(旧ビルマ)
被毛 短毛種
体型 セミフォーリン

最大の違いは体型ということで、こちらはアメリカンと比べて筋肉質で重量のあるセミフォーリンとなっています。全体的に丸みを帯びているのが特徴です。

また、顔にも特徴がありこちらはやや釣り目でクールな印象。ほかにも若干足が長いといった特徴もあるので、強そうなバーミーズが欲しいならヨーロピアンがおすすめです♪

毛色はブラウンやチョコレート、ブルーといったものが認められており、現在10色の被毛が存在しています。目の色はヨーロピアン、アメリカンどちらもイエローかゴールドのみです。

アメリカンバーミーズ

続いてアメリカンバーミーズですが、基本情報はヨーロピアンと大差がありません。違うのは体型だけとなっています。

項目 基本データ
英語名 American Burmese
原産国 ミャンマー(旧ビルマ)
被毛 短毛種
体型 コビー

アメリカンバーミーズは標準的な体型のコビータイプで、四肢も均整がとれた長さになっています。

こちらも筋肉質ではあるのですが、ヨーロピアンに比べると丸いという印象は少なく、猫のイメージそのままの体型です。

顔の特徴としては耳の基部が広いのと、鼻が低く平たいのが特徴になります。可愛いタイプのバーミーズが欲しいなら、アメリカンに決定ですね♪

アメリカンの毛色はブラウンやブルーのほかにゴールド、シャンパンなどの色が存在しています。なお、バーミーズの元祖はアメリカンなので、こちらがより原種に近いバーミーズです。

バーミーズの子猫・成猫の値段や販売価格はいくら?

気品溢れる瞳を持つバーミーズの価格相場はどれくらいなのでしょうか?

子猫 成猫
13万円~30万円 3万円~8万円

バーミーズは一般的な猫に比べても高くありません。13万円からということで、血統などにこだわらなければ比較的手に入りやすい猫種になります。

ただし、この値段はアメリカンバーミーズの金額です。

流通量の少ないヨーロピアンバーミーズはもう少し高くなるかもしれません。また、血統書や猫の状態や血統でも値段がかわります。

特にチャンピオン猫が親の場合は30万円を超える場合があります。チャンピオン猫=素晴らしいバーミーズなので、その遺伝子を持っている猫という理由で高くなります。

猫のバーミーズを購入できるのはブリーダー?キャッテリー?ペットショップ?それとも里親?

それではバーミーズを買う場合、どこがいいのでしょうか?ブリーダー、キャッテリー、ペットショップ、里親、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

ブリーダー キャッテリー ペットショップ 里親
値段 比較的安い 高い 少し高い 無料
アフターサービス 場合によってあり 場合によってあり あり 場合によってあり
手に入るまでの期間 短い 短い 短い 長期間になる可能性有り
生体の質(毛質や体型、病気の有無など) 選ぶ必要あり 選ぶ必要あり ほぼ選べない ほぼ選べない
被毛の色 選べる(予約含む) 選べる(予約含む) 選べる(予約含む) ほぼ選べない

バーミーズを買う場合はブリーダーやキャッテリーがおすすめです。ペットショップや里親で見つけることは難しく、例え見つかっても毛色などはほぼ選べません。

またヨーロピアンバーミーズの場合、国内のブリーダーやキャッテリーでも入手が難しくなります。どうしても欲しい場合は、海外からの輸入も視野にいれておきましょう!

続いて生体の質についてですが、より質の良いバーミーズが欲しい場合にはキャッテリーを利用するのが一番になります。

キャッテリーは血統書管理団体から指定を受けたブリーダーです。

そのため、生体の質はどこにも負けませんが、その分値段も高くなります。ブリーダーかキャッテリーどちかで迷ったら、質か値段どちらを重視するかで判断してくださいね♪

猫のバーミーズはどんな性格?ヨーロピアンとアメリカンタイプは性格は違う?

飼いやすい猫といわれるバーミーズ。オーストラリアではドッグキャットとも言われているそうです。そんなバーミーズの性格とはどんな感じなのか見てみましょう。

  • 温厚で従順
  • 賢く順応性がある
  • 好奇心が強く活発

まさにドッグキャットといった性格ですよね。人によく懐き、どんな状況でも活発で元気にいられる猫種になります。

また、声が小さいのも性格の特徴で、集合住宅でも飼えるのが嬉しいですね♪

なお、ヨーロピアン、アメリカンで性格に差はありません。強いて言うならアメリカンが少し大人しい程度になります。

ただし、個体差レベルの話しなので、バーミーズは活発だと思っておけばよいでしょう。それでは、それぞれの性格について詳しくみていきましょう。

温厚で従順、慈悲深い

バーミーズはとても温厚で従順です。交配に使われた猫がシャムなので、その性格を受け継いでいるのかもしれませんね♪非常によく人間に懐き、甘えるのが大好きな猫になります。

また、家族以外の他人に対しても非常にフレンドリーです。初めての来客にたいしても物怖じすることなく、甘えにいきます。

さらに温厚な性格ということで、子ども相手や新しい猫、先住猫とも仲良くすることが可能です。

そして内面における最大の特徴として、慈悲深いというものがあります。人間やほかの動物に対して思いやりがあり、とても優しい性格をしているんです。まさに犬みたいな猫ですね!

みーちゃん
まるで私みたいな性格じゃない!
教授
たしかにみーちゃんは誰とでも仲良くなれる性格じゃな!

賢く順応性がある

バーミーズは賢く順応性があり、しつけも簡単です。こちらもシャム猫の特性が含まれているもので、特に叱らなくてもちゃんと言うことを聞いてくれます。

また、先住動物が居た場合でもすぐに打ち解けられますし、逆に、あとから動物が増えたとしても先輩として面倒をみてくれるんです!

家のルールなんかも教えてあげるので、しつけが楽で助かります!

さらにその順応性の高さから、引越しにも向いているといわれています。部屋の広さや環境が変わっても大丈夫というのは素晴らしい性格ですよね♪

好奇心が強く活発

バーミーズは好奇心が強く活発な性格です。こちらもシャム猫から引き継がれた性格で、探検や観察などが大好き!また、活発さから戸棚の上に入り込んで、埃だらけになったりします。

しっかりしつけをすれば入っていい場所とダメな場所を認識するので、小さいうちから言いつけておきましょう。賢いので、ちゃんと理解してくれますよ!

なお、運動量が多いので、キャットタワーなどを設置してあげてください。運動不足を解消してくれるだけでなく、ストレス発散にもなります。

バーミーズの毛色にはどんなものがある?人気のカラーを画像でチェック!

ヨーロピアンバーミーズ、アメリカンバーミーズどちらも数多くの色が存在しており、とてもバラエティ豊かです。そうなると、どんなバーミーズを飼うか迷ってしまいますよね。

そこで人気の色を写真+簡単な解説、ヨーロピアンかアメリカンどちらにある色なのかを添えて紹介していきたいと思います!自分好みのバーミーズを見つけてください!

なおバーミーズには猫の代表ともいえる毛色、ブラックが存在していません。

代わりにマンダレイというバーミーズの黒猫種が存在しています。どうしてもバーミーズの黒が欲しいという人はマンダレイを飼ってくださいね♪

※掲載している写真はそれぞれに撮影環境が違うため、名前と色が相違している場合もあります。

ブラウン

バーミーズといえばブラウンです。人気となっているのもブラウンカラーで、アメリカン、ヨーロピアン問わず存在している毛色になります。

元となったメス猫ウォンマウがブラウンカラーだったので正にバーミーズカラーですね♪

レッド

ブラウンの次に人気となるのがレッドカラーです。こちらはヨーロピアンバーミーズにのみ存在している毛色で、アメリカンバーミーズでは認められていません。

日本人としても馴染み深いカラーなので、親近感がわきますよね♪

プラチナダイリュート

こちらも人気となっているプラチナダイリュートのバーミーズです。アメリカンバーミーズにのみ認められている毛色で、ヨーロピアンバーニーズの場合は雑種になります。

ダイリュートとは色素が薄いという意味です。プラチナダイリュートの場合は白にグレーのポイントを持っている猫の、色が薄いバージョンになります。

ブルー

次に紹介するのはブルーです。こちらはヨーロピアン、アメリカン共に認められている色で、良く見かけるタイプのバーミーズとなっています。

金色の瞳にブルーの体色はまさに高貴といった風貌ですよね♪

ライラック

ライラックはブルーとよくにた毛色なのですが、実はチョコレート系に属する色になります。チョコレートをより薄くすることで、薄紫の猫が生まれるそうですよ♪

こちらはヨーロピアンバーミーズのみの色となっています。

クリーム

クリームはレッドの色が薄いバージョンで、ヨーロピアンバーミーズでのみ認められているカラーになります。

日本猫にもよくいるカラーなので、クリームも親近感があっていいですよね♪

シャンパン

ゴールドがかった毛色のシャンパンはアメリカンバーミーズの代表的な色です。ほかの猫ではあまり見ない色なので、珍しいもの好きの人には最適かもしれません!

トーティ

トーティというのは赤系と黒系統の色が混じった柄のことを言います。別名トータスシェルで亀の甲羅からとられたようです。

バーミーズではヨーロピアンにのみ認められています。

バーミーズの特徴や、シャム猫、アビシニアンとの違いはこれ!

バーミーズにはシャム猫アビシニアンという良く似た猫が存在しています。そこで見分ける方法をまとめてみました!参考にしてみてください。

種類 バーミーズ シャム猫 アビシニアン
姿
瞳の色 ゴールド・イエロー ブルー ゴールド・ヘーゼル・グリーンなど
体型 コビー・セミフォーリン オリエンタル フォーリン
被毛 ショート・シングルコート ショート・シングルコート ショート・ダブルコート
模様 ポインテッド ポインテッド タビー

歴史的にみてもバーミーズとシャム猫は良く似ている種類になります。上述しているとおりバーミーズの育種にはシャム猫が使われているので、遺伝子的に近いんです。

では、どこが違うのかといえば体型と瞳の色です。

体型の場合バーミーズは筋肉質なコビーかセミフォーリンで、シャム猫はスマートなオリエンタル。瞳の色の場合はバーミーズが金かイエローのみで、シャムネコは青のみとなります。

続いてバーミーズとアビシニアンの違いですが、模様で判断するのが簡単です。バーミーズはポインテッドで体の先端部分の色が濃く、アビシニアンは縞々模様のタビーになっています。

また体型も違うのですがどちらも筋肉質な体型なので、よほどの猫好きでないと判別ができません。特に子猫の頃はかなり似ているので、判別はほぼ不可能といっていいでしょう。

バーミーズの平均体重と平均寿命はこれくらい!

バーミーズはコビーとセミフォーリンという筋肉質な体型です。それでは、一体どれくらいの重さになるのでしょうか?気になる平均寿命も合わせて見てみましょう。

平均体重

バーミーズは中型の猫ですが筋肉質な体型をしており、一般的な猫より少し重めです。オスとメスの平均体重を分けて見てみます。

オス メス
4kg~6kg 3kg~4.5kg

やはり筋肉がある分、少し重めといった感じになります。

なお、この体重はアメリカンバーミーズのもので、ヨーロピアンバーミーズの場合はさらに1kgプラスとなります。大型に近い猫種と思ってください。

また、これはあくまで平均値なので個体差や生活環境でさらに大きくなることがあります。大きい猫が苦手な人は注意してくださいね!

ニシ教授
ちなみに最大のイエネコと呼ばれるメインクーンが9kgじゃ!

平均寿命

続いてバーミーズの平均寿命についてみてみましょう!

平均寿命:13歳~15歳

平均寿命13歳から15歳ということで、一般的な猫とそう変わりません。なお、こちらは平均体重と違って、アメリカンバーミーズ、ヨーロピアンバーミーズどちらも同じ平均寿命になります。

バーミーズと上手に付き合うための飼い方のポイントは?

バーミーズはとても飼いやすい猫で大きな注意点というのはありませんが、上手に飼うポイントがあります。そのポイントとはどんなものでしょうか?

  • 適度なブラッシング
  • しっかりと運動をさせる
  • 長時間一人にしない

バーミーズを飼うポイントの1つ目は適度なブラッシングです。

短毛種でありシングルコートなので、1日に何度も必要というわけではありません。しかし、毛の密集率が高い猫種なので3日に1度くらいの頻度でブラッシングが必要になります。

2つ目のポイントはしっかりと運動させるです。

バーミーズは活発な性格をしており、動き回るのが大好き!運動が出来ないとストレスを感じてしまいます。キャットタワーやおもちゃなどを使って運動させるとよいですね。

また、一緒に遊ぶことで絆が深まるので、スキンシップやコミュニケーションを兼ねて一緒に運動するのもオススメです。

ニシ教授
一緒に遊ぶ時間が多いとそれだけ仲良くなるのは、猫も人間も一緒なんじゃ!

3つ目のポイントは長時間孤独にさせないことです。バーミーズは寂しがり屋で甘えん坊です。そのため長時間の留守にはストレスを感じてしまいます。

しかし、ずっと家に居るというわけにはいきませんよね。そこで、多頭飼いをおすすめします。孤独にならないことでバーミーズは寂しさを感じず楽しく留守番をすることができます。

バーミーズを飼うのに向いている人はこんな人!

それでは最後にバーミーズを飼うのに向いている人を紹介したいと思います。

  • 猫を構うのが好きな人
  • 広い部屋に住んでいる人
  • 先住動物が居る or 多頭飼いしたい人

バーミーズは甘えん坊な猫種なので、猫を構うのが好きな人は最高の飼い主です。バーミーズは構えば構うだけ懐くので、正にwin-winの関係になります。

また、広い部屋に住んでいる人もバーミーズを飼うのに向いている人です。バーミーズは活発な猫なので、よく走り回ります!

そのため部屋が狭いと事故や思わぬアクシデントを起すかもしれません。

特に子猫の間は小さなケガも重大なトラブルになります。広いスペースを保てるのなら、その分問題も少なくなるでしょう。

みーちゃん
わたしも小さい頃はよくやんちゃしたものだわ!
ニシ教授
いや~、それは今も変わらんような…

最後の飼うのに向いている人は、先住動物が居る or 多頭飼いしたい人です。これは上でも紹介したように、留守の間にバーミーズが寂しくならなというのが理由です。

一緒に飼うのはバーミーズ同士でも良いですし、遊ぶのが好きなほかの猫種でも構いません。

もちろん犬でも問題なく遊べますよ♪体格が大きく違わない場合なら、だいたいの動物と仲良く遊ぶことができます。

まとめ

バーミーズは手触りも良く性格も良い素敵な猫です。アメリカンバーミーズ、ヨーロピアンバーミーズそれぞれに毛色は違うのですが、どちらも飼いやすいのが良いですよね!

日本ではあまり有名ではないバーミーズですが、欧州では定番中の定番猫です。いずれ日本でも人気になるのは間違いありません。

ブームが来て欲しくなった時のために今から色々調べておくのもいいかもしれませんね♪

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